オリンピックと道路4
- 茂木 敦史
- 2021年7月16日
- 読了時間: 4分
本日7月16日は「国土交通デー」という記念日になります。
「国土交通デー」とは、1999年の今日 国土交通省設置法が公布されたことにちなんで
国土交通省の発足した2001年から記念日として実施されています。
この記念日は
国土交通行政に関する意義・目的、重要性を広く国民の皆様に理解してもらうために設けられたので
記念日の前後には毎年 国土交通省の関連機関などで「こども霞が関見学デー」をはじめ、
図画・作文コンクールや全国各地で展示会や見学会など各種の広報活動やイベント活動を行っていました。
来年にはコロナの影響で中止や延期といったことがなくなっていることを願います。
いよいよ来週に開会式を迎える東京2020オリンピックですが
国土交通省では、大会の安全かつ円滑な運営に資するため、
公共交通機関等におけるテロ・セキュリティ対策、
選手・大会関係者等の円滑な輸送、
気象情報のきめ細やかな発信による暑さ対策等の施策に、総力を挙げて取り組むそうです。
たしかに 数日前より オリンピック関連施設付近での警備は厳重になってきており、
各都道府県名が入ったパトカーが都内を走行し、
他府県から応援に来た警察官も数多くパトロールされています。
警察庁は過去最大規模となるおよそ6万人の態勢で臨むことを明らかにしています。
また、民間警備会社553社から構成される
「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会警備共同企業体」も発足し
1日あたり最大で1万8100人を配置、警備員数は約60万1200人に上る予定だったそうです。
●オリンピックでの事件●
スポーツの大会に何故このような警備が?と思われる方も少なくないでしょう。
1972年のミュンヘンオリンピック
から 警備が厳重になったと言われています。 この大会では パレスチナのテロ集団が選手村に侵入し、 イスラエル選手団を襲撃し 11名の選手やコーチ等の方々や警察官1名も亡くなる事件がありました。 選手村の警備員は 8名のテロリスト達がフェンスを乗り越えるのを目撃してはいたものの、 夜間に外出した選手達が人目を忍んで戻ってきただけだと思ったといいます。 また
1996年のアトランタオリンピック
では
オリンピック公園の屋外コンサート会場で爆破事件が発生し、
2名が死亡、111名が負傷する大惨事がおきてしまいました。
周囲にいた警備員が一時容疑者として扱われてしまい、後に映画化までされています。
このような悲惨な事件をふまえ、世界中から観衆を引き付けるオリンピックは、
テロリスト等の格好の攻撃対象になってしまうことから
いっそうの厳重な警備をするようになってきたのです。
●様々な警備体制●
東京オリンピック・パラリンピックは、 都内を中心に
43の競技会場
で行われます。 選手村、宿泊施設、練習場、その他の関連施設等を合わせると膨大な施設の数になります。 警視庁や全国の警察からの応援部隊などが 過去最大規模の態勢で会場や周辺の警備に当たることになっていますが 銃器で対応する
「ERT=緊急時初動対応部隊」
や 水上バイクなどで対応にあたる
「WRT=臨海部初動対応部隊」
といった特殊部隊も動員、 臨海エリアの警備用に
バルーンカメラ
も設置という
陸海空の警備体制を図っています。
また各競技会場から最寄り駅までの「ラストマイル」と呼ばれる区間に新たに200台の防犯カメラや
車両を使ったテロを防ぐため会場にイスラエル製の特殊な柵を設置したり
不審なドローンの飛行を電波で妨害する「ジャミングガン」と呼ばれる最新の機材を導入しているそうです。
また人や機械のみならず
優秀な警察犬、警備犬、探知犬までオリンピックの為に訓練を重ねてきているそうです。
緊急事態宣言下ですので なかなか会場やその周辺に行かれる方は少ないかもしれませんが
全国のパトカーや白地にエンブレムなどの装飾がされた電動オリンピック関係車両が
既に多く走行し、大勢の警察官やスタッフが路上や歩道に配備されていて
大会まであと僅かだという雰囲気を感じられます。
テレビ放送等で会場周辺が映し出されている際は
そういったオリンピック車両だけでなく
警備車両や警備員も見どころかもしれません。




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