春から初夏にかけては、運転環境にも少しずつ慣れてくる時期です。日々の運行が当たり前になる一方で、注意したいのが慣れによる確認不足や思い込みです。同じルートを走り続けていると、「いつも通りだから大丈夫」という感覚が生まれやすくなります。大きな危険が見当たらない状況だからこそ、基本動作を改めて見直しておきたいところです。今回は、初夏に起こりやすい「見落とし運転」について考えてみます。運転経験を積むことは、安全運行において大きな強みになります。しかしその一方で、慣れによって警戒心が薄れてしまう場面もあります。見落としが起こりやすい場面のひとつが車線変更です。ミラーで確認したつもりでも、死角に入った車両や二輪車を見逃してしまう可能性があります。バックによる接触事故も、日常業務の中で発生しやすい事故のひとつです。車両にはミラーやバックカメラが備わっていますが、それだけで周囲の状況を完全に把握できるわけではありません。事故には至らなかったものの、「危なかった」と感じる場面は誰にでもあります。こうしたヒヤリ・ハットは、事故を防ぐための貴重な情報です。見落としによる事故は、技術不足だけが原因とは限りません。慣れや思い込み、確認不足など、日常業務の中で少しずつ積み重なる行動が影響する場合もあります。初夏は運転しやすい季節ですが、慣れによる油断が生まれやすい時期でもあります。岩瀬運輸機工では毎月安全対策会議を開催しており、ヒヤリ・ハット事例の共有や再発防止策の周知徹底を行っております。