安全運転と事故防止策【健康起因事故、過積載、飲酒】
- 茂木 敦史
- 2017年7月20日
- 読了時間: 3分
安全運転をするには、運転中の心がけだけではなく、普段の行動からきちんと見直していくことが大切です。
何気ない「このぐらい大丈夫」が事故に繋がってしまうのです。
健康起因事故
事業用トラックによる交通事故が全体に減少傾向にあるのに対し、脳・心臓疾患や体調不良など、ドライバーの健康に起因する事故はむしろ増加傾向にあります。公共の道路上で「重量物輸送」を行うドライバーの健康維持と健康管理の徹底により安全運行を確保しなければなりません。
健康起因事故の例
心筋梗塞を発症した運転者が、停車中の車両から意識不明の状態で発見された。
運転者がクモ膜下出血により意識を失い、車両が道路外に転落した。
資料:(公社)全日本トラック協会「健康起因事故防止マニュアル」
過積載
過積載輸送は、車両性能、自然環境、道路等を悪化させるとともに、法令遵守の視点からも「重量物輸送」の「事業者」にあってはなりません。
■過積載は車両の制動性能を悪化させ大事故に直結する非常に危険な行為です。
■過積載は定量積載時より、後部から押す力が大きくなりジャックナイフ現象を起しやすいです。さらにバランスを崩しやすく、カーブ等では強いアンダーステアーになり、横転を誘発する非常に危険な行為であるといえます。
■過積載走行は、下り坂では通常よりスピードが加速し、フェード現象・べーパ・ロック現象を起しやすく事故の確率が高いです。
■過積載は燃費の悪化を招き、NOxを通常以上に排出します。また、道路や橋梁等に深刻な影響を与え、騒音等環境負荷を増加させます。
■過積載はエンジンやサスペンションなどへの負担が大きく、車両の寿命を縮めると同時に、クリップボルトが折損し車輪が外れる事象や、タイヤが破裂(バースト)する可能性があります。
■道路からの振動によりブレーキパッド等の摩耗が激しく、部品修理や交換頻度を高めることになります。
飲酒
「何人も飲酒運転をしてはならない」という道交法65条の規定を言うまでもなく、飲酒による
重大事故は許すことのできない大犯罪です。「飲んだら乗らない」は社会人としての最低の常識で
あり、ましてや物流を職業とする者にとっては弁解の余地は皆無です。
飲酒運転の脳・体への影響
1.動体視力が落ち、視野が狭くなり、そのため信号の変化や路上の人や車の動きの見極めが遅れる。
2.抑制がとれ理性が失われ、運転に必要な判断力が低下する。スピードを出していても気づかなかったり、乱暴なハンドルさばきをする。
3.集中力が鈍っているため、とっさの状況の変化に対応できなくなる。
4.運動をつかさどる神経が麻痺しているため、ハンドル操作やブレーキ動作が遅れがちになる。
5.体の平衡感覚が乱れ、直進運転できず、蛇行運転をしたりする。このため、信号無視、カーブを曲がりきれない、横断中の人の見落とし、ハンドル操作の誤り、ガードレールや電柱への衝突などをして、悲惨な事故を招く。
道路交通法「酒気帯び」基準値と「酒酔い運転」
「酒気帯び」とは「血液1㎖ 中のアルコール分が0.3mg以上または、呼気1ℓ中アルコール分が0.15mg以上」ということです。深酒翌日の濃度が基準以上であれば、「酒気帯び」運転となります。 「酒酔い運転」はアルコールの影響により、正常な運転ができない状態での車両の運転でありますが、双方ともに絶対に許してはなりません。 健康、過積載、飲酒……ほかにも普段の生活で見直さなくてはならない箇所はありませんか? 「ちょっとしたことだから」と思っていたことが大きな事故に繋がってしまう可能性は0ではありません。 ドライバーの皆さんに限らず、歩行者も含めお互いに日々気を付けて行動しましょう。 引用参考 鉄材等重量物輸送に携わるプロ運転者・管理者用ガイドブック
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