株式会社 岩瀬運輸機工

岩瀬運輸機工は、超精密重量機器の特殊輸送・搬入・据付業者として
輸送の提案・改善・開発に取り組む国際的物流事業者です。

電話番号

Japanese
English

管理者ができる、過労運転の防止法 その2


前回は、点呼を生かした過労運転の防止法をご紹介いたしましたが、今回は過労運転を防止するための余裕を持った運行計画を作成することの重要性についてお話しいたします。

自動車運転者の労働時間等の改善のための基準

まずは、労働省から決められている、労働時間の基準と特例に必ず遵守した運行計画を作成することが必要です。

基本の拘束時間は、1ヶ月293時間以内、1日原則13時間以内、最大で16時間以内です。15時間を超える労働は、1週間に2回までとされています。特例的に、1ヶ月につき320時間まで労働時間を延長することができます。もしも労使協定がある場合は、1年のうち6ヶ月までは1年間につき3,516時間(規定の293時間×12ヶ月)を超えない範囲であれば、労働時間を延長できます。2人乗務の場合は、1日に最大20時間まで労働時間を延長できます。隔日勤務においては、2暦日に21時間以内なら延長が可能です。もしもフェリーに乗船する場合には、乗船時間のうち2時間までを拘束時間として換算します。

d978c1b9a7245a199c6b7f2c9e019a62_s

基本の休息時間は、1日連続8時間以上で、ドライバーの居住地での休息時間がそれ以外の場所での休息よりも長くなるように配慮するよう気をつけてください。もしも業務の必要上、勤務の終了後継続した8時間以上の休息期間を与えることが困難な場合には、当分の間、一定期間(原則として2週間から4週間程度)における全勤務回数の2分の1の回数を限度として、休息期間を拘束時間の途中または拘束時間の経過直後に分割して与えることができます。この場合、分割された休息期間は、1日において1回当たり継続4時間以上、合計10時間以上としてください。2人乗務の場合は、一人当たりの休息時間を4時間まで短縮できます。隔日勤務の場合は、連続で20時間以上の休息時間を確保してください。フェリーに乗船する場合には、拘束時間の2時間を減らした時間を休息期間とします。休日は、休息時間+24時間を原則とし、30時間を下回らないことが定められています。

運転時間は、2日平均で1日当たり9時間以内、2週間平均で1週間当たり44時間以内、連続運転時間は4時間以内に収めるようにしてください。運転を中断した際には1回連続で10分以上、かつ合計30分以上の休憩を必要とします。もしも休日労働が発生する場合には、2週間に1回に留めてください。

これらの改善基準告知を違反した運行計画を作成し、実施した場合は、行政処分の対象となります。

余裕のある運行計画を

2e8c53fd538043284e6b92e4f1c800ff_s

渋滞や天候不良により道路事情が悪化し速度が低下した場合や、交通規制によって運転時間が店長した場合など、予定外の手持ち時間の発生する状況を見込んだ、余裕のある運行計画を作成することが必要です。余裕のない無理な運行計画を実施すると、不測の事態にドライバーの休憩や睡眠時間にしわ寄せが生じ、やむをえず睡眠を分割したり、まとまった休憩時間が取れないまま次の輸送に移るなどの事態を招きます。労働時間、休息期間、休憩時間等に配慮し、ドライバーの増員や交替要員の確保などもあわせて努めていくことが必要です。ドライバーから申し出があった場合、眠気やだるさなどで安全な運転をすることができない恐れがあれば、無理をさせないように運行を一旦中止しましょう。また、このような申し出ができる連絡体制を構築することが大切です。

ドライバーに対する指導

グループ討議などの教育体制を導入し、ドライバー全員が討議を通じて自分の運転の安全性について認識を深めるよう誘導しましょう。ドライバー自身も、過労運転の予防策などについて認識し、実施するような指導を行いましょう。

 

引用参考 トラック輸送の過労運転防止対策マニュアル


ISO9001 認証取得 グリーン経営 認証 交通エコモ財団 Gマーク(安全性優良事業所)認証取得 運搬ブログ