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重大事故を防ぐには/危険な漫然運転と居眠り運転の原因と対策

  • 執筆者の写真: 茂木 敦史
    茂木 敦史
  • 2022年6月24日
  • 読了時間: 5分

目次




  警察庁が発表した 「令和3年上半期における交通死亡事故の発生状況及び道路交通法違反取締り状況等について」によると 2021年 1~6月期の

法令違反別死亡事故件数

のデータを見てみると 一番件数が多い法令違反は「安全運転義務違反」の

「漫然運転」

とされています。  

<漫然運転>

☆漫然運転とは

  漫然運転とは 注意力散漫な状態、集中力や注意力が低下した状態、 十分な注意を尽くすことができない又は尽くさない状態で運転をすることを言います。   前を見ているようで実は見ていない、ということから公的には「内在的前方不注意」とも言うそうです。 同じ「前方不注意」でも視線を外した脇見運転の 「外在的前方不注意」とは区別されます。  

☆漫然運転の症状

  漫然運転の症状には下記のようなものがあります。  

・ブレーキ操作の遅れ・速度超過もしくは遅すぎるスピードでの走行・信号の見落とし・車線や路肩等を無視するような車のふらつき・歩行者や自転車の見落とし・一定の車間距離が保てない・走り慣れている道を間違える・ウインカーの出し忘れ

  この様な症状は交通事故を起こす原因となってしまいます。  

☆漫然運転の原因

  注意力が散漫になる原因として以下のようなものが考えられます。  

・運転中の考え事・睡眠不足や疲労・長時間運転・運転技術の過信・同乗者との会話・スマートフォンの着信音や通知音

☆漫然運転の予防と対策

  漫然運転の防止には下記のような対策が有効です。  

・休憩や仮眠をとる・ガムを噛む・音楽を聴く・スマートフォンをしまっておく

  漫然運転は重大事故に繋がりやすい非常に危険な行為です。 ぼんやりと運転を続けることによって

「居眠り運転」

へとなる場合も少なくありません。  

<居眠り運転>

  居眠り運転の原因は、漫然運転の原因の一つと同様の 睡眠不足がベースとなっていると言えます。   

☆睡眠不足

  ある研究によると 通常8時間寝ている人が6時間睡眠で活動すると、 酒酔い状態と同程度に判断力が低下するというデータがあるそうです。   その他にも睡眠不足によって下記のような症状が引き起こされます。  

・集中力の低下・記憶力の低下・免疫力の低下・ストレスが増す・太りやすくなる・生活習慣病になりやすくなる

  心身ともに健康でいることこそが 安全な運転に繋がります。 睡眠不足の解消のためには 十分な睡眠時間を確保することだけでなく、

睡眠の質

を高めることも重要です。  

☆睡眠不足の解消

  必要な睡眠時間は年齢等によっても個人差もあり 明確な時間数で解決できるものではありません。  

・規則正しい生活を送る・適度な運動をする・就寝前は 飲食や喫煙、ブルーライトを避ける・入浴・朝日を浴びる

これらのことで質の高い睡眠が得られるとのことです。   昼間に強い眠気に襲われることが多い、という方は 睡眠時間を増やすことだけでなく これらを試してみてはいかがでしょうか。  

☆居眠り運転防止対策

  居眠り運転を防止するためには ドライバー自身が  

・仮眠をとる・休憩をする・体を動かす(ストレッチや散歩)・洗顔をする・目薬をさす・窓を開ける・カフェインを摂取する・ガムを噛む・声を出す(会話や歌う)

といった対策が一般的です。   しかし 無くならない居眠り運転の防止策として 企業もその対策を打ち出しています。   パナソニックでは

「車載向け温冷感センシングシステム」

に環境センサーやカメラを組み合わせ

車載用居眠り防止システム

として開発しています。 これは 赤外線センサーによって運転手が感じる暑さや寒さの温冷感を、 身体に触れることなく検知し、 さらに運転手の表情などの情報と合わせて眠気の予兆を検出し 空調を制御して運転手の眠気を制御することができるそうです。   また、トヨタ紡織では 車内カメラやシートに装着したセンサーで運転手の眠気を推定し、 眠気を感じていると判断すると 警告音や警告音声ではなく

年代に応じたヒット曲を流して覚醒を促す

というシステムを実証実験していると言います。   この実証実験では 眠気は車内に設置したカメラで運転手の目の開き具合から計測し、 疲労はシート下部に装着したセンサーで心拍間隔から推定します。 これにより運転手の疲労と眠気をデータとして蓄積できるため、 疲れを感じにくいルートや効率的な休憩のタイミングなどを運送会社と模索しているとのことです。  

<まとめ>

  重大事故や死亡事故に繋がる漫然運転や居眠り運転は未だに多く起きています。 運転中ヒヤリとしたり寝不足の自覚がある場合等は ためらわず直ぐに対策し、生活習慣から改善しましょう。 近年ドライバーの安全運転のサポートに企業も技術開発により参画しています。 漫然運転や居眠り運転による事故が0になる未来を目指しましょう。

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