株式会社 岩瀬運輸機工

岩瀬運輸機工は、超精密重量機器の特殊輸送・搬入・据付業者として
輸送の提案・改善・開発に取り組む国際的物流事業者です。

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オリンピックと道路8


オリンピックが閉幕した後

8月24日に開幕した東京2020パラリンピック競技大会の
13日間にわたる熱戦も9月5日に閉会式を迎えました。

パラリンピックでは
162の国と地域に加え、難民選手団による4,403人のアスリートが参加し
日本選手は 金メダル13個、銀メダル15個、銅メダル23個
合計51個ものメダルを獲得する結果となりました。

オリンピックでは、33競技339種目が争われましたが、
パラリンピックの競技数は22種類540種目でした。

種目数が多いのは
障害の種類や程度に応じて選手を分類し、公平な競争を実現する為になります。

肢体不自由、視覚障害、知的障害の三つに分類され
さらに競技ごとに細かく障害のクラス分けがされています。

例えば オリンピックの陸上の100メートルは 男女別だけですが
パラリンピックになると、車いすや義足、視覚障害など16種目ものクラス分けがあります。

閉会式では「We the 15」という映像で
世界の人口の15パーセントは、何らかの障害があるとして壁のない社会の実現をと世界に発信されました。

そして 今日9月10日は「知的障害者愛護デー」という日です。

日本精神薄弱者福祉連盟(現在の日本知的障害福祉連盟)が
1964年(昭和39年)に「精神薄弱者愛護デー」として制定したのが始まりだそうです。

また、9月1~30日は「知的障害福祉月間」になります。

熱戦のみならず 様々なメッセージを与えてくれたパラリンピックだったかと思いますので

閉会はしてしまいましたが
引き続き 国籍や性別 文化の違いを超えたハンディへの理解を深めていきたいものです。

●障害者にむけた取り組み●

様々なハンディキャップを持つ方が 安心して利用できるような街づくりの一つに
道路や通路への配慮は欠かせません。

☆視覚障害者への設備

私たちが普段からよく見る駅や歩道、
公共施設の地面や床面に敷設されている黄色の凹凸がついたプレートは
「視覚障害者誘導用ブロック」と言います。

このブロックは 1965年に考案され、
1967年に 岡山県の盲学校に近い国道交差点周辺に世界で初めて敷設されたのが始まりだそうです。
その後2001年に 突起の形状・寸法及びその配列に関する規定が日本工業規格(JIS)によって統一化され
2012年にはこれをもとに国際規格として定められ、多くの国に広まっています。

現在のブロックは 2種類あります。

・誘導ブロック(線状ブロック)

線が4本並んだ形状をしており、
突起の方向に進行方向を示しているブロックです。

 

・警告ブロック(点状ブロック)

点が並んでいる形状で、

注意すべき位置を示すブロックです。
階段前、横断歩道前、誘導ブロックが交差する分岐点、案内板の前、障害物の前、駅のホームの端等
危険箇所や誘導対象施設等の位置を示しています。

ブロックの上に、駐車や駐輪をしない、
物を置かないようにすることはもちろん
目についたときは 移動させたり通報する配慮をしたいものです。

また 近年そのブロックにも変化が見られています。

ビーコンという電波受発信器が埋め込まれたブロックに
視覚障害者のスマートフォンで近づくと
位置情報やあらかじめ設定しておいた目的地などを読み込み
音声で案内ができるシステムです。

目的地で待っている家族の方々等が、AIスピーカーを使って
視覚障害者の現在地を問い合わせることもでき、
ビデオ通話機能を使って手助けすることも可能になるといいます。

また金沢工業大学では
コード化点字ブロック」で誘導・案内情報を提供するシステムを開発してきました。
このシステムは、ブロックに付いている25個の点に
色をつけた「コード化点字ブロック」をスマートフォンのアプリで読み込むことで、
音声情報を提供するものです。

視覚障害を持つ方に誘導の情報を提供できるだけでなく、
観光客や外国人に向けて様々な情報を提供することができます。
このコード化点字ブロックは、
歩行者の進行方向によって異なる情報の提示が可能で、
1枚の点字ブロックにつき、2の25乗×4方向=1億3,421万7,728通りという
膨大な情報の提示が可能だと言います。

この他にも様々な企業や団体が
音声で案内できるブロックの開発を進め
事故を未然に防ぎ、安全に視覚障害者の外出をサポートする取り組みをしています。

パラリンピックのマラソンやトライアスロンでは
視覚障害を持つランナーの目となり伴走するガイドランナーが注目されました。
輪になった1本のひもを互いに持ってレースのサポートをするという
まさに二人三脚の競技でした。

いつしか 技術が進み
盲目のランナーが単独で完走することを選択できる未来がくるかもしれませんね。

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