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固縛器具の種類 その1

  • 執筆者の写真: 茂木 敦史
    茂木 敦史
  • 2017年6月9日
  • 読了時間: 3分

以前、荷崩れの発生する原因として「積み付けの形が崩れることによる荷崩れ」が挙げられることや、荷崩れしにくい固縛方法と注意事項などをご紹介しましたが、今回は具体的な固縛器具のご紹介をいたします。

固縛に関する禁止事項

固縛機器の破損や外れなどを帽子するために、荷台のロープフックや外枠の株に荷締機のフックなどを直接かけてはいけません。必ず、補助ワイヤロープまたは環を使用してください。積荷を保護するために当て物を使用し、積荷には直接ロープや荷締機を当てないように気をつけましょう。また、積荷に取り付けられた金具が角張っている場合は、ワイヤロープを直接かけずに、必ずシャックルを介して固縛してください。 積荷とワイヤロープとの張り角度はなるべく45度以内に収め、角度を大きくしないよう注意します。ワイヤロープを結んだり引っ掛けて使用すると強度が半分以下になるため、そのまま使用してください。固縛箇所で積荷とあおりの間に隙間がある場合は、そのままにして固縛せずに必ず木材を埋めるよう注意してください。

合繊ロープの種類

積荷を積載して固縛するためには、合繊ロープなどの専門道具を使います。 合繊ロープの強度は、太さだけでは判断できません。同じ径であっても柔らかでボリュームだけがあり強度の低い合繊ロープもあるので、単位あたりの重量が規格以上あるかどうかを確認することが重要です。

合繊ロープの張力

ナンキン一段締めの場合、人力でロープをかけた場合の張力は、熟練のドライバーが全力を集中してロープを締めた場合には約110kgf、熟練のドライバーが普通に締めた場合には約70から80kgf、ドライバー以外の不慣れな人が締めた場合には、体重75kgの人で約60kgf、体重50kgの人では約35kgfまで張力が減ってしまいます。貨物を積載して走行したとき、車体の振動によって積荷自体も振動します。それによってロープの結び目が固くなったり、積み込んだ時にあった積荷と積荷の隙間が詰まったり開いたりすることで、ロープの張力は約40〜50%減少します。加えて、合繊ロープに張力を加えると本来の長さより伸びたり、使用期間によってその伸びが変化したりすることも加味して使用してください。

合繊ロープを使用する時の注意事項

合繊ロープはワイヤロープに比べて化学的、物理的に影響を受けやすく、ヨリが戻った時強度が極端に低下するので注意が必要です。また、ゆっくり引っ張っても切れませんが、緩めておいた物を急に引っ張るとたやすく切れてしまいます。鋭い角のある物体に合繊ロープを掛けて力を加えると、外側の繊維は大きな伸びが必要になって切れやすくなってし舞うので、できれば間に角材やあおりなどをあてがって鈍角になるように固縛してください。雑貨などに合繊ロープを掛ける場合は、足元に注意しながらロープが重なったりよじれたり、外れないように注意して作業しましょう。 合繊ロープを外す時は、荷物の安定を確かめてから緩めてください。また、合繊ロープを引き抜く時は無理をしないように注意してください。もしも合繊ロープに捩れが生じた場合はすぐに直しましょう。ロープを、ロープのヨリと同じ方向に何度もヨルとキンクができてしまい切れやすくなるので、絶対に避けてください。

合繊ロープ使用後のお手入れ

合繊ロープは常に乾燥した状態で保管し、次の作業の時に最良の状態で使用できるようにしておきます。濡れた合繊ロープは日陰で陰干しをします。汚れたままだと、繊維が痛みやすくなってしまいますので、常に清潔な状態を保ちましょう。酸性、アルカリ性の積荷には合繊ロープは使用してはいけません。バッテリ液、洗剤、ペイントなども同様に、合繊ロープの使用は禁止されています。 引用参照 鋼材等重量物輸送に携わるプロ運転者・管理者用ガイドブック 改訂版

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