株式会社 岩瀬運輸機工

岩瀬運輸機工は、超精密重量機器の特殊輸送・搬入・据付業者として
輸送の提案・改善・開発に取り組む国際的物流事業者です。

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都市の再開発と交通課題解消




目次


5月22日に東京スカイツリーが開業10周年を迎えます。

 

東京スカイツリーは高さ634mを誇る世界一高い自立式電波塔として2012年に開業しました。地デジ放送を届けている他、落雷のデータを蓄積したり温室ガス濃度を計測したりと最先端の科学研究の拠点としての役割も担っています。

 

またスカイツリーを中心にその周辺には、商業施設やオフィス施設、水族館やドームシアターが併設されています。商業・文化・教育など様々な機能を備えた「東京スカイツリータウン」は下町の新たな街づくりに貢献しています。

 

開業10周年を記念して様々な催しものが企画されています。
ぜひ東京スカイツリーに遊びに行ってみてはいかがでしょうか。

 

 

さて今回は、近年至る所で進んでいる街の再開発とその周辺で発生する交通問題について紹介します。再開発とは市街地再開発事業のことを指します。
市街地再開発事業は、不足している道路・公園などの公共施設を計画的に整備するとともに、良好な生活環境を備えた都市型住宅の供給や、業務施設の近代化を図るなど、安全かつ快適な生活空間を創出する総合的なまちづくりを行うものです。(東京都都市整備局より引用)

 

<275地区の市街地再開発事業>

東京都では、令和3年10月31日現在で275地区での事業地区数があり、そのうち43地区が事業中になっています。

 

再開発が急速に進んでいる背景には、2020年の東京オリンピック開催に伴い都市の設備が加速したことや、台風・地震などの自然災害から守る強い都市をつくるためなどがあります。

 

<進化した街並みの例>

・立川

かつて立川駅周辺に広がっていた「立川飛行場」は1970年代まで米軍基地として使用されていました。駅前の再開発によりこの跡地に大型商業施設やデパートが続々と開業。そして2020年4月に、残されていた駅北側の約3.9ヘクタールの広大な空き地に、大型複合施設「GREEN SPRINGS」がオープンしました。

 

国営昭和記念公園が隣接されています。施設内には店舗や飲食店の他に、保育園やオフィス、ホテル、ミュージアムまで、ひとつの街のような大型商業施設です。

 

地産地消を意識し、建物には多摩産の木材が多く使用されている他、池や木々など自然界の生態系を守り共生したまちづくりが行われています。

 

GREEN SPRINGS公式サイトより引用

 

・梅田

JR大阪駅の北側地区「うめきた」もまた近年大規模な再開発が進んでいるエリアです。

うめきたには梅田貨物駅という西の物流拠点として138年間活躍した貨物駅がありました。国鉄民営化をきっかけに吹田市へ移転しました。移転後に残った広大な土地を活用するため、2004年に「大阪駅北地区まちづくり基本計画」が決定し、現在の大規模な都市開発である「うめきた1期・2期」がスタートしました。

 

うめきた1期は「グランフロント大阪」として2013年に開業。商業施設、オフィス、ホテル、さらには分譲住宅と全4棟の高層ビルが建ち並んでいます。

 

現在事業進行中のうめきた2期は、“「みどり」と「イノベーション」の融合拠点”を目指す街づくりがされています。広大な土地の半分である4.5ヘクタールを都市公園にし、緑豊かな自然を感じられる憩いの空間の創造を目指しています。

 

(仮称)うめきた2期地区開発事業プレスリリースより引用

 

<再開発で変わった交通環境>

街の再開発は交通機関にも大きな影響をもたらします。
今回は東京都世田谷区下北沢エリアの再開発から、道路の整備と線路の地下化を例に見ていきます。

 

小田急電鉄では快適な輸送サービスを実現するために、東北沢―和泉多摩川間において複々線化事業が進められてきました。

複々線とは上下線が対になっている複線軌道が2組敷設された線路のことで、特急、急行と各駅停車を同じ方向に並んで走らせることができます。

複々線完成により、朝のラッシュピーク時間帯に列車の増発が可能となり、混雑が緩和したほか、各駅停車と急行などの優等列車が別々の線路を走ることにより、所要時間が短縮されるようになりました。

 

また東京都が推進する連続立体交差事業も実施しています。連続立体交差事業とは市街地において道路と交差している鉄道を一定区間連続して高架化又は地下化することで立体化を行い、多数の踏切の除却や新設交差道路との立体交差を一挙に実現する都市計画事業です。(東京都建設局より引用)

 

都内には、約1,050箇所に踏切があり、道路交通円滑化の大きな妨げになっています。実際に下北沢にも1時間のうち40分は遮断機が下がる「開かずの踏切」が存在し、交通渋滞の原因となっていました。鉄道が立体化されたことにより踏切がなくなり、交通渋滞の緩和、鉄道と道路の安全性が向上しました。緊急時における消防・医療活動も円滑に機能します。

 

 

<まとめ>

都市の再開発は住みやすいまちづくりの構築だけでなく、鉄道によって隔てられていた市街地の一体化や駅周辺の整備する役割があります。

 

再開発に伴い交通環境が整備され、商業施設に巨大駐輪場が併設するケースも増えています。これにより放置自転車や違法駐輪の減少が期待できます。

 

現在再開発中の地域がどのように変化するのか、気になったらぜひ調べてみてくださいね。

 

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