日々たくさんの車両が街を走っています。
環境に配慮した車はどのくらいの数でしょうか。
最近ではエコカーなども珍しくなくなっていますね。
個人でも企業でも、環境問題は常に身近な話題です。
エコドライブへの取り組みは年々活性化しているのです。
「新・環境行動基本計画」
各運送業界は、このような基本計画に則ってエコドライブへの取り組みを行っています。
トラック運送事業者の取り組み原則
新・環境基本行動計画の基本行動指針
トラック運送事業者ならびに各関係団体は、社会との共生を図りつつ、トラック運送業界の持続的発展を目指すため、業界の自主的な取り組みである「新・環境基本行動計画」を積極的に推進するとともに、地域環境保全トラック輸送に係るあらゆる環境負荷の低減に努めます。
また、地球環境を守るために、トラック運送業界は10の環境対策に取り組みます。
10の対策基本指針
①エコドライブの普及促進
エコドライブの重要性を認識し、エコドライブの徹底および燃料管理手法の確立により、全ての車両の燃費改善に努めます。
②アイドリング・ストップの徹底
アイドリング・ストップの励行を徹底します。
③先進環境対応車の導入促進
車齢の高いディーゼル車を中心として、先進環境対応車への代替えに努めます。
④輸送効率化の推進
一層の輸送効率向上を図るため、実車率および積載率の向上に努めるとともに、共同輸配送、車両の大型化および情報化などを積極的に推進します。
⑤ 騒音の低減
地域環境に配慮し、騒音の少ない運転を励行するなどにより騒音の低減に努めます。
⑥ 廃棄物の適正処理およびリサイクルの推進
使用済み車両資材および点検整備等で生じる廃棄物などの適正処理やリサイクルに努めます。また、輸送用梱包資材などの繰り返し利用(リユース)とリサイクル化の推進に努めます。
⑦ 環境啓発活動の推進
「新・環境基本行動計画」の周知徹底を図るとともに、内外へ向けてトラック運送業界における環境負荷低減に 向けた取り組みへの理解を求めます。また、各トラック 運送事業者は、環境を重視した企業理念の徹底を図ります。
⑧ 国等への協力要請
「新・環境基本行動計画」の推進と実効性を高めるため、環境負荷低減に向けた政策提言や関係各機関への要 望活動を積極的に推進します。
⑨ カーボン・オフセットの活用
カーボン・オフセット制度を有効に活用します。
⑩ 関係行政機関および団体との協調
関係行政機関および団体による各種環境対策の枠組みに積極的に参加し、国や関連団体との協調を図ります。
以上が10の環境対策です。
社会に、環境に、きちんと配慮せれていることがわかりますね。
また、対策ごとに細かく具体的に指示されています。
エコドライブの普及促進
【基本指針】
【具体的な取り組み】
トラック運送事業者やドライバーを対象に、エコドライブ講習会の開催と受講を促進します。
トラックドライバー向け、およびトラック運送事業者向けの各種マニュアルを作成、配布します。
都道府県トラック協会が独自に実施しているグリーンエコプロジェクトなど、継続的なエコドライブを推進・支援するプログラムの導入および参加を促進します。
エコドライブを計画的かつ継続的に実施し、その運行状況について客観的評価や指導を一体的に行うEMS(エコドライブ・マネジメント・システム)関連機器の普及促進を図ります。
「エコドライブ実施中」のステッカーを貼付し、エコドライブの実践に努めます。
一部のみの紹介でしたが、この他にも具体的な対策はたくさん存在しています。
環境問題は、全ての人の問題です。
企業はもちろん、個人としてもエコドライブへの取り組みを実施していきましょう。
引用参考 エコドライブ促進マニュアル