緊急時の対策~雪害3
- 茂木 敦史
- 2019年12月27日
- 読了時間: 5分
2019年もいよいよあとわずかとなりました。
年末ともあって 職場や家庭でも 大掃除の時期でもあり
普段なかなか掃除しないような場所も 手を伸ばしてピカピカにし
新しい年を迎える準備をされていることかと思います。
大掃除する際、是非とも お車もピカピカにしてあげましょう。
前回 雪害対策の一つである「視界の確保」に触れ
冬の気象状況に応じたワイパーの重要性について見てきました。
確かに冬用のワイパーを使用することで
雪道の走行で クリアな視界を保つ事は明らかです。
しかしながら、もともとのフロントガラスが汚れていたら、、、
まずは フロントガラスの冬対策をしておきましょう。
●フロントガラス●
どんな車もトラックも ある程度の距離を走行すると
雨風にさらされ 泥や砂も付着し 車体は汚れてしまいます。
車体のボディ部分なら 「まだ洗車しないでもいいか」と放置しても
フロントガラスはそうはいきません。
安全な走行でのクリアな視界の確保は最優先ですよね。
〇霜対策〇
冬本番ともなると 朝晩の冷え込みによって フロントガラスが凍ってしまうことがあります。 急いで出発しなければならない時には この「
霜
」は 厄介ですよね。
寒さが厳しい地域のドライバーは 毎冬のことなので
フロントガラスにフッ素系の皮膜ができるような
撥水加工
を施すことが一般的のようです。 このコーティングをすることにより、 水分を弾く撥水効果によって 霜はフロントガラスと密着せず 手で軽く払うだけで簡単に霜取りできるというわけです。 一方、雪や霜に不慣れなドライバーが 急いで フロントガラスの霜を取ろうとするときに やってしまいがちな霜取り方法があります。 「
熱湯をかけちゃえ!
」
という方法です。
この方法は 実のところとても危険です。
確かに 氷を解かすには お湯をかけてしまえば簡単に溶けますが、
フロントガラスが悲鳴をあげてしまいます。
一般的な車のフロントガラスは
飛散防止の為に2枚の材質の違うガラスに
特殊なフィルムを挟んでできた「合わせガラス」を使用しています。
霜がついたガラスの表面温度は0度以下
そこにお湯をかけると
外側のガラスは急激な温度変化を起こし、
膨張してしまいます。
そして、外側のガラスと内側のガラスに温度差が生じ、
急変形することで亀裂が生じ、ガラスが破損に繋がることがあります。
又、ガラスに小さな傷がある場合にも同様
大きな破損に拡大してしまう可能性もありますので
いずれにしても
お湯をかけるのは大変危険
です。
では、熱湯などの高温でない ぬるま湯や水なら
急激な温度変による膨張はないのではないか
と思われる方も少なくないでしょう。
しかし
外気温が氷点下になっている場合は
かけた水が むしろ凍結してしまう逆効果も考えられますのでご注意ください。
★有効な霜取り対策
☆解氷剤
市販されている車のガラス用解氷剤が効果的です。
スプレー式のもので約500円ほどで購入できます。
解氷剤のエタノールやイソプロバノールの成分は
0度でも凍らないアルコール特性を持ち、
フロントガラスの凍結温度を下げることができますので、
フロントガラスに塗布するだけで
約1分位で凍結を解かすことが可能になります。
☆デフロスターとスクレーバー
車内に装備されている「デフロスター」のスイッチをオンにして
内気循環で最高温度に設定すると
約10分ほどで視界が確保できます。
しかし アイドリング時間を短縮するために
スクレーバーと併用するといっそう速効性があるでしょう。
☆冬用ウィンドウウォッシャー
単純に汚れを流す目的で「水」をウィンドウウォッシャーとして使っていたり、
普通のウォッシャー液を薄めて使っている場合
走行中にフロントガラスが凍結してしまう恐れがあります。
冬用ワイパーを用いても 豪雪時の走行中は
冬用の解氷使用のウィンドウウォッシャーが
必須アイテムになります。
ワイパーが拭き取った雪が次第に固まり、
さらに蓄積され大きくなって視界の妨げになったりするのを防ぎます。
撥水効果のあるものも販売されていますので
準備しておきましょう。
★効果的な凍結予防策
☆油膜除去
水が氷に変化する氷結点は0度ですが、
油などの成分が混じっている割合が多いほど
0度以上でも凍結することがあります。
日頃からフロントガラスの油膜を除去しておくことで
凍りにくくなります。
しかし 急な出先など油膜除去の材料がない場合は
油を分解する成分が含まれているウーロン茶と新聞紙に含ませ
拭くだけで効果的に除去できます。
☆カバーの装着
屋根付きの駐車場やガレージに停めることができない場合、 市販されている凍結防止カバーの装着がとても有効です。 しかし、専用のカバーがなくても、 毛布やバスタオルなどの代用品でも構いません。 できるだけ隙間がないようにフロントガラス全体を覆うことが効果的です。 車全体を覆ってしまうと、 停車後のエンジンの熱により水分がフロントガラスに付着してしまい、 放射冷却により凍結してしまうことがあるので注意しましょう。 岩瀬運輸機工なら大型精密機器も安心の運搬です。詳しくは《こちら》から 今年も「運搬ブログ」をご拝読くださり ありがとうございました。



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