トレーラーの点検を行いましょう。
点検のポイントを適切に確認していきましょう。
「重量物輸送」車両は点検整備を適切に実施し、整備不良に起因する事故ならびに配達遅延等の防止に努めなければなりません。
日常点検
・点検方法……連結車両は、連結状態で実施
・点検内容……以下の通り
△印は、メーカー指定点検項目
※印の点検は、トレーラの走行距離や運行時の状態等から判断した適切な時期に行えばよいものを示しています。
ブレーキ(制動装置)
△漏れはないか。
△エア漏れ及び亀裂、損傷はないか。
△キャブ内トレーラ用ABSウォーニング・ランプの点灯、消灯に異常はないか。
車輪(走行装置)
△取付状態に異常はないか。
付近にさび汁が出た痕跡はないか。
ホイール・ナットから突き出しているホイール・ボルトの長さに不揃いはないか。
連結状態(連結装置)
△連結状態に異常はないか。漏れ、損傷はないか。
△連結状態に異常はないか。漏れ、損傷はないか。
△連結状態に異常はないか。損傷はないか。
△連結状態に異常はないか。損傷はないか。
その他
△作動に異常はないか、内筒の格納状態に異常はないか。
操作ハンドルは正規の位置に格納されているか。
△搭載状態に異常はないか。
△当該箇所に異常はないか。
平成25年度の事業用貨物自動車(トラック)の人身事故件数は、22,462件と平成23年から3年連続で減少、死者数は376名と昨年より29名減少しています。
また、飲酒運転は100件と平成19年から7年連続で減少しています。
トラック
追突事故が最も多く、全体の約半数を占めます。
死亡事故では、歩行者等の横断中に発生した事故や追突事故によるものが多く、追突事故については夜間の発生が過半数以上です。
ハイタク
出会い頭が最も多いです。
また、空車時の事故が全体の約3/4です。
死亡事故では、路上寝込み者等の轢過が他業態と比較し多いです。
バス
車内事故が最も多く、過半数以上が高齢者です。
事故を防ぐために、日々の点検や安全運転を心がけることは非常に重要です。
そして同じように、過去の事例を確認することも重要です。
過去の事故の事例には、不注意などではなく、想像しにくい場所や状況、レアなケースで起こってしまった内容もあります。
そういった事例をきちんと確認することで、ドライバーの皆さんの安全運転の意識が高まるとともに、その事例を減らすきっかけのひとつになるのです。
引用参考 鉄材等重量物輸送に携わるプロ運転者・管理者用ガイドブック