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危険物の運搬

  • 執筆者の写真: 茂木 敦史
    茂木 敦史
  • 2016年10月6日
  • 読了時間: 4分

トラックの輸送では危険物の運搬を行う場合もあり、ドライバーはそれぞれの危険物がどのような危険があるのか、危険物自体の性質、危険物の種類などを理解することが必要です。

危険物の種類

輸送する危険物の中には以下の種類があり、取り扱いと運搬運送時には特に注意が必要です。

危険物

消防法第1類から第6類のもの。 酸化性個体、可燃性個体、自然発火性物質および禁水性物質、引火性液体、自己反応性物質、酸化性液体が含まれます。

高圧ガス

高圧ガス保安法の液化ガス、可燃性ガス、毒性ガスなどの高圧ガスが含まれます。

火薬

火薬類取締法の火薬、爆薬、火工品のものが含まれます。

毒物・劇物

毒物および劇物取締法の毒物、劇物のものが含まれます。

イエローカード

輸送をする危険物の危険性は、イエローカードにその危険性と有害性が記載されています。イエローカードは、消防法、毒物および劇物取締法、高圧ガス保安法、火薬類取締法および道路法で規制される危険物を輸送する場合や、高圧ガス保安法の高圧ガスを輸送する場合に、品名別の注意事項などが記載された書面です。イエローカードには、事故発生時の応急措置方法や緊急通報先、緊急通報先、漏洩や飛散した場合の対処方法、周辺火災の時の対処方法や引火・発火した時の対処方法と救急措置方法が記載されています。危険物を輸送する時には必ずこれを携行してください。

危険性の有無

危険物を輸送する際には、イエローカードで事前に危険性を確認しましょう。

危険性

禁水性:水をかけると発火する恐れがあるということなので、水での消火は厳禁です。 爆発性:熱、水、摩擦、衝撃で爆発します。発火物から遠ざけて距離を保つことが必要です。 可燃性:低温で引火しやすいということです。

有害性

常温:常温で有毒ガスを発生します。 加熱時・火災時:加熱または火災時に有毒ガスを発生します。 水に接触:水に触れると有害ガスが発生します。

危険物輸送時の安全確認

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危険物の輸送を行うには、危険物取扱の資格を持ったドライバーおよび同乗者が必要です。危険物の輸送をする時には、必ず危険物取扱資格保有者の指示に従い、安全に対する心構えをしっかり持ち安全確認を十分に行うことが必要です。出庫前には必ず十分な点検と確認を行ってください。石油類、高圧ガスの積卸場では、指定された位置に車両を止めて、車輪止めを置き、車から離れず常に積卸しを監視するようにします。当然のことですが、火気、火花は厳禁、静電気発生防止を心がけてください。車両の備品としては、下記のものを搭載します。

  • 適合する所定の消化器

  • 赤旗、赤色合図灯または懐中電灯

  • メガホン

  • 2個以上の車輪止め

  • 停止表示機材

  • 必要な工具

高圧ガス運送の場合には、上記の他にも高圧ガス漏洩検知液、または石鹸水、皮の手袋などが必要です。 携行品としては、運転免許証はもちろんのこと、危険物輸送の場合には「危険物取扱免状」、高圧ガスの輸送の場合には「高圧ガス移動監視者講習修了証」、発荷主発行のイエローカードなどが必要です。

危険物輸送時の事故

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万が一、危険物の輸送中に事故が起こった場合には、慌てず適切な措置を行うことが肝心です。まず事故を大声で告げ、風上などの安全な場所に人を誘導し、ハザードランプト発炎筒で事故を知らせます。周囲にある可燃物を遠ざけることも大切です。その後、迅速に消防と警察に通報し、営業所と荷主にも連絡します。危険物が漏洩したり飛散する危険性があるかを確認し、可能であれば漏洩を止める措置を行います。周辺の火災が起こる可能性を確認し、近隣住民の避難を優先させるか消火活動を行うかを判断します。もしも引火・発火が発生したら迅速に消防と警察に通報し、近隣住民を避難させてください。最後に安全な場所へ移動し、危険物の皮膚や目への付着や、ガスなどを吸引していないかを確認し、もしもそのような事態が起こった場合はイエローカードに記載されている災害拡大防止措置の内容に従って応急手当を行います。 参考引用 自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う 一般的な指導及び監督の実施マニュアル

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