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エコタイヤとは?その特徴と選び方を解説

  • 執筆者の写真: 茂木 敦史
    茂木 敦史
  • 2022年7月29日
  • 読了時間: 6分

目次






SDGsやサステナブルなどの言葉をよく耳にするようになりました。企業だけでなく一般ユーザーも「環境」への意識が年々高まっています。これは車についても同じで、環境性能を求めるユーザーが増えています。運転方法だけでなくタイヤに注目し、どのようなエコ性能があるのか解説していきたいと思います。

<エコタイヤとは?>

エコタイヤとは、燃料消費率が低い「低燃費タイヤ」のことです。

JATMA(一般社団法人日本自動車タイヤ協会)が定めているグレーディングシステム(等級制度)で、低燃費性と安全性がそれぞれ基準値をクリアしているタイヤのみ、エコタイヤと呼ばれます。

グレーディングシステム(等級制度)とは、「転がり抵抗性能」と「ウェットグリップ性能」を段階的に評価したものです。「転がり抵抗性能」は走行中にタイヤが失うエネルギーであり、転がり抵抗係数はタイヤへの荷重に対する転がり抵抗の比率です。

タイヤの転がり抵抗が小さいことはタイヤがよく転がることを意味しますので省燃費効果を生むことができます。一方で「ウェットグリップ性能」は、路面が濡れた状態でのタイヤのグリップ力(制動時のグリップ力)のことを言います。

一般にタイヤの転がり抵抗とグリップ力は相反するもので、濡れた路面においては、さらにグリップ力が低下する傾向にあります。しかし近年の

タイヤメーカーはこれらの性能を高いレベルで両立させるため、最新の技術を取り入れ様々な工夫をすることで課題を解決しています。

<エコタイヤの特徴>

エコタイヤと聞くと、第一印象は「転がり抵抗が小さく、燃費が良い」ことかと思います。ですが、それだけではありません。ここではエコタイヤのメリット・デメリットを解説していきます。

メリット

・重量が軽いため回転するのに必要なエネルギーが少なくなる



・燃費が良く、ガソリン代を抑えられるためお財布に優しい


転がり抵抗を少なくすることで、普通のタイヤより少ない力で加速できます。



・二酸化炭素の排出量を抑えることができる


少ないガソリン消費で走行できるため、環境に優しいです。



・摩耗しにくく劣化に強いので長持ちする


摩耗しにくい材質のゴムを使用することでタイヤ自体の寿命を延ばすと同時に、すり減り方が偏ってしまう偏摩耗を防止する仕組みも、多くのエコタイヤが取り入れています。

デメリット

・グリップ力が弱い


転がり抵抗性能「AAA」でウェットグリップ性能「a」のものが理想ですが、一般的に転がり抵抗とグリップ力は相反する関係のため両立が難しい現状です。

・ノーマルタイヤよりもやや高め


最新技術や素材を駆使しているため、高価になりがちな傾向があります。

<エコタイヤの選び方>

エコタイヤには下記の統一マークがついています。


転がり抵抗性能の等級がA以上で、ウェットグリップ性能の等級がa~dの範囲内にあるタイヤを「低燃費タイヤ」と定義しています。

画像引用:

一般社団法人 日本自動車タイヤ協会JATMA

さらに「転がり抵抗性能」と「ウェットグリップ性能」を一目で確認できるようにラベリングされています。

「転がり抵抗性能」の等級が

AAA・AA・A

に該当し、「ウエットグリップ性能」の等級が

a・b・c・d

に該当するものだけに、この「低燃費タイヤ統一マーク」が表示されています。


燃費の向上を重視するなら転がり抵抗性能「AAA」のものを選び、それよりも安全性を重視する場合はウェットグリップ性能が「a」または「b」を選ぶと良いでしょう。

下記の表示のあるタイヤは、転がり抵抗性能が AAグレード、ウェットグリップ性能が

cグレードであり、更に、低燃費タイヤであることを示します。

画像引用:

一般社団法人 日本自動車タイヤ協会JATMA

<燃費の良いタイヤ・エアロパーツ>

使用する車両の用途や目的によって、タイヤの選び方は変わってきます。

以前よりも選択肢が多くなったエコタイヤですが、商品によってサイズ展開はさまざまです。ボディタイプごとの特性に合わせたタイヤも多く発売されています。また、大型トラックやバスなど大きな車両にはリトレッドタイヤ(更生タイヤ)がおすすめです。環境に良く、安全で経済的な運転をするためには、最適なタイヤ選びはとても大切なことです。ここではタイヤの種類とエアロパーツについて解説します。

エコタイヤ

これまで紹介してきた低燃費タイヤです。

転がり抵抗が少なく二酸化炭素の排出を抑えられる、燃費性能に優れたタイヤです。軽自動車からコンパクトカー、ファミリーカー、ミニバンまで、幅広い車種に適合させているタイヤメーカーもあります。スポーツカーでの使用は車の性能が低下する可能性があるので注意が必要です。


リトレッドタイヤ(更生タイヤ)

リトレッドタイヤは、摩耗寿命が終了したタイヤのトレッド部を削り取り、新しいトレッドゴムを張り替えることで、タイヤの機能を復元し再び使用するものです。

トラック・バス用タイヤの場合、新品タイヤと比較するとリトレッドタイヤは使用するゴム量が約32%! 約68%の資源量を削減できます。以前から一部のトラックやバスで使用されていましたが、

環境経営や経費削減の観点から、改めて注目されています。

リトレッドタイヤは、新品タイヤの使用条件により耐久性が変わってきますので、利用する際には注意が必要です。例えば、前輪や駆動輪で使用されたものと遊軸で使用されたものでは、タイヤの疲労が大きく異なります。

また、安全面を考慮し、メーカーではリトレッドタイヤの前輪使用は推奨していません。

エアロパーツ

エアロパーツとは車両の走行中の空気抵抗を減らす部品で、冷却機能をアップさせたり燃費を向上させます。特に高速走行時は

ダウンフォース(車を道路に押さえつける力)を得ることで、

走行を安定させることができ、

直進走行時だけでなくカーブ走行や高速から急減速の際にも効果を発揮します。では大型車両に装着できるエアロパーツを2つ紹介します。

エアディフレクタ

大型トラックの運転席の上部に装着するエアディフレクタ。荷台がキャブより高い車両(バン型車)、キャブバックの広い車両に対して特に効果があります。空気の抵抗を下げることができるため、燃費が向上します。燃費が抑えられるということは、燃料費削減・環境保護につながります。

なお、最新の大型トラックなどでは、エアディフレクタがキャブと一体になったものもあります。

エアダム

エアダムとは、フロントスポイラーとも呼ばれます。


車体の下面に装着されるもので、高速走行中に車体下への空気の流入を抑え揚力を低減する効果があります。空気抵抗を減らすことができるので、燃費の節約・環境負担軽減が期待できます。平ボデー車や特装車両にも効果があります。

<まとめ>

今回はエコタイヤの特徴と選び方を解説しました。


エコタイヤがどういうものなのかおわかりいただけたでしょうか?


エコタイヤはノーマルタイヤよりも燃費が良く、長持ちし、経済的に優れています。環境問題・燃料費削減への関心が高く、エコドライブが再注目され需要が高まっていることから、ラインナップも豊富です。ご利用の車種に合うタイヤを導入してみてはいかがでしょうか。

  <参考>

トラック協会 エコドライブ推進マニュアル

https://jta.or.jp/wp-content/themes/jta_theme/pdf/kankyo/echo_drive.pdf

JATMA ラベリング(表示方法)制度について

https://www.jatma.or.jp/labeling/outline.html

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