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原油高騰によるコスト削減に!トラックの燃費向上と運転のコツ

  • 執筆者の写真: 茂木 敦史
    茂木 敦史
  • 2023年1月27日
  • 読了時間: 6分

目次





電気代、食費、生活必需品まで物価高騰が止まりません。トラック運転に欠かせない軽油代の上昇も気になるところです。

原油価格の高騰を受け、政府は元売り企業に補助

を出す価格抑制策を実施しましたが、大きな変動はなく依然として厳しい状況が続いています。

先の見えない原油高騰、少しでも「燃費を良くしたい」と思う人は少ないはず。燃費が良くなれば年間の維持費も安くなります。

そこで今回はトラックをはじめとする大型車のための、燃費を向上させる方法と運転の仕方を解説します。

<原油高騰の背景>

現在、

世界的に需要に供給が追い付いていない

状況が続いております。


新型コロナの感染拡大で世界的に止まっていた経済活動もワクチン接種が進んだことにより再開しました。経済が動き始めると工場や物流を稼働させるのに原油は欠かせなくなります。しかし原油供給はなかなか回復しません。この背景には大きく分けて2つの理由が挙げられます。

1.相次ぐ災害

アメリカ北東部で発生した巨大ハリケーンによる石油施設の操業停止や、中東で石油施設の爆発や火災が相次ぎました。こうした異常気象が世界各地で起きており、物流や原油の供給に滞りが発生しています。

2.ウクライナ情勢

ロシアは石油生産国世界3位のエネルギー大国です。ウクライナ情勢をめぐり、欧米諸国や日本の経済制裁を受けて、ロシア産の石油やガスの輸出が減少しています。

3.円安の影響

昨年の高値1バレル130ドルに対し現在は80ドル付近。円安が進んだことにより、原材料・輸送コストが高騰しています。

<燃費向上のポイント>

・エアクリーナーの交換

エアクリーナーはきれいな空気をエンジンに送り込む役割を持ちます。

しかしエアクリーナが詰まっていると、空気不足になって燃焼が悪化し、燃費が悪くなってしまいます。

目詰まりインジケータが点灯したら、エレメントを清掃または交換してください。交換の目安は約4万キロ走行後が目安だと言われています。目詰まり状態で使用すると、燃費が3〜5%悪化するので気をつけましょう。

エンジンオイルは定期的に交換

エンジンオイルの主な役割として、「潤滑」「密封」「冷却」「清浄」「防錆」の5つがあります。エンジンオイルは劣化すると、エンジン性能を維持できず、効率的にエネルギーを伝達できなくなります。車を動かすのに必要なエネルギー量を確保するためにより多くの燃料が必要になります。

オイルの寿命以上に長く使うとオイルの粘度が固くなり、燃費が1〜2%悪化します。

それ以上にエンジンの寿命が短くなるので、定期的にオイル交換をしましょう。


タイヤの空気圧をチェック

空気圧はタイヤの機能に大きく影響を及ぼします。

注入する空気圧が適正値から外れた状態では、燃費を悪化させるだけでなく、偏摩耗の原因や乗り心地が悪くなり

積載物へ衝撃が伝わりやすくなる

など、思わぬトラブルの原因になる可能性があります。

適正空気圧の目安は以下の通りです。

小型クラス(2トン車):5.0kg/cm2~6.0kg/cm2


・中型クラス(4トン車):7.0kg/cm2~8.0kg/cm2


・大型クラス(10トン車):8.5kg/cm2~10.0kg/cm2

安全な運転や燃費向上のためにタイヤの空気圧はとても大切です。

こまめに点検して快適な走行を保ちましょう。


<燃費を良くする運転のコツ>

不要なアイドリングはやめよう

アイドリングストップをしている場合にも車はエネルギーを使い続けます。

待ち合わせや荷物の積み下ろしなどによる駐停車の際は、アイドリングはやめましょう(※1)。10分間のアイドリング(エアコンOFFの場合)で、130㏄程度の燃料を消費します。また、現在の乗用車では基本的に暖機運転は不要です(※2)。エンジンをかけたらすぐに出発しましょう。


※1:交差点で自らエンジンを止める手動アイドリングストップは、以下の点で安全性に問題があるため注意しましょう。(自動アイドリングストップ機能搭載車は問題ありません。)エアバッグなどの安全装置や方向指示器などが作動しないため、先頭車両付近や坂道での手動アイドリングストップはさけましょう。

※2:-20℃程度の極寒冷地など特別な状況を除き、走りながら暖めるウォームアップ走行で充分です。

「急」のつく運転はNG

急加速発進すると高回転部分を多く使うため燃費が悪くなります。同じように「急停車」も

燃費を悪化させるだけでなく、積んでいる荷物に不必要な衝撃を与えることにもなります。

出来るだけ一定の速度で運転し、停止時はエンジンブレーキを使うことを心掛けましょう。


アクセルを踏み込みすぎない

アクセルを踏み込みすぎるとそれだけエネルギーが消費されます。

アクセルの踏み込みは大型車80%ぐらい、中型車50%ぐらいを目安にしましょう。

シフトアップは回転計のグリーンゾーン内で行いましょう。

グリーンゾーンとは、エンジン回転計の目盛り部分に示された緑の帯を言い、適正なエンジン回転数の使用範囲を示しています。

適切な回転数を維持することとは、燃費の改善に繋がります。

空ぶかしはしない

騒音や大気汚染の原因にもなる空ぶかしは、燃費にとっても大敵です。

大型トラックでは、1回につき約12ccの燃料を余計に消費します。

停車中1日20回の空ぶかしを行った場合、年間70リットルもの燃料が無駄になります。

意識的でなくても長年のクセでつい、などという場合もありますので注意しましょう。


高速走行では速度を抑える

高速で走るということは風の抵抗に打ち勝って走ることです。速度を出せば出すほど空気抵抗も比例して大きくなっていきます。空気抵抗が大きければ大きいほどエネルギーを使います。

“50~80km/hではほとんど燃費は変わりませんが、80km/hから100km/hに速度を上げると、空気抵抗は一気に4割近く増加します。100km/hでは、走行抵抗の半分以上が空気抵抗になり、燃費に非常に大きく影響してくるのです。これだけ抵抗が増えて、燃費が向上するということは、通常はあり得ません。”

引用:https://autoc-one.jp/word/836276/

とくにトラックはスポーツカーのように空気抵抗を優先したデザインではありません。空気抵抗が燃費に与える影響は大きくなります。

<まとめ>

今回は、トラックの燃費を向上させる方法と運転の仕方を解説しました。

原油価格が高騰している現在において燃料費は大きな出費ですが、日常の点検・整備をきちんと行い、安全運転を心がければ自然と燃費も良くなります。コスト削減、安全運転のためにもエコドライブを実践してみませんか。

引用参考 

省エネ運転マニュアル

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