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荷崩れしにくい固縛方法と注意事項

  • 執筆者の写真: 茂木 敦史
    茂木 敦史
  • 2017年6月1日
  • 読了時間: 3分

積み付けをきちんと行わないと、走行中の車両に加わる振動や衝撃により、積み付けが移動したり変形し積荷とロープ掛けの間で隙間が生じてしまいます。その結果ロープ掛けが緩み、積荷にロープ掛けをしていない場合と同じ状態になり、荷崩れの範囲がさらに広がることになります。したがって、ロープ掛けの効果を保持するために、積みつけの仕方をよく知るとともに必ず実行しなければなりません。

カートン、木箱などの数物雑貨の場合

まず、前後左右の隙間をなるべく小さくするように、前方から整然と緊密に積みつけることから始めます。「天地無用」などの荷扱い指示マークにしたがって積みつけ、その貨物に適した荷扱器具を使用し、手かぎなどは使用しないようにしましょう。積み重ねる場合には、その貨物の外部包装が上積みする貨物の重量に十分耐えうるものであることを確認してください。万が一、上積貨物の重量により変形する恐れがある場合には、中間にベニヤ板を挟んで重量の分散を図りましょう。 同一寸法のカートンや木箱貨物を積み付ける時は、積み重ねる段ごとに配列のパターンを変えて積み付けると安全です。最近は、倉庫保管とトラックの積み卸しの効率化のために数物雑貨の大部分がパレット積みされています。一般的には、パレット積みの中でもピンホール積みやレンガ積みの方法がもっとも荷崩れしにく方法として採用されています。 カートン箱を積み重ねた場合の上下間の摩擦係数は、実験によると0.2〜0.4の範囲でやや滑りやすい結果が出ています。ですから、高く積み上げる(多段積)場合には、中断にダンボール紙を挟み込むとカートンの圧損や変形も減り、横滑りに対する抵抗力も増えて荷崩れしにくくなります。

各種の貨物を混載する場合

決して軽い貨物の上に重い貨物を積み重ねないようにしてください。軽い貨物が重量に負けて破損し、バランスが崩れて荷崩れの原因となります。貨物に鋭い角や突起物がある場合は、他の貨物を損傷しないように当て物をして保護します。

鉄鋼製品や長尺物などの場合

重量貨物は、集中荷重、偏心荷重になりがちなので、積み付ける時は重量配分に十分考慮することが大切です。 積荷全体を総合した総合重心の位置は、トラックの荷台の前後左右の両者の中心いちになるべく近いことが望ましいです。特に、重量の重い機械製品や不整形の加工物などを数個積み合わせる場合は、荷台中心に積荷の総合重心が近づくように積み付けることが必要です。 サイズの違う、大きい機械などの複数の積荷の場合には、積載重量や貨物の寸法から前後(特に前方向)や左右に隙間が生じるので、その隙間は木材などを使用して、走行中にズレを生じないような対策を施しましょう。コイル・コンクリートパイル・大口径菅などの円形断面の貨物の積み付けについては、積み付けに当たって転動防止のために歯止めを用いないといけません。歯止めの高さは直径の10分の1以上であることが望ましいです。

積み付け、固縛にあたっての注意

積み付け作業は指揮者と十分に打ち合わせし、その指示に従います。特に帰り荷を積む場合には、積荷の確認が大切です。積み付けと固縛に必要な機器を十分に活用し、絶対に作業に手抜きをしないよう心がけてください。荷台上での積み付けと固縛作業中は、常に荷崩れや不慮の自体に備えるとともに、可能な限りクレーンドライバーの視野から外れないよう、積荷と鳥居の間に入ったり、積荷の下に入らないよう注意して作業します。安全帽、安全靴を着用し、安全な姿勢で作業を行なってください。   引用参照 鋼材等重量物輸送に携わるプロ運転者・管理者用ガイドブック 改訂版

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