株式会社 岩瀬運輸機工

岩瀬運輸機工は、超精密重量機器の特殊輸送・搬入・据付業者として
輸送の提案・改善・開発に取り組む国際的物流事業者です。

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トレーラー火災の未然防止


本ブログでは度々、安全運転と事故防止策について注意喚起するエントリーを投稿しています。今回は、事故のうちでも「トレーラー火災」についてお話ししたいと思います。

トレーラー火災とは

路上でトレーラーが火災になると、物流の停滞や社会インフラに大きな影響を与えるだけでなく、多くの命を危険にさらすことになります。トレーラー火災の原因の85%はブレーキが原因で発生しています。近年3年間で82件ものブレーキ引きずりによる火災が報告されており、車両1万台あたりの火災発生台数では、トレーラーでの火災発生台数は大型トラックと比較すると、約5倍もの発生率です。また、トレーラー火災の原因の内訳として、スプリング・ブレーキ・チャンバのエア漏れと、リレー・エマージェンシー・バルブの不具合が約7割を占めています。

これを踏まえ、国土交通省では、トレーラー火災の原因の約はんすうを占めるスプリング・ブレーキ・チャンバのエア漏れを例に、火災がどのようにして起こるのか、検証実験を行うとともに、火災を未然に防止するための注意事項を発表しました。

トレーラー火災を未然に防止する方法

火災が起こることを未然に防止するためには、日々の点検や整備が大切です。

まずは、日常の点検を確実に行うことです。特に、スプリング・ブレーキ・チャンバの不良、例えばエア漏れ、戻り不良、内部のスプリングのサビや損傷がないかどうかのチェックを念入りに行いましょう。さらに、ゴミや気温の低下による水分の凍結などでバルブが詰まることによってピストンの固着などの機能不全が、リレー・エマージェンシー・バルブに起こっていないかどうかにも注意することが重要です。

冬期においては、以下3点のブレーキ機器の点検整備を徹底しましょう。

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  1. エア・タンク内の水分があるかどうか確認し、もしあった場合には水分を除去すること。エア・タンクから多量の水分が排出されるときは、エア・ドライヤーの機能が低下している可能性があることも考慮しましょう。(※エアタンク内に凝水がないことの確認は、法定で定められた点検項目です。)
  2. エア・ドライヤの点検、及び整備をすること。ブレーキ用エアに含まれる水分は、ブレーキ機器の潤滑油を洗い流して作動を妨げ、冬期においては凍結して作動不良になる危険性があります。これらの問題を解決するためトラクタにエア・ドライヤが装着されていますが、性能を維持するためには定期的な点検整備が必要です。乾燥剤やフィルターなどは定期的に交換しましょう。
  3. リレー・エマージェンシ・バルブはトラクタから送られたブレーキ用エアをコントロールし、トレーラ各輪のブレーキを作動させる重要な機能を有しています。ブレーキ用エアに水分や埃が含まれているとブレーキ機器の作動を妨げ、さらに凍結すると作動不良となり危険な状態になります。そのため、冬期に入る前には必ず凍結防止のため点検、整備を行い、リレー・エマージェンシー・バルブ内の水分があるかどうかも確認し、もしあった場合には水分を除去すること。

次に、トレーラー製作者の整備要領などに従い、劣化しやすいゴム部分などの定期交換を行うなど、日常点検に加えた点検整備を確実に行いましょう。

そして実際に運行する前には、駐車ブレーキが確実に解除されていることを確認しましょう。トレーラーのブレーキの引きずりは、運転中に感知することが困難です。必ず注射ブレーキが解除されていることを確認することで、ブレーキの引きずりを未然に防止することが重要です。

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どんなに日常点検や整備、確認を行っていても万が一火災が発生してしまった際には、速やかに路肩などに停車し、ドライバーや同乗者は安全な場所に待避して被害が拡大しないよう努めましょう。走行中、ドライバーや同乗者からは火の手が見えなくても、停車直後に激しく発火する場合があります。その場合には、速やかに消防機関にご連絡ください。

火災のみならず、すべての事故は日々の点検、整備によって未然に防ぐことが大切です。毎日の意識を大切に、安全な運転を心がけましょう。

引用参考 トレーラ火災の未然防止に関する注意事項の周知について


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