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鉄鋼製品の国内物流形態

  • 執筆者の写真: 茂木 敦史
    茂木 敦史
  • 2016年12月27日
  • 読了時間: 4分

鉄鋼製品は、製造方法により様々な品種があり、それぞれの品種があらゆる産業分野に利用されています。鉄が鋼鉄輸送の車両に第二積載されるとき、厚板のように荷重が均等に分散される製品や、コイルのように集中荷重になる製品、形鋼や鋼管のように不安定な積載状態になる品種など、様々な特徴があります。

鋼鉄製品の製品区分と用途

鋼鉄製品には様々な種類とその用途があります。

薄板

区分・形状:熱延鋼板類、冷延鋼板類、ブリキ 用途:自動車、電機機器、建築、産機、モーター

表面処理鋼板

区分・形状:亜鉛鍍金鋼板、塗覆装鋼板、ブリキ 用途:自動車、家電、食缶、飲料缶

厚中板

区分・形状:3mm〜6mm中板(熱延材)、6mm以上厚板(圧延材) 用途:造船、建築、橋梁、産機、タンク、構造物

形鋼

区分・形状:H形鋼、山形鋼、I形鋼、溝形 鋼、軽量形鋼 用途:建築、橋梁、鉄塔、船舶、機械、車両

鋼矢板

区分・形状:U形、Z形、直線形、H形、鋼管形 用途:護岸、岸壁、防波堤、橋梁、水門

鋼管

区分・形状:溶鍛接鋼管、継目無鋼管 用途:水道、ガス管、化学プラント、発電プラント

線材

区分・形状:断面直径5mmから50mm 程度に巻いた鋼材 用途:鋼索、タイヤ芯、針金、金網、釘、螺子

軌条

区分・形状:30kg未満軽軌条、30kg以上重軌条 用途:鉄道用レール

棒鋼

区分・形状:丸鋼、異型棒鋼 用途:機械、船舶、自動車、土木、建築

鉄鋼製品の国内物流

鉄鋼製品の国内物流は、大きく4つの区分に分類することができます。 1. 工場から船舶を利用して(一時輸送)中継地を経由し、お客様指定場所まで輸送する(第二輸送)。 2. 工場から船舶を利用してお客様河岸に輸送する。 3. 工場からトレーラーなどの車両を利用し、お客様指定場所まで輸送する。 4. 鉄道輸送、先方(置き場)取りなどのその他の輸送方法で輸送する。 鉄鋼輸送のお客様庭先までの実績数量は、統計資料としては公表されていませんが、工場出荷量に対してお客様への陸上輸送配達比率(中継陸上輸送量を含む)は高く、その大部分は大型トレーラーやトラック、ポールトレーラーなどが担っています。

大型トレーラーによる効果

トラック輸送からトレーラー輸送へと変化したことにより、一度に輸送できる量が増えたことで様々な良い変化がありました。大型トレーラーの活用は、総湯総台数の大幅な削減が図れることから、輸送効率の改善に繋がり、さらには排気ガスに含まれる、NOxやPMなどの有害物質の排出量も抑えることができます。アイドリングストップや、デジタルタコグラフなどの活用によるエコドライブ活動などにも取り組んでおり、「鉄鋼輸送」は効率的で環境負荷に配慮した輸送形態となっています。日本のCO2排出量の20.3%が運輸部門であり、そのうち52.9%が旅客自動車、35.1%が貨物自動車、12.0%が鉄道などが占めています。走行速度、道路状況、エコドライブ方法などにより排出源単位は変化するため、安全速度の厳守が大切です。

岩瀬運輸ブログでもエコドライブについての記事をご紹介しています。「トラック・トレーラードライバーのためのエコドライブ」「トラック・トレーラードライバーのためのエコドライブ2」「トラック・トレーラードライバーのためのエコドライブ3」「トラック・トレーラードライバーのためのエコドライブ4」もご参照ください。 上記以外にも大型トレーラーによる影響は様々です。大型車両利用の増加は、道路のわだちやひび割れを拡大する原因となり、道路や橋梁の寿命を縮める要因とされています。しかし、鉄鋼輸送では、大型トレーラーを導入したことにより、必要総台数が抑制され、路面への影響や騒音などの環境負荷が効果的に低減されるようになりました。特に、鉄鋼輸送で多く使用されている「セミトレーラー」は、トラクター及びトレーラー軸数を増やすことやホイールベースの長さを確保することで、軸重や輪荷重が減り、道路への影響を極力抑えることができます。   引用参照 鋼材等重量物輸送に携わるプロ運転者・管理者用ガイドブック 改訂版

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