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トラックやトレーラで坂道を安全に走行するためのポイント

  • 執筆者の写真: 茂木 敦史
    茂木 敦史
  • 2015年11月11日
  • 読了時間: 5分

坂道でのトラックの運転は、ブレーキとアクセルの使用方法がポイントです。 それは実は、人間であっても自転車であっても、トラックやトレーラであっても同様です。 ブレーキとアクセルを上手く使用して安全に坂道を走行しましょう。  

坂道の事故パターン

下り坂での事故

長い下り坂で、スピードを抑えるために主としてフットブレーキを使用しながら走行しているうちに、フェード現象やベーパ・ロック現象を起こしてブレーキの効きが悪くなり、赤信号で停止している車に追突したり、減速しながら走行している前車に追突する、あるいはスピードが出過ぎているために、下り坂の途中のカーブを曲がりきれずに路外に逸脱するなどが典型的な事故といえます。  

  • フェード現象とは

下り坂などでフットブレーキを使い過ぎると、ブレーキライニングが過熱して、摩擦力が急激に減少し、ブレーキの効きが悪くなる現象をいいます。  

  • ベーパ・ロック現象とは

下り坂などでフットブレーキを使い過ぎると、ブレーキドラムやブレーキライニングが過熱して、その熱がブレーキ液に伝わり、ブレーキ液内に気泡が発生し、ブレーキを踏んでも圧力がよく伝わらず、ブレーキの効きが悪くなる現象をいいます。  

駐車中に車両が動きだした事故

坂の途中に駐車し、運転者が配達のためにトラックを離れている間に無人のトラックが動きだし坂を下りはじめ、家屋に突っ込んだり他の車両に衝突するという事故です。 また、動きだしたトラックを止めようとしてドライバーがはねられるという悲惨な事故も発生しています。  

事故防止のポイント

下り坂ではエンジンブレーキや排気ブレーキを活用する

トラックは乗用車など他の車両に比べて車両が重いうえに、貨物を積載していればさらに車両の重量が増すために、下り坂では加速がついて予想以上にスピードが出ます。 したがって、あらかじめシフトダウンしてエンジンブレーキを活用するとともに、排気ブレーキのあるトラックではそれを併用してスピードをコントロールし、フットブレーキの使用は必要最小限にとどめるようにします。 なお、坂を下り終わった時は、排気ブレーキを切るとともに、ブレーキ装置に異常がないかどうかを必ず確認するようにします。  

坂道での駐車はできるだけ避ける

トラックは重量が重いので勾配があるところでは、ちょっとしたことで動き出すことがありますから、できるだけ坂道での駐車は避けるようにします。 やむを得ず駐車しなくてはならない場合には、必ずエンジンを切るとともに(エンジンをかけたままだと、エンジンの振動で動きだすことがある)、駐車ブレーキを確実に引くようにします。 駐車トラックが動きだす原因の多くは駐車ブレーキの引きの甘さにあると考えられるからです。 また、万一に備えて輪止めをしておくことも大切です。  

踏切での事故パターン

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踏切内で立ち往生し列車と衝突

踏切に進入したものの、脱輪やエンスト、冬期の場合はスリップなどで踏切内に立ち往生し、列車と衝突するというものです。 トレーラの場合は、台車の底部が踏切の盛り上がった部分に接触して動けなくなり、そこに列車が衝突するという事故もよく発生しています。 このようなトレーラの事故の場合では、通行許可のない道路の踏切を走行していたというケースもみられます。  

前方が渋滞していて踏切内に閉じ込められて列車と衝突

踏切の前方が渋滞しているにもかかわらず踏切に侵入し、そのまま踏切内に閉じ込められて列車と衝突するというものです。 なんとか踏切を渡れるだろうと判断して侵入したものの、車体の後部が踏切内に残っていて事故になったというケースもあります。   トラックの車体の長さを忘れると、このような事故を起こしやすくなります。  

事故防止のポイント

踏切の安全な通過方法

踏切を安全に通過するために、次のことを遵守する必要があります。

  • 踏切の手前では必ず一時停止し、左右の安全確認をする。

  • 警報器が鳴りはじめたら遮断機がまだ降りていない場合でも踏切の手前で停止する。

  • 低床のトレーラは、踏切によっては路面の盛り上がり等により「ハラツキ」になり立ち往生する危険性があるので、その危険性のあるところでは下車してよく確認する。

  • 踏切に進入する前に、踏切を渡った先の状況にもよく注意するとともに、車体の長さも考えて、渋滞等で踏切内に立ち往生したり、車体の後部が踏切に残るおそれがある場合には侵入しない。

  • 道幅の狭い踏切では落輪しないように十分注意するとともに、対向車があってすれ違うのがギリギリのような場合には、対向車を先に行かせる。

  • 踏切を渡る歩行者や自転車の動きにも注意する。

  • 踏切通過時は、変速しない。

万一、踏切で立ち往生したときの措置

踏切内で立ち往生し車両が動かなくなったときには、速やかに次のような措置をとります。

  • 警報器のある踏切では、警報器に取り付けてある、押しボタン式の踏切支障報知装置(非常ボタン)を押す。

  • 踏切支障報知装置のない踏切では、発炎筒を使用して電車に合図をする。

  • 発炎筒がない場合には、煙の出やすいものを燃やすなどして電車に合図する。

  • 列車が近づいてきて踏切から離れるときには、列車の進行方向には進まない。

  以上のことから、踏切付近はとくに慎重に車両間隔を見極めることが必要ですね。 トラックやトレーラの車体の長さをきちんと把握しておきましょう。   引用参考 道路・車種に応じた運転

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