株式会社 岩瀬運輸機工

岩瀬運輸機工は、超精密重量機器の特殊輸送・搬入・据付業者として
輸送の提案・改善・開発に取り組む国際的物流事業者です。

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安全輸送のための 積付け作業・固縛作業


荷役作業時の墜落、転落災害

貨物自動車運送事業における死傷者事故は、墜落や落下によるものが3割も占める原因となっています。鋼材輸送などにおいては、お客様(発側)では作業台や固縛施設などの安全設備が整備されてきているが、お客様(着側)においては、十分な配備がされていない状況にあります。ドライバーの積付け技能や固縛技術をさらに向上させ、車両からの転落や墜落の防止を図るとともに、お客様との定期的なパートナーシップ会議などを通じて安全設備などの設置を推進し、自己の撲滅に取り組む必要があります。

積付けや固縛、シート掛け時の事故

荷台において、製品や車乗備品との接触、つまずき、滑り(特に雨天時)、強風の煽りによる転倒、転落事故が起こりやすくなっています。車上での後ずさりや、不安定な作業姿勢も事故につながる原因です。積付け、積卸における作業台の不備による車上から転落する事故も報告されています。ワイヤー、台木やシートなどの積付材料の路上落下、乗り上げによる交通事故や、手抜き作業や指定材料使用義務などの固縛基準違反による製品の落下自己、および慣れによる事故も起こっています。車上でシーツを折りたたむ作業をしている最中、突風に煽られて車上より転落したり、需要家構内でパイプを取卸中、荷崩れにより玉掛補助のドライバーが重大な災害に巻き込まれてしまったケースもあります。固縛基準違反および積み付けの不備によって製品が落下した事故、他の車両の落下物により当方のトラクターのフロントガラスが損傷した事故も起こっています。積荷関連の事故については以前の記事「健康起因・ 過積載・飲酒の事故」をご参照ください。
固縛基準については、公益社団法人全日本トラック協会が作成した「鋼材積付け・安全輸送マニュアル」や「積荷企業」が制定した基準を遵守しなければなりません。

積付けや固縛、シート掛け時の事故を防止するポイント

定例訓練計画によって、固縛基準教育を二重、三重にもわたって実施します。走行中にシートが膨らんだり、剥がれないように十分固縛します。もちろんシートの不良による濡損事故に注意してください。荷締機は補助ワイヤーや「環」を利用し荷台フックに直接使用してはいけません。車上で、荷台の外側に背中を向ける作業は大変危険ですので、厳禁です。荷締機は「押し締め」が鉄則です。また、シートを伸ばし広げるときは、危険を回避するために可能な限り地上で作業を行うようにしてください。昇降設備、作業台、ハシゴなどの安全設備が設置されている場合は、必ず利用してください。安全な作業姿勢が取れるように、固縛材料および荷台上の整理整頓、清掃をして清潔に保つことを徹底しましょう。荷締機、ワイヤーなどの定期点検と管理状況の可視化と記録をとり、基準に従って交換や修理を行ってください。運転の途中休憩するときは、車両点検(一回り点検)とともに、積荷の点検を行います。

ドライバーの「積荷落下防止責任」

鉄鋼製品などの重量物には、集中荷重偏荷重になる製品も多く、積込者に対して具体的に積載位置を指示することが重要です。車両後方への製品の積み付けは、連結車両ではジャックナイフ現象を起こす可能性があり、プロドライバーとして積み付けの指導と監督が大切になってきます。車両は積荷の力が荷台の中心(積荷中心=積荷の総合重心位置)に働くように設計されているため、中心位置に積み付け、安全走行を実施してください。
道路交通法第75条の10では、積み付けが完了した後の「積荷落下防止責任」は、ドライバーが責任者となるよう定められています。
引用参照 鋼材等重量物輸送に携わるプロ運転者・管理者用ガイドブック 改訂版


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