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運行管理支援機器のデータを活用した指導及び監督

  • 執筆者の写真: 茂木 敦史
    茂木 敦史
  • 2016年12月9日
  • 読了時間: 4分

前回、運行管理支援機器の種類についてご紹介いたしましたが、これら運行管理支援機器の取得データは、ドライバーの指導及び監督に有効に活用できます。そして自社の安全教育に対する目標を立てて、それぞれ該当するデータを活用することが大切です。

安全運転指導を充実させるポイント

ドライバーは、デジタルタコグラフやドライブレコーダーの搭載に対し「運転中の行動が監視されている」と感じ緊張感が高まると言われますが、導入の目的について時間をかけて説明し、十分な理解を得ることが大切です。理解や納得を得られればドライバーの安全運転への意識改革に繋がります。デジタルタコグラフなどで取得できるデータは、速度やエンジン回転数などですが、指導にあたっては管理数値を設定し、適切な運転のあり方を示すことが必要です。

解析データによるコミュニケーション

運行データに基づきレーダーチャートなどでドライバーの安全運転に対する評価ができる機器が多くありますが、この結果の活用として減点要素ばかりを指摘するのではなく、褒めるところは褒め、具体的に何に注意して運転するべきかなど、運転者が受け入れられるコミュニケーションが重要です。ドライバーランキングの活用においても、個人攻撃の対象とするのではなく、グループでランキングを競わせるなど、モチベーションを持てるよう活用していくことが必要です。また、ドライブレコーダーの映像は、実際に記録されたものであるため、これに基づく指導を行うことで正しく運転のリスクが確認でき、危険を予知することの大切さを認識させることができます。そして、デジタルタコグラフやドライブレコーダーのデータと、適性診断の結果などを組み合わせて評価することにより、ドライバーのくせなどが明確になり、指導しやすくなります。

目的に合わせたデータの活用法

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ドライバーの指導及び監督にあたっては、目標を設定しこれを達成するための指導内容としていくことが効率的かつ効果的な指導に繋がります。デジタルタコグラフのデータなどに基づき、自分の走行速度について認識させるとともに、ドライブレコーダー映像などとともに事故やヒヤリハットが起こる速度についても認識できるよう説明します。様々なデータから事故の起こりやすい場所、シチュエーションなどを類型化し、どのような場合にどんな危険があるのかを認識させ、ミスを起こす地点、時間、天候などを把握し、ドライバーがどのような状況でミスを起こすのかを把握させましょう。スピード超過や一時停止無視などのミス映像を用いて、周囲に対してどのような危険を及ぼしているかも確認しましょう。 デジタルタコグラフやドライブレコーダーの映像から、急ブレーキの状況を確認し、適切な制動距離を確認させて実車指導の機械などに適切な指導をしてください。事故やヒヤリハットの場合のブレーキのタイミングを確認し、適切なブレーキのタイミングや強さなどを実車指導で確認します。EMS機能やデジタルタコグラフのデータによる急加減速の記録分析を用いて、発生場面や回数などを認識させ、ヒヤリハット地点と乗務時間の関係を分析し、どのようなときに疲労が起こるのかを認識させます。急加減速と燃費の関係を分析し、適正なエコドライブの速度やエンジン回転数について説明しましょう。

全体教育をする場合の活用法

大型車の特性やハンドル操作についてドライブレコーダー映像などを用いて、その挙動について観察し、また周囲にいる他の車両や歩行者、自転車などがどのような動きをするのかを認識させ、ディスカッションで危険性などを見出し、適正な運転について話します。ドライバーの特性や周囲の特性を踏まえた上で、事故の起こりやすい場面での安全運転のあり方についてもディスカッションなどで整理させましょう。

個別教育をする場合の活用法

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デジタルタコグラフやドライブレコーダーなどのデータ、適性診断結果などから、ドライバーの運転の癖を客観的に把握させ、良いところと悪いところを認識させるよう指導します。他のドライバーの平均値とデータを比較し、自分の運転が平均値とどのようにずれているのか、あっているのかを分かりやすく見せます。当人の運転の特性を把握させた上で、ドライバーの特性に合わせた安全運航のあり方について指導しましょう。   引用参考  自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う一般的な指導及び監督の実施マニュアル

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