株式会社 岩瀬運輸機工

岩瀬運輸機工は、超精密重量機器の特殊輸送・搬入・据付業者として
輸送の提案・改善・開発に取り組む国際的物流事業者です。

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重量物輸送における坂道やカーブでの事故防止対策


重量物輸送の車両は、様々な形状の道路において事故の発生頻度が上がります。特に、交差点での事故の発生率が高いですが、カーブや坂で起こる事故も発生率が高いです。事故の原因は交差点における製品落下事故と同様に、車両総重量の重さや加速度、それに加えて遠心力の変化や連結者の特性などに対する認識不足に起因するケースが多く見られます。連結車両はホイルベースが長く、トレーラー後部が対向車線へはみ出す危険性を含んでいます。また、S字カーブ、連続カーブ走行、進路変更時などで揺り返しが生じ、横転したり道逸脱する事故が発生しています。

右カーブ

首都高速道路などでも大型車の横転事故が多発しています。カーブ手前からの減速が不十分であったことにより、左路外へ逸脱してしまった事故や、左ガードレールや路肩に脱輪したり激突し、横転事故に発展した例もあります。右カーブでは対向車線の方が広く見え、視線が右側に向きやすいため、センターラインをはみ出してしまう事故が起こりやすいです。急カーブの場合、傾斜路面地帯で前方走確認物と接触し、横転してしまう事故に繋がります。

右カーブでの事故を防止するポイント

カーブの手前で十分に減速し、カーブの途中ではブレーキ操作を行わないようにします。カーブの途中での急ブレーキや急ハンドルは、スリップ事故やジャックナイフ現象が発生する可能性が非常に高くなります。ハンドルとブレーキの同一操作は絶対に避けるようにしてください。見通しの悪いカーブでは、道路先の対向車や駐車車両に十分注意して減速運転を心がけましょう。連結車は、内輪差によりトレーラー後部(ポール後部)が道路の内側に寄ってしまいます。接触に十分注意してセンターラインを確認しながら、近づき過ぎないように運転してください。

左カーブ

右カーブ同様、減速が不十分なことで右路外へ逸脱する可能性や、右ガードレールに激突する事故が起こりやすいです。ホイルベースが長い車両は、オーバーハングが大きく車両後部が対向車線にはみ出す事故が発生する可能性が高いです。左カーブでは、車幅が対向車線に近づきすぎたために接触する事故や、カーブ角度の小さい場所での接触や横転事故も多発しています。対向車線に突入してしまい、相手車両を大破し積荷が散乱するような重大事故も起こっています。
左カーブでの事故を防止するポイントは、基本的には右カーブでの事故防止ポイントと同じですが、特に夜間や山間部などの見通しの悪い道路では、対向車に十分に注意して減速してください。

下り坂

下り坂では、重量物輸送車両はスピードが加速しやすいため、前車との車間距離を長めに取るとともに、スピードのコントロールが重要になります。長い下り坂でフットブレーキを多用すると、フェード現象やベーパー・ロック現象が生じ、重大事故を発生させた事例が多数あります。
フェード現象とは、下り坂などでフットブレーキを過度に使いすぎた時、ブレーキライニングが加熱してしまい、摩擦力が急激に減少してブレーキの効きが悪くなる現象です。
ベーパー・ロック現象とは、こちらも下り坂などでフットブレーキを過度に使いすぎた時に起こる現象で、ブレーキドラムやブレーキライニングが過熱し、その熱がブレーキ液に伝わり、ブレーキ液が沸点を超えると(通常200度前後)気化し気泡が発生して、ブレーキを踏んでも圧力が伝わらず、ブレーキが効かなくなる現象です。
下り坂は、カーブや路面が濡れていたり積雪の場合と同様に、ブレーキ操作を慎重に行うとともに、急な坂をエンジン・ブレーキで十分安全が確保できる安全な速度を厳守しなくてはなりません。

下り坂にさしかった時には、シフトダウンをしてできる限りエンジン・ブレーキや排気ブレーキを使用して加速をあらかじめ防止します。坂を下り終えた後は、排気ブレーキを切り、他のブレーキ装置にも異常が内科を必ず確認して走行してください。急坂路の曲線部手前でフットブレーキを使用し、曲線路部ではブレーキ操作をしない。原則、坂道駐車は厳禁です。万が一の駐車時にはエンジンを切り、駐車ブレーキを確実に引いて、輪止めを確実に行ってください。

 

 

引用参照 鋼材等重量物輸送に携わるプロ運転者・管理者用ガイドブック 改訂版


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