今日から4月。新生活や新学期など年度の始まる季節です。4月から暮らしに関わることがいくつか変わります。<生活の変化>まずは成人年齢の引き下げ。改正民法の施行により成人年齢が20歳から18歳に引き下げられます。約140年ぶりに成年の定義が見直されます。これにより18歳から親の同意なしに携帯電話や賃貸住宅、ローン、クレジットカードなどが契約できるようになります。自分の意思で決められることが増えます。しかしこれまで通り、飲酒・喫煙、競馬などの公営競技は20歳にならないとできません。次に年金制度。年金受取開始年齢が75歳まで繰り延べ可能になります。繰り延べた期間に応じて受給額が増えます。人生100年時代を見据え、働く高齢者が増えています。政府は高齢者の勤労意欲の向上や経済基盤の拡充のため、年金制度を見直します。そして値上げラッシュ。4月1日から食品や暮らしに欠かせないものが続々と値上がりします。一部ですがこのようなモノがあります。トイレットペーパー(日本製紙クレシア)…10%以上、紙おむつ(花王)…10%、蛍光灯(パナソニック)…約30%、ケチャップ(カゴメ)…3~9%、チルド類(東洋水産)…6~13%、食用油(日清オイリオ)…1キロあたり40円以上、輸入小麦(政府売り渡し価格)…平均17.3%など生活に欠かせないものがたくさんあります。1つあたり数十円の値上げとはいえど、塵も積もれば山となる。全体で考えると家計への痛手に頭を悩ませます。まん延防止措置が解除され客が戻り始めている飲食店においては死活問題にもなりうる厳しい状況です。<値上げの背景>値上げの背景には様々な要因がありますが、主な理由としては、気候変動、原油の高騰、ロシア・ウクライナ情勢の悪化が挙げられます。特に影響が大きいのは原油の高騰です。世界的に需要に供給が追い付いていません。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、原油価格が急落。これによりOPEC諸国(石油輸出国機構)は原油価格を安定させるため、一日あたり1000万バレルを超える減産を続けました。この結果、原油価格が値上がりし続けています。OPEC諸国が増産を判断しない限り値上げを止めることは難しいと見られますが、原油輸出国第2位であるロシアとの協調関係を重視し大幅増産を見送っています。原油価格の上昇により、運送のために使われるトラック、船や飛行機など運送コストが増加。これにより食材や生活用品の多くが値上がりしました。<物流関連の値上げ>値上げラッシュは物流業界、運搬業界にも影響を与えます。原油などの燃料は運搬やものづくりに欠かせません。運送コストが上昇し続けています。またタイヤを製作するのに必要な原材料は、主に天然ゴムや石油化学系の材料です。天然ガスや石油はロシア・ウクライナ地方が主な産地であることから、これまでの価格で手に入れることが難しくなってしまいました。希少資源の調達に影響も。半導体生産工程に必要なネオンやパラジウムの主要産地はウクライナとロシアです。半導体が不足すると、自動車や家電などの生産に影響が出ます。またこの問題の背景には、深刻なトラックドライバー不足があります。急増する需要に供給が追いつきません。コロナ禍で需要が高まったECビジネスにより、貨物が増加。配送業務の複雑化でドライバーへの負担が大きくなるばかりです。トラックドライバーは長時間労働や体力的負担が大きいイメージが強く、業界では労働力確保に悩まされています。<まとめ>値上げは私たちの家計や生活に大きな影響を与えます。値上げラッシュはいつまで続くのでしょうか。節約・節電し、長期化する原油不足や値上げラッシュに備えたいものです。岩瀬運輸機工なら大型精密機器も安心の運搬です。