新型コロナの影響~マスクと熱中症
- 茂木 敦史
- 2020年9月4日
- 読了時間: 5分
9月になりましたが
まだまだ暑い日差しが照りつける日が続いていますね。
今年の夏は 各地で記録的な猛暑となり
二十四節気で夏の終わり頃を表す「処暑」を過ぎてもなお
各地で暑さへの注意を促す天気予報が毎日のように流れています。
近年の猛暑での生活様式と明らかに異なることは
新型コロナウイルスの感染防止策の為の「マスクの着用」ではないでしょうか
感染拡大を防ぐ為に
1.3密(密集・密接・密閉)を避ける2.ソーシャルディスタンス(身体的距離)の確保3.手洗い、うがい4.マスクの着用
こういった基本的な対策を日常にした
「新しい生活様式」
の実践が
私たちひとりひとりに求められています。
しかし
暑い日の「マスクの着用」は なかなかつらいですよね。
●マスク着用のリスク●
以前ですと マスクは 風邪気味の時や
花粉症の方が 冬から春先に着用する機会が多かったものですが、
夏季にもマスクを着用することにより
肌荒れ、赤み、ニキビ、痒みや湿疹といった
「肌トラブル」
も増えてきているそうです。 マスクの素材選び等も慎重になりますが、 症状が改善しない場合は皮膚科を受診することが推奨されています。 最近では マスクも様々な種類のものが販売され 色物も柄物も様々で、涼感素材や耳掛けの工夫がされているものなど バリエーション豊かになってきました。 しかし、ここで注意しなければならないのが 夏場の屋外での
「黒系」
のマスクの着用です。
ファッション性も大切ですが
「黒」は太陽光の吸収性が極めて高く
光を反射する「白」に比べ表面温度が5度~10度高まるとも言われています。
とはいえ「白」のマスクをしていても
「熱中症」のリスクが高まることが非常に問題となっています。
●新型コロナと熱中症●
厚生労働省の「令和2年度に必要な熱中症予防行動」というリーフレットによると 新型コロナウイルスの感染予防と、熱中症の予防を両立させることを主眼とし、 3密対策などをしっかりと行った上で、熱中症を防ぐために
マスクをはずすこと
を推奨しています。 マスクを着用して呼吸すると
熱気や湿気が内側にこもり
やすく、 息苦しさも加わり
心拍数や体感温度が上がり
ます。
それにより、知らないうちに体温が上昇し、
熱中症や脱水症状
を引きおこす恐れがあるのです。 また 呼気に含まれる水蒸気や二酸化炭素がマスク内にこもり 息苦しくなると、酸欠状態となり、それが原因で
頭痛
を引きおこすことがあります。
ただし、頭痛の原因が熱中症ということもあるため、
熱中症が疑われる場合は身体を冷やして休むようにしましょう。
もし症状が改善しない場合は、すぐに病院を受診するようにしてください。
●車内での熱中症●
家の中や屋内に比べ 車の中という空間は狭い為
エアコンさえつければ すぐにひんやりと快適に過ごせるものです。
ただし それはエンジンがついているからこそで
停止後は驚くほど早く車内温度は高温化します。
JAFによる検証実験によると
気温35℃の炎天下に駐車した車内の暑さ指数は、
窓を閉め切った密室状態で
エンジンを停止してわずか15分後には 人体に危険なレベルに到達するそうです。
また、日陰に車両を駐車していたとしても、
その車内温度の差はわずか約7℃で、
駐車場所に関わらず外気温が高温である場合は注意が必要とのことです。
また 太陽から来る遠赤外線である輻射熱は車内を通過し、
目に見えない熱がどんどんドライバーの身体を温めます。
これによりドライバーが想像しているよりはるかに水分を奪います。
加えて、エアコンによる車内の乾燥により
「隠れ脱水」
という 知らず知らずのうちに
極めて深刻な脱水症状に陥ってしまう危険性もあります。
屋外に比べ 車内では直射日光を受けない、
そして感染のリスクは少ないという安心感もあるかもしれませんが
「熱中症」の予防も忘れずに
こまめな水分補給と休憩、身体を冷やすこと、
そして 周囲の状況に注意をはらいながら マスクを外すようにしましょう。
●車内でのマスク着用●
3密を避けるには 公共交通機関よりも車の方が安心! と思う方も少なくないでしょう。 確かに不特定多数の人と乗り合うことがない点では 乗用車の使用はリスクが少ないかもしれません。 しかし 車の中は 密閉空間であり 密接が生じやすい環境ですので 車内で1分会話するだけで、せき1回分に相当する およそ1万個のウイルスが飛散するといいます。 また 仮に感染者が車の中でマスクをせずに会話を続けると、 およそ30分で車内全体にウイルスが拡散する恐れがあるそうです。 そこで やはり
車内の換気
が非常に重要だということがわかります。 時速50kmで走っている場合、 窓を全開にすれば 一般的な車の体積からいって 1秒もあれば十分 空気の入れ替えができますので こまめに換気を心掛けましょう。 一人きりで乗車している際には マスクを着用する必要性が低いかもしれませんが 同じ車両を複数のドライバーで交代して運転する場合は ドライバーが触れるハンドル、ウインカー、サイドブレーキ、カーナビ等のこまめな
消毒
と ドライバー自身も
手洗い
を欠かさず行いましょう。
まだまだ暑い日は続くかと思います。
マスク着用における熱中症にはくれぐれもお気を付けください。



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