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エンジンオイル・日常管理

  • 2015年5月13日
  • 読了時間: 4分

日常の点検・整備の良し悪しが燃料消費や排出ガスの減少に影響します。 粗悪な軽油(不正軽油)を使用すると排出ガスだけでなく、トラックやトレーラのエンジンやその他の装置に悪影響をおよぼす恐れがあります。 エンジンオイルは、環境面においても安全面においても重要なのです。  

エンジンオイルの管理

エンジンオイルの定期的な交換

エンジンオイルの劣化は、汚損、酸化、添加剤消耗の3つに分けられます。 長時間の使用によるこれらの劣化が、エンジン性能に悪影響を与えることになります。 このため走行距離などに応じて適切なエンジンオイルの交換が必要となります。 エンジンオイルを寿命以上に長く使うと、エンジンオイルの粘度が高くなり、エンジンを傷めるだけでなく燃費も3 〜5%悪くなります。 交換予定距離や交換予定日を運転席にテープなどを貼って明示するとともに、ドライバーにもその交換時期に達した時点で確実に整備管理者などに報告するようにしましょう。 きちんと交換することにより、環境面はもちろん、トラックやトレーラの安全は守られるのです。  

エンジンオイルの規格

エンジンオイルの規格は、JASO分類によるものと、従来からのAPI分類によるものの2 つがあります。  

エンジンオイルの交換時期

JASO区分のエンジンオイルは、利用目的に応じて規格が制定されているため、規格間の比較はできません。 基油が鉱物油よりも合成油の方が一段と長寿命(ロングドレイン)になっています。 API 区分では、CD 級よりCF 級とグレードが上がるほど交換時期が長くなります。 実際に使用する車両の月間走行距離や一般道路と高速道路の走行割合などを勘案して使用するエンジンオイルを決めると良いでしょう。

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エンジンオイルの選択

マルチグレードエンジンオイル(高性能油)の使用

エンジンオイルは粘度が低いほど燃費が良くなり、粘度が高い程燃費は悪くなります。 また、粘度の低いエンジンオイルほどリング摩耗、メタル焼付、摩耗損失が早く始まるといわれています。 この相反するオイルの性能を同時に満足させるのが“マルチグレードエンジンオイル”で、低温では粘度が低く、高温では粘度が高いという特性を持っています。 マルチグレードエンジンオイルは、広い温度範囲で使用が可能です。 したがって、季節で使い分ける必要はなく、さらに始動性に優れており燃費改善効果も期待できます。 マルチグレードエンジンオイルの使用により約3%の燃費の改善が期待できるといわれています。  

高性能エンジンオイルの使用

最近のディーゼル大型車には、NOx の排出を抑制する対策としてEGR(排ガス再循環)装置を装着しているものが多くあり、この装置の導入により、従来に比べてエンジンオイルの中の不溶解分の増加量が約4 〜5倍、オイルの寿命といえる全塩基価の減少速度は約3倍に達するというデータが発表されています。 こうしたエンジンに対して従来のエンジンオイルを使用すると十分その効果を発揮できないというケースが出てきております。 しかしながら、こうした悪条件下でもエンジンオイルに求められる三要素である省燃費、オイル消費節減、オイルの長寿命化を実現したのが高性能エンジンオイルです。 高性能エンジンオイルに添加される清浄分散剤は、清浄作用、分散作用、酸化防止作用にも優れ、EGR 装置によって汚れやすいエンジンオイルの長寿命化を実現しております。 車両の管理者は使用する車両の排出ガス抑制装置の特性、作業条件などを考慮して、適切なエンジンオイルの使用管理をすることが大切です。  

DPF 装着車にはDH − 2 エンジンオイルを使用

ポスト新長期排出ガス規制に適合するため、ほぼ全ての新型ディーゼル車にDPF が装着されています。 従来のエンジンオイルを使用すると、金属系添加剤がフィルタに堆積し、かつ、再生燃焼でも除去できずにフィルタに目詰まりを起こします。 これを改善しているのがDH − 2 規格のエンジンオイルです。 車両の故障を未然に防ぐためにも、また、燃費向上のためにも、DPF 装着車両にはDH − 2 規格のエンジンオイルを使用することが大切です。   様々なエンジンオイルがありますが、乗車するトラックやトレーラに合ったものを適切に使用しましょう。   引用参考 エコドライブ推進マニュアル

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