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イメージと違う?観光都市「京都」の精密機械産業

  • 執筆者の写真: 茂木 敦史
    茂木 敦史
  • 2023年3月3日
  • 読了時間: 5分

目次





  世界的な観光都市として知られる

「京都」

日本が誇る歴史的文化的な建造物や遺産の宝庫です。 でもじつは、京都の最大の産業は観光業ではなく

製造業

なのです。 なかでも

精密機器、ハイテク機器

は京都の重要な産業です。

今回は京都の意外な製造業の歴史を紐解きますが、 その前にまずは、多くの方が京都に抱くイメージを見てみましょう。  

<京都のイメージ>

  2022年の全国10代~80代男女902人によるインターネット調査によると

「京都のイメージ」


1位 神社仏閣  

2位 古都

3位 歴史

4位 観光地

5位 舞妓さん

6位 本音と建前の使い分け

7位 上品

8位 抹茶

9位 和

10位 はんなり

  歴史的な神社仏閣、史跡といった観光スポットが多いため 外国人の人気観光スポットのみならず 国内旅行でも常に上位にランクインし またメジャーな修学旅行先であることから 京都のイメージは 日本ならではの文化や歴史を身近に感じる地域の特徴が表れています。  

  実際のところ 神社・寺院の数ですと 

京都は4838寺

になり 最多の愛知県8014寺と大きく離れ 全国ではベスト5にも入っていないのです。   政治の中心であった京都では 小さな神社は統合されていったことが要因で 他県では中央権力が及びにくかったことで小さな神社が数多く存続できていると 考えられています。   また 京都のイメージとかけ離れている事例は   京都の最大の産業は 観光ではなく

製造業

であるということでしょう。  

<京都の伝統産業>

  世界的な観光地として知られる京都は 実のところ 日本でも指折りの

工業都市

なのです。   京都で有名な

西陣織、友禅染、京焼

といった伝統的な工業は 平安時代にさかのぼり 天皇や貴族の生活で使われる様々な製品が、 宮廷直属の工房において創り出されていました。   鎌倉時代や室町時代では 専門的な職人が京都に集まるようになり、 高水準の製品を生産しました。   明治時代になると 欧米の技術を導入し 原料の開発や改良を進め 京都の産業を発展させました。   例えば 西陣織では   文明開化の波に乗り、京都府は西陣織の職人をフランスに派遣し ジャガード織物の技術を導入し その後は 着物や帯といった和装だけでなく ショールやネクタイといった洋装分野でも取り入れられるようになりました。   時代の移り変わりとともに 京都の伝統文化は柔軟に進化を遂げ 現在でも最高級の品質を届けています。  

<ハイテク産業とベンチャー企業>

  京都は伝統工芸品産業の側面が 一般的なイメージと沿うのですが 京都のもうひとつの顔は、 意外にも

ハイテク産業とベンチャー企業

の都という側面があります。   京セラ、任天堂、オムロン、ワコール、 村田製作所、島津製作所、日本電産など、 世界でも活躍する名だたる企業が京都にあります。   電気自動車向け部品、スマートフォンや電子機器部品といった ハイテク部品を担う京都の企業は多く 世界の供給網の中で重要な役割を果たしています。  

  そんな京都の製造業の発展の礎には 京都独特の文化、歴史的背景が関与していると言います。   島津製作所もその一つで もともとは鋳物の仏具を製造しており 寺院の内陣に置かれる香炉、花生け、燭台、高坏、仏飯器などを手掛けていました。 後に仏具製造の鋳物技術を理化学機器の開発に転用させ 大きく発展させていきました。   このように仏具など、寺院に納めるものや

宮中に献上するものを作る「ものづくり」が原点になっていた企業

が多くあります。   また 京都は地理的に四方を山に囲まれた狭い土地であることから 大量生産型の大型工場は不向きだったため

付加価値の高い独創性や品質を重視する製品を生み出す気風

が強いとも言われています。   多くの工程を分業し完成品にする伝統産業が根付いていた点や、 模倣をタブーとする職人文化が 京都の企業の特徴と言えるでしょう。   さらに もともと京都は、京都大学を始め、 多数の大学が集まっている学術都市でもあります。 多様で優秀な人材が豊富で 様々な分野の研究も盛んであることから 新しい技術を育てるための最適な環境にあるとも考えられています。  

  そして、このような恵まれた環境下で、 独自の技術を掲げたベンチャー企業が次々と産み出されているのです。   京都発のベンチャー企業では ローム社は 高収益上位の半導体電子部品メーカーであり、 また堀場製作所は 世界シェア8割の自動車排ガス計測器を生み出しており このように活躍が目覚ましい注目すべき企業が京都には多々あります。   「京都」は 観光都市としての美しい古都としてのイメージが強いかと思いますが 実のところ

高度な技術力に長けた世界的なビジネス都市

でもあり 日本が誇る稀有なエリアだと言えるでしょう。  

<まとめ>

  歴史的な遺産の宝庫として人気の観光地である京都は 実はハイテク技術やイノベーションで注目される企業が 集まる世界的なビジネス都市でもあります。

そして、精密機械工業製品の輸送には通常の運送とは異なる専門業社が必要となります。 京都・大阪の精密機械輸送・搬入・据付については、こちらも併せてご確認ください。  

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shiss

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