shigemitsu のすべての投稿

緊急時の対策~雪害6


 
2019年の交通事故死者数について 先日警視庁から発表がありました。
 
死者数は3215人
前年比317人マイナス(-0.9%)となり、
1948年の統計開始以来、3年連続で最少記録を更新しました。
 
過去最悪であった昭和45年の1万6,765人から比較すると
大きな減少となっており、
車両自体の安全性の向上もあれど、
シートベルトの着用者率の向上や,飲酒運転の根絶等に向けた取組が
徐々に成果を見せているとも言われています。
 
今回も重大な死亡事故に発展しかねない
この時期特有の冬の事故防止
について触れていこうと思います。
 

●スリップ事故防止●

 

冬期における交通事故で最も件数が多いのが「スリップ」による事故です。
 
降雪時、降雪後以外でも路面の凍結は起こりえることや
肉眼で確認しにくいアイスバーンの存在についても
念頭に置いておかなければなりません。
 

〇スリップ対策〇

 

☆迂回

 

路面が凍結してスリップしやすい場所には特徴があります。
できるなら走行を控え、迂回した方が良いとされる危険な場所に
橋の上」があります。
 
橋梁は、地中からうける熱の影響がなく、上下が空中にある為、
放射冷却によって熱が奪われやすい構造になっています。
そのような構造によって、周囲の大気との温度差が、
結露を発生させる原因となります。
この結露が放射冷却と橋を通り抜ける風によって
冷やされることで、アイスバーンになってしまいます。
 
他の路面が凍結していない状況であっても、
橋の上だけが凍結していたという状況は珍しくないので、
通行を控えることが望ましいと言えます。
 
また、「トンネルの出入口」も危険です。
最近では 凍結しないようトンネルの出入口の内側から外側にかけ
ロードヒーティング装置や融雪装置が施工されている場所が
徐々に増えてきましたが、過信は禁物です。
 
トンネル出入口には雪やみぞれが吹き込みやすく、
気温が下がると出口付近で凍っていることがあります。
トンネル内の路面が乾いていて走りやすい場合でも、
出口付近の凍結に気づかないままスリップ事故を起こす事例も少なくありません。
 
また、日中は晴れている日でも、
日差しは届かないトンネルの中だけが凍結していることもあるため
走行する際は天候に関わらず注意が必要となります。
 
その他 下記のような場所でも 凍結の恐れがありますので
なるべく走行を控えましょう。
 
*交差点

*陽の当たらない場所(ビルの谷間など)

*路側帯

*駐車場の出入口付近
 
 

 
 
 

☆運転操作での対策

 

路面状況によって滑りやすさにも大きな違いが出ます。
乾燥した路面と滑りやすさを比較すると
 

積雪路面・・・・・3.2倍
凍結路面・・・・・5.4倍~8倍

 
このようにスリップ事故を誘発しやすい環境になります。
凍結した路面を走行しなければならない時は
たとえ通り慣れた道路でも 通常の半分以下のスピードに「減速」し
いつも以上の「車間距離」をとる必要があります。
 
そして

「急」のつく操作は事故のリスクを高めます
 

・急停車
・急ブレーキ
・急ハンドル
・急発進
・急加速

 
最近のオートマチック車であれば、
「スノーモード」という装備が搭載されている場合が多いので、
凍結路面での発進に十分な機能を発揮してくれるでしょう。
 
しかしマニュアル車は 2速での発進をするなどの対応が必要になります。
それぞれの車種により、異なる対応が必要となり、
また走行する箇所によって
それぞれの運転操作がスリップ事故を回避する手段ともなります。
 

* 坂道

 
あらかじめ適切なギヤにシフトダウンし、
アクセルを一定にしましょう。
急ブレーキやシフトダウンは尻振りやスピン、
ひいてはスリップ事故を招いてしまいます。
 
上り坂では荷重の関係上、
FF車(前輪駆動)はなかなかパワーが伝わりにくく、
FR車(後輪駆動)はパワーがかかりすぎてスリップしやすくなります。
 
下り坂ではその逆で、
FF車がスリップしやすくなり、
FR車はパワーが伝わりにくくなります。
 
ほとんどのトラックはFR車ですので
上り坂には特に注意が必要になります。
 
また、どんな車両でも
上り坂ではゆっくりとアクセルを踏み、
途中で止まらずにすむようにできる限り
十分な車間距離をとっておきましょう。
 
下り坂ではギヤを落としてエンジンブレーキと
ポンピングブレーキを併用し、
タイヤをロックさせないように極力ゆっくりと運転します。
 

* カーブ

 
カーブ手前で急ハンドルや急ブレーキにならないよう
あらかじめエンジンブレーキポンピングブレーキを利用し、
十分に減速します。
アクセルを強く踏みこんだり、
急にアクセルから足を離したりせず、一定に保ちながら
ゆっくりとカーブをクリアしましょう。
 
 
岩瀬運輸機工なら大型精密機器も安心の運搬です。詳しくは《こちら》から

緊急時の対策~雪害5


 
新年のおめでたいムードも落ち着き
いつもの日常を取り戻しつつありますよね。
 
しかしながら 例年と比べ お鍋を食べていないな、
分厚いダウンコートを着ていないな
といったような気がする方も少なくないのではないでしょうか
 
この冬は 記録的な暖冬となっています。
 
普段なら賑わっているはずのスキー場ですが
年明け後もオープンできずにいるスキー場が
全国で3割以上に及んでいるというのです。
 
気象庁によりますと、
昨年12月の降雪量は平年と比べ、北日本で38%、東日本も26%となり、
西日本では一度も積雪が観測されず、0%でした。
北日本と西日本では、1961年の統計開始以来、最も少なくなっています。
そして今後も全国的に降雪量が少ない状況が続く見込みと言われています。
 
しかしながら、暖冬の年は少雪となると思われがちですが、
年によっては寒冬年の降雪量を上回る事すらあります。
特に北海道では 暖冬の年は気温が高いため、
パウダースノーにならず湿った雪の影響で積雪量が多くなることがあるそうです。
 
また日本列島の南海上を東進する南岸低気圧の通過が増加するため、
積雪することが殆どない関東地方などの太平洋側で
降雪量が増加することもあるとのことですので
「暖冬」というイメージに惑わされることなく
冬の対策は強固にしておかなければなりません。
 
 

●路面凍結「アイスバーン」●

 
 
気温の低下や積雪により地面が凍ってしまう路面凍結を
別名「アイスバーン」と呼びますが、
この「アイス」は英語の『氷』と発音が同じなのですが、
実は ドイツ語のEisbahnが語源なのだそうです。
意味は「スケートリンク」!
 
さて
この由来を知ると路面凍結が どれほどの滑りやすさか
より注意が必要な気持ちになりませんか
 
どのような状況が路面凍結しやすいのかをあらかじめ知り、
適切な対策を取ることが重要です。
 

〇アイスバーンの種類〇

 

気温が0度以下になると路面が凍結し、
アイスバーンが形成されると言われています。
 
天気予報等で発表されている気温が氷点下でなくても、
計測器は地上から約150cmの高さにあるため、
路面はそれよりも気温が低いと考慮する必要があります。
 
つまり気温が2~3度と発表されていても
路面は凍結している可能性があるのです。
 
また、アイスバーンには3つの種類があります。
 
 
☆ミラーバーン
 
信号待ちをしている車の底から放射する熱や
停止時や発進時に起こるタイヤの摩擦熱によって
積雪面が溶け、その水分が凍結し、
さらにタイヤの表面で磨かれて形成されたものを
「ミラーバーン」と言います。
 
まるで鏡のようにピカピカな氷の表面に似ていることから
「鏡面圧雪」とも言われ
主に発信と停止が繰り返される交差点付近で形成されます。
 
また、スタッドレスタイヤの普及に伴い増加傾向にある種類になります。
スタッドレスタイヤの溝は通常のタイヤより
深く刻まれており、また無数の切り込みが入っているのが特徴です。
この溝によって雪をしっかり掴み、
切り込みによって解けた雪や氷を排出する役割を担っているため、
スタッドレスタイヤを装着した車が走れば走るほど、
雪は水分を失い踏み固められ、
ミラーバーンをつくりやすくなってしまうというわけです。
 
☆圧雪アイスバーン
 
道路上の積雪した雪が、通行する車のタイヤで
踏み固められ、圧雪されることにより形成されるものを
「圧雪アイスバーン」と言います。
 
この圧雪された雪の表面が昼間の太陽などで溶けた後、
夜間の冷え込みで再凍結すると更に硬く、滑りやすくなり
その状態が繰り返され、車が往来で凍結面がさらに踏み固められ強固に形成されます。
 
☆ブラックアイスバーン
 
「ミラーバーン」「圧雪アイスバーン」は
肉眼でキラキラと凍結していることがわかります。
しかし「ブラックアイスバーン」は 氷の膜が非常に薄いため、
濡れているだけのような黒い路面に見えてしまう事からこの名前になったそうです。
夜間は特に判別は難しいので降雪地域以外でも注意が必要です。
 

 

〇アイスバーン発生ポイント〇

 

降雪時、降雪後には路面の凍結はもちろん
や吹雪等の視界不良といった視程障害による事故に注意が必要ですが
道路箇所や場所によって 特に注意しなければならない、
または
走行を控え迂回した方が良い場合もある要注意ポイントを
改めて確認しておきましょう。
 

*交差点

*橋梁

*トンネルの出入口

*陽の当たらない場所(ビルの谷間など)

*路側帯

 
 
岩瀬運輸機工なら大型精密機器も安心の運搬です。詳しくは《こちら》から

緊急時の対策~雪害4


 
新年あけましておめでとうございます。
 
今年の年末年始は例年に比べ 暖冬とも言われ

比較的着ぶくれせずに外出された方がほとんどかもしれません。
 
しかしながら 急激な温度変化によって いつも以上に豪雪や暴風の危険性も高まっていますので

これからの季節、より一層の注意が必要です。
 
昨年末 降積雪期における郵送の安全確保の徹底について
国土交通省から ㈶全日本トラック協会へも通達がありました。
 
その中で 気象情報(大雪や雪崩、暴風雪等に関する警報・注意報を含む。)や道路における降雪状況等を適時に把握し、以下の対策を講ずることにより、輸送の安全確保に万全を期すこととして、
第一に挙げている具体的な対策を下記の通り記しています。
 
積雪・凍結等の気象及び道路状況により、早期にスタッドレスタイヤ及びタイヤチェーンを装着するよう徹底を図ること。
 
このように 冬用の足回り対策について言及しています。
 

●冬用タイヤ等装着義務●

 

積雪や凍結した道路での交通事故は
運転手の安全意識とは別に
その対策を講じているか否かで大きく発生率が変化します。
 
また、交通事故だけでなく、
車両の立ち往生による深刻な交通渋滞や
通行止めを引き起こす事態にも繋がります。
 
沖縄県を除いて 都道府県道路交通法施行細則または
道路交通規則には 積雪又は凍結した路面での冬用タイヤの装着
いわゆる防滑措置の義務が規定されています。
 
違反行為は反則金の適用となり
 
大型7000円、普通6000円、自動二輪6000円、原付5000円
となっている程です。
 
降雪地域以外でも 突然の降雪や凍結による事故が発生しています。
特に例年1月が最も事故発生件数が多く、
また、JAFなどのロードサービスの救護要請も急増しており、
これからの時期はいっそうの注意が必要となります。
 

〇冬季東急の事故の種類〇

 

少し古いデータとなりますが、
2011年11月~2012年3月の5ヶ月間に
北海道内で起きた全事故件数は7,235件でした。
 
そのうちの25.4%にあたる1,840件は
路面凍結や積雪、吹雪など冬特有の現象が事故の要因となった
冬季特有の事故が占めています。
 

その冬季特有の事故の内訳は

スリップによる事故・・・88.4%
視界不良による事故・・・ 9.7%
わだちによる事故・・・・ 1.6%

 
雪道に慣れている北海道のドライバーですら
積雪や凍結した路面での運転操作は難しく、
スリップ事故が起こりやすいことがうかがえます。
 
しかし、運転操作の技術のあるなしだけが
スリップ事故の要因となるとは限りません。
 
全国での2011年中に起きた
タイヤの整備不良による事故件数」を見てみると
タイヤのパンクやバースト、タイヤの摩耗による事故を大きく引き離し、
雪道での夏タイヤの使用による事故が最も多く、
384件という全体の68.3%を占めていました。
 
 

 
 
夏用のタイヤは、そもそも気温が低くなるとゴムが硬くなってしまい、
凍結した路面では非常に滑りやすくなります。
雪があまり降らない地域でも 夜間の降雨によっては、霜が降りたと同様に路面が凍結する場合もあります。
 
冬用のタイヤは 低温でも柔軟性を保つ特殊なゴムで作られており
深い溝もついています。
 
今年は暖冬と言われてはいますが、
思わぬスリップ事故を招かないよう早めに冬用タイヤの準備をしておきましょう。
 

岩瀬運輸機工なら大型精密機器も安心の運搬です。詳しくは《こちら》から

緊急時の対策~雪害3


 
2019年もいよいよあとわずかとなりました。
 
年末ともあって 職場や家庭でも 大掃除の時期でもあり

普段なかなか掃除しないような場所も 手を伸ばしてピカピカにし

新しい年を迎える準備をされていることかと思います。

大掃除する際、是非とも お車もピカピカにしてあげましょう。
 
前回 雪害対策の一つである「視界の確保」に触れ

冬の気象状況に応じたワイパーの重要性について見てきました。
 
確かに冬用のワイパーを使用することで

雪道の走行で クリアな視界を保つ事は明らかです。

しかしながら、もともとのフロントガラスが汚れていたら、、、

まずは フロントガラスの冬対策をしておきましょう。
 

●フロントガラス●

 

どんな車もトラックも ある程度の距離を走行すると

雨風にさらされ 泥や砂も付着し 車体は汚れてしまいます。

車体のボディ部分なら 「まだ洗車しないでもいいか」と放置しても

フロントガラスはそうはいきません。
 
安全な走行でのクリアな視界の確保は最優先ですよね。
 
 

〇霜対策〇

 
冬本番ともなると 朝晩の冷え込みによって
フロントガラスが凍ってしまうことがあります。
 
急いで出発しなければならない時には
この「」は 厄介ですよね。
 
寒さが厳しい地域のドライバーは 毎冬のことなので
フロントガラスにフッ素系の皮膜ができるような
撥水加工を施すことが一般的のようです。
 
このコーティングをすることにより、
水分を弾く撥水効果によって 霜はフロントガラスと密着せず
手で軽く払うだけで簡単に霜取りできるというわけです。
 
一方、雪や霜に不慣れなドライバーが
急いで フロントガラスの霜を取ろうとするときに
やってしまいがちな霜取り方法があります。
 
熱湯をかけちゃえ!
 
という方法です。
この方法は 実のところとても危険です。
 
確かに 氷を解かすには お湯をかけてしまえば簡単に溶けますが、
フロントガラスが悲鳴をあげてしまいます。
 
一般的な車のフロントガラスは
飛散防止の為に2枚の材質の違うガラスに
特殊なフィルムを挟んでできた「合わせガラス」を使用しています。
 
霜がついたガラスの表面温度は0度以下
そこにお湯をかけると
外側のガラスは急激な温度変化を起こし、
膨張してしまいます。
そして、外側のガラスと内側のガラスに温度差が生じ、
急変形することで亀裂が生じ、ガラスが破損に繋がることがあります。
又、ガラスに小さな傷がある場合にも同様
大きな破損に拡大してしまう可能性もありますので
いずれにしても
お湯をかけるのは大変危険です。
 
では、熱湯などの高温でない ぬるま湯や水なら
急激な温度変による膨張はないのではないか
と思われる方も少なくないでしょう。
 
しかし
外気温が氷点下になっている場合は
かけた水が むしろ凍結してしまう逆効果も考えられますのでご注意ください。
 
 

★有効な霜取り対策

 
 

☆解氷剤

 
市販されている車のガラス用解氷剤が効果的です。
スプレー式のもので約500円ほどで購入できます。
解氷剤のエタノールやイソプロバノールの成分は
0度でも凍らないアルコール特性を持ち、
フロントガラスの凍結温度を下げることができますので、
フロントガラスに塗布するだけで
約1分位で凍結を解かすことが可能になります。
 

☆デフロスターとスクレーバー

 
車内に装備されている「デフロスター」のスイッチをオンにして
内気循環で最高温度に設定すると
約10分ほどで視界が確保できます。
 
しかし アイドリング時間を短縮するために
スクレーバーと併用するといっそう速効性があるでしょう。
 

☆冬用ウィンドウウォッシャー

 
単純に汚れを流す目的で「水」をウィンドウウォッシャーとして使っていたり、
普通のウォッシャー液を薄めて使っている場合
走行中にフロントガラスが凍結してしまう恐れがあります。
 
冬用ワイパーを用いても 豪雪時の走行中は
冬用の解氷使用のウィンドウウォッシャーが
必須アイテムになります。
 
ワイパーが拭き取った雪が次第に固まり、
さらに蓄積され大きくなって視界の妨げになったりするのを防ぎます。
撥水効果のあるものも販売されていますので
準備しておきましょう。
 

 

★効果的な凍結予防策

 

☆油膜除去

 
水が氷に変化する氷結点は0度ですが、
油などの成分が混じっている割合が多いほど
0度以上でも凍結することがあります。
 
日頃からフロントガラスの油膜を除去しておくことで
凍りにくくなります。
しかし 急な出先など油膜除去の材料がない場合は
油を分解する成分が含まれているウーロン茶と新聞紙に含ませ
拭くだけで効果的に除去できます。
 

☆カバーの装着

 
屋根付きの駐車場やガレージに停めることができない場合、
市販されている凍結防止カバーの装着がとても有効です。
しかし、専用のカバーがなくても、
毛布やバスタオルなどの代用品でも構いません。
できるだけ隙間がないようにフロントガラス全体を覆うことが効果的です。
 
車全体を覆ってしまうと、
停車後のエンジンの熱により水分がフロントガラスに付着してしまい、
放射冷却により凍結してしまうことがあるので注意しましょう。
 
 
岩瀬運輸機工なら大型精密機器も安心の運搬です。詳しくは《こちら》から
今年も「運搬ブログ」をご拝読くださり
ありがとうございました。

緊急時の対策~雪害2


 
明日12月21日は「冬至』になります。
 
冬至は、北半球では太陽の高さが一年で最も低くなり、

昼が一年中で一番短く、夜が最も長くなる日となります。

健康祈願の為にかぼちゃを食べたり、

無病息災を願い 寿命が長く病気にも強い柚子の木にならって、柚子風呂に入る日でもありますよね。
 
本格的な冬のシーズンを迎え 雪や氷による交通事故の増加が懸念されます。

事前の対策を講じて 運転に関しても冬支度をしておきましょう。
 

●様々な雪害の事故●

 
雪害には
 

・交通事故
・屋根転落
・人工物落下
・除雪機事故
・雪崩
・山岳遭難
・スキー事故
・水路転落
・凍死/凍傷
・建物等損傷
・雪氷による転倒

 
といった 雪のスポーツ、レジャーでの事故や雪崩、除雪中の転落事故など
豪雪地域特有の災害だけでなく
歩行中や乗り物の事故も多発します。
 
それぞれの事故対策が不可欠になりますが、
最も事故件数の多い車両の事故について ここではみていきたいと思います。
 

●視界の確保●

 
一般車、トラック等 種類に関わらず 走行するために最も重要なことは
安全走行ですよね。
その安全な走行の判断材料としての基本となるものが「視界の確保」になります。
 
大雨や嵐の中の運転でも 同様ですが
大雪、吹雪の際の視界の確保は非常に重要です。
 

〇雪用ワイパー〇

 

大雪の際の走行では 始めのうちは綺麗に窓の雪を拭き取れていたワイパーも
徐々に凍り付き始め フロントガラスは筋状に凍り付き
前方の信号もぼんやりとし、
対向車のライトも凍ったフロントガラスに反射して通常よりも眩しくなってしまいます。
 
これは 通常のワイパーを使用した時に 一般的に起こりえる症状になります。
安全な視界を確保するためには
雪用ワイパー、冬用ワイパーが必要となります。
 
ワイパーは 大きく2つの部品でできています。
ガラスについた水滴を取る役目をするゴムの部分。
もう一つは、ワイパーゴムを支える骨組みの部分です。
 
後者を「ブレード」と言います。
ブレードは、よく見ると関節のように可動する部分があり
緩く湾曲したフロントガラスにワイパーのゴムがぴったりと接着するような役割をしています。
通常の雨用、夏用のワイパーが冬にうまく掃けなくなるのは、
この関節部分が雪で凍ることでブレードの可動部分が動かなくなり、
ワイパーのゴムがガラスにうまく密着しなくなるからなのです。
 

雪用ワイパーの特徴

*ワイパーのブレード部分がカバーで覆われています。
 
このカバーは 低温下でも固くなりにくい特殊なゴムでできており、
金属でできているワイパーブレードが冷たくなっても凍りにくく設計されています。
これにより 凍結による拭き残しが激減します。

 

*錆に強い素材で作られている

*使用しているゴムの厚さが約2倍

*一般的に 雨用夏用ワイパーに比べて 約3.4倍の価格

 
クリアな視界を保持することで安全な走行ができる冬用ワイパーは
寒冷地を走る場合は必須アイテムになります。
 

〇ワイパー立て駐車〇

 

スキー場や降雪地帯ではよく目にする光景ですが
駐車場に停まっている車のワイパーが立っている姿を見かけます。
 
それはワイパーのゴムとフロントガラスが凍結によって貼りついてしまわないようにする為です。
車内の温度で暖められたフロントガラスに雪が降ると、
雪が溶けて水に変わります。
エンジンを切って一定時間経つと車内の温度が下がり、
フロントガラスに残った水は凍りついてしまうため
ワイパーのゴムとフロントガラスが凍ってくっついてしまいます。
くっついてしまうと、ワイパー自体が動かなくなってしまうため
そのようにワイパーを立てて駐車しているのです。
また、フロントガラスに積もった雪を除雪する作業にも有効です。
 
しかし、トラックやキャブオーバー型の車など、
ボンネットが無い、又は角度が浅い車の場合は注意が必要です。
 
屋根やフロントガラスに溜まった大量の雪が何らかの拍子で
立てていたワイパーに落ち、折れてしまうケースもあるようです。
そういった車は できるだけ屋根の下に停め、
風下に向けて車を駐車する等、雪の日の駐車にも配慮が必要です。
 
岩瀬運輸機工なら大型精密機器も安心の運搬です。詳しくは《こちら》から

緊急時の対策~雪害1


 
2019年も終わりを迎えようとしています。
 
今年は様々な自然災害が日本列島を襲い

各地で非常に多くの被災者を生んでしまいました。
 
近年の異常気象などによる自然災害も ある程度は予測できる技術も発達してきてはいるものの

備えあれば憂いなし、迅速な避難の必要性や防災に対する意識が

皆様にも他人事ではないと危機意識が高まったのではないでしょうか
 
さて これからの季節 本格的な冬の到来に

ハンドルを握るドライバーには 安全な運転の妨げとなる冬特有の要因を改めて確認し

事故防止の為に尽力していただきたいと思います。
 

●雪害●

 

自然災害の中でも 比較的被害が起こりやすい地域が北部であったり

地震などと違い 季節による発生件数の増減があるため

危機意識にバラつきが感じられてしまう災害に「雪害」が挙げられます。
 
たしかに雪害は、地震や津波、台風のように一度に大きな被害は出ません。

しかし 毎年100人を超える犠牲者が出続けているのをご存知でしょうか。

地球温暖化の影響で雪は減少傾向にあり、

技術の進歩によって かつては多くの犠牲者を出した雪崩対策も進みましたが、

雪下ろし中の事故や 雪による交通事故は決して絶えていません。
 
気象庁によると この先も温暖化が進むと

豪雪地域はさらに雪が増え、それ以外の地域で降雪の回数や量は減るものの、

一度降れば大雪になる可能性があるといいます。

シーズンに1,2回しか積雪がないような都市部では

不慣れが原因ともいえる事故が多発します。
 
まずは 雪害の種類から 見てみましょう。

 

〇雪害の種類〇

 

地域によっては 「雪害」または「雪氷災害」という言葉に馴染みもないかもしれません。
 
雪害の種類は 下記のように様々です。
 

・交通事故
・屋根転落
・人工物落下
・除雪機事故
・雪崩
・山岳遭難
・スキー事故
・水路転落
・凍死/凍傷
・建物等損傷
・雪氷による転倒

 
これらの事故の他にも
雪害の影響として 鉄道や船舶、航空機の交通機関の混乱や麻痺、
農作物の被害、電線等に着雪することによる断線や停電も深刻な「雪害」です。
 

 

例年、雪害が要因となる事故では
最も件数が多いのが「交通事故」になります。
 
毎年 ある程度の積雪が予測でき、雪に慣れている北海道での交通事故データを見てみましょう。
 
少し前のデータになりますが
2011年11月~2012年3月(5か月間)に 7235件の事故が起こりました。
 
そのうち
 
雪害による事故・・・・・1840件(全体の約25%)

内訳:

スリップ・・・・88.4%
視界不良・・・・9.7%
わだち・・・・・1.6%

このように 雪道に慣れている北海道のドライバーでも
雪害による道路では 運転操作が難しいということがうかがえます。
 
しかし、実際は ドライバーのハンドルやペダルの操作だけが
事故の原因ではないのです。
 
車両の整備不良が原因で予防できた事故も少なくありませんでした。
 
次回は
積雪や路面凍結、吹雪など「雪害」による事故の防止策等に触れたいと思います
 

岩瀬運輸機工なら大型精密機器も安心の運搬です。詳しくは《こちら》から

ながら運転厳罰化


 2019年もとうとう師走となりました。
 
そんな先日の12月1日、改正道路交通法が施行されました。
社会問題となっている「ながら運転」に対する罰則がこれにより厳しくなりました。
 
日本にiPhoneが登場したのは2008年7月でした。
実はまだ10年ほどしか経っていません。
2019年2月でのスマートフォン利用率は全体で85%を超えているそうです。
 
年代別に見ても30代〜50代もほぼ9割、
60代のシニア層の利用率も68.5%まで増えており
どの世代でもスマートフォンは日常の必需品となってきています。
 
言わずもがな
スマートフォンは、電話としての通話機能だけでなく、
インターネット、メール、ゲーム等ができ、
ドライバーにとってもナビゲーションの機能を利用するシーンが
多くあるかもしれません。
 
利用者も増加傾向にある中で
運転中にスマートフォン等の画面を注視していたことに起因する交通事故も
増加傾向にあり、いわゆる運転中の「ながらスマホ」が社会問題となっています。
 

●ながら運転●

 

ご承知の通り
携帯電話で通話しながら
スマートフォンを持ちながら
といった走行中の行為を「ながら運転」と言いますが
 
平成30年中の携帯電話使用等に係る交通事故件数は、2,790件となり
過去5年間で約1.4倍に増加しています。
また、携帯電話使用等の場合には、
使用なしと比較して死亡事故率が約2.1倍にもなっています。
 
2016年には、トラックの運転手がスマートフォンでゲームをしながら運転し
男子児童をはね、死亡させてしまうという痛ましい事故もありました。
 
全国の交通事故の件数が減っているにもかかわらず、
携帯電話等が原因となる事故は増え続けているため
今回の厳罰化で歯止めがかかることを祈るばかりです。

 

 

●ながら運転の厳罰化●

 

増加傾向にある「ながら運転」による悲惨な交通死亡事故を防止すべく、
携帯電話使用等に関する罰則が強化されるとともに、
同違反に係る基礎点数および反則金の額が12月1日より引き上げられました。

★携帯電話使用等 ⇒ 1年以下の懲役または30万円以下の罰金 
 (*交通の危険)

⇒ 違反点数6点(免許停止)

交通の危険=通話や画面を注視していたために交通の危険を生じさせる行為
 
具体的には

運転中にカーナビを注視(2秒以上)見続ける行為も違反の対象になるそうです。
 
たった2秒でも 時速60kmの車ですと2秒間に約33mもわき見運転のまま
走行してしまうのです。
 
★携帯電話使用等 ⇒ 6ヵ月以下の懲役 または10万円以下の罰金
 (*保持)
 
⇒ 違反点数3点

反則金

大型  2万5千円
普通  1万8千円
二輪  1万5千円
原付等 1万2千円

保持=携帯電話等を使用し、または手に保持して画像を表示して注視した行為
 
具体的には

運転中に 携帯電話を耳に当てておらず、スピーカーで通話していたとしても
片手で携帯電話を持ちながらであれば違反となります。
 
安全運転の基本は 車の周囲の情報を正確に見て安全に判断できるように
ハンドルを握る際は運転に集中することに努めるべきです。
 
この厳罰化では 「違反」にはならないですが
走行中の飲食や喫煙といった行為も 集中力を低下させる原因でもあることを理解し

スマートフォン、携帯電話、カーナビ等の操作だけにとどまらず
運転意外の行為は安全に車を停止してから行うように心がけましょう。

 

岩瀬運輸機工なら大型精密機器も安心の運搬です。詳しくは《こちら》から

緊急時の対策 ~火災5


 
11月もあとわずか 来月ともなれば
今年の総決算として話題になったニュースや出来事などをまとめた番組などが
どのチャンネルでも多く放送されるようになってきますよね。
 
なんと言っても今年は「令和」という新しい時代へ移り変わったことこそ
大きな変革だったのではないでしょうか
 
「平成」から「令和」へ 新しい時代を迎えるにあたり
現在でも 皇位継承の重要な儀式が続いております。
 
中でも 11月10日に行われた 天皇陛下が皇后さまとともに広く国民に即位を披露し祝福を受けられるパレード「祝賀御列(しゅくがおんれつ)の儀」
には沿道におよそ11万9000人が訪れ テレビやインターネットでも大変大きく報道されました。
そこで注目されたのが 今回初お披露目となる天皇皇后両陛下がお乗りになられたトヨタの「センチュリー」を改造した「センチュリーロイヤル」のオープンカーです。
 
天皇陛下や皇族が乗られる「御料車」は 最高級の技術が集結した車となっています。
約8000万円という費用も話題の一つでしたが その安全性能や環境性能、多くの基準をクリアした車となっており
まさに日本一の車両と言えるでしょう。
今月28日~来年1月5日まで、一般公開もされているので 近くで見てみてはいかがでしょうか
 
皇族や要人が乗られる車の安全性能は
一般の車両と異なる箇所があるのはもちろんです。
例えば 防弾ガラスを使用したりする特装はやや不必要ですよね。
しかしながら 自動車メーカーも一般車の安全装備には格段の配慮をしているのは間違いありません。
 
メルセデスベンツでも 自動消火システムを搭載させている車両もあり、今後高級車のみならず こういった安全装備が充実し、車両火災が減ることを願うばかりです。

 

 

●車内の火災原因●

 

自動車の火災の原因で 多いのは排気管による発火と 以前に記しましたが
実は 車内で 運転手が防ぐことができる火災要因も多々あります。
 

*タバコ

 

・たばこの吸殻を車内のゴミ袋に捨てたところゴミ袋から出火してしまう
 
・運転しながら喫煙している際に 火種が落ち
車内の燃えやすい繊維やごみなどに引火してしまう
 
・直射日光が当たるダッシュボードに使い捨てライターを置くと
2,3時間で亀裂が入り、ガスが抜け、破裂・発火のリスクが高くなる
 
たばこの火種は、消したつもりでも完全消火の確認を怠っていることがあります。
また 走行中の喫煙は こうした消火確認ができないだけでなく、火種を落とすといった危険性がありますので
喫煙は休憩時にゆっくりと行うようにしましょう。
 
また、発火性の高いライターを冬場だからと車内に放置するのは大変危険です。
外で喫煙可能な場所が減っているので 車内に置いてしまいがちになりそうですが
意識的に持ち歩くようにしましょう。
 
 
 

*スプレー缶

 
 
LPGガスが使われているスプレー缶は、高温になると爆発する恐れがあり
車内で爆発すると、引火の危険性や窓ガラスを割るほどの威力がありますので、置き忘れないようにしましょう。

 

例:虫よけスプレー
    消臭スプレー
    冷却スプレー
    ガラスの曇り止めスプレー
    油膜取りのスプレー
    ヘアスプレーなど
 
 

*ペットボトルや吸盤

 

太陽光の光エネルギーがペットボトルや吸盤を通して発火の要因になり得ます。
ちょっとしたマスコットを吸盤で窓ガラスにぶら下げていたり
吸盤式の遮光カーテンを利用している場合は注意が必要です。
 
凸レンズや凹レンズと同じ働きをする物体に光が入り、屈折・反射することで光が1点に集まって発火するので
ペットボトルや吸盤以外にも、アルミホイル、凹面鏡、ボウル、ルーペ、老眼鏡等も発火の原因になります。

 

国土交通省の調べによると、車両事故よりも車両火災の方が約4倍多く発生しています。
日頃からの車両整備はもちろんですが
車内の何気ない物からも出火の恐れがあることに注意するようにしましょう。

 

岩瀬運輸機工なら大型精密機器も安心の運搬です。詳しくは《こちら》から

緊急時の対策 ~火災4


 
11月も中盤を過ぎ、秋も深まり 全国各地で紅葉シーズンを迎えています。

多くの観光客が その絶景、そして秋の味覚や温泉といった楽しみを求めて行楽地へと集まる季節でもあります。
 
日本交通公社の旅行年報2018

都道府県別の旅行先での交通手段の調査(複数回答)によると
 

自家用車・・・36.4%
レンタカー・・・13.7%
路線バス・・・12.7%
タクシー・・・9.8%
貸切バス・・・7.4%

 
といった車両による移動手段を用いる旅行者や観光客が圧倒的多数となっています。
秋の景色を眺めながらのドライブは楽しいですものね!
 
しかし 見知らぬ土地や高速道路 慣れない場所でハンドルを握る際は
楽しんでばかりはいられません。
 
とりわけ火災事故を誘発しやすいトンネルでの走行には
いっそうの注意を要します。
 
 

●トンネル火災●

歴史に残る自動車用トンネルの火災を振り返ってみましょう。
 

★日本坂トンネル火災

 
1979年7月 静岡県の東名高速道路下り線、全長2045mの日本坂トンネル内で
大規模な火災が発生しました。
 
トンネル内の出口から約400mの地点で
大型トラック4台、小型乗用自動車2台が関係する玉突き追突事故よって火災が発生し、
後続車両に次々と延焼しました。
 
この事故で 車両火災により死者7名、負傷者2名、
そして消失車両173台、トンネル本体の損壊および防災設備のほとんどが焼損という
日本の災害史に残る大惨事となってしまった。
 
 

★モンブラントンネル火災

 
1999年3月
ヨーロッパ最高峰であるモンブラン(標高4,807m)の下、
フランスとイタリアを結ぶ全長11.6kmの モンブラントンネルで、
イタリアに向かっていた小麦粉 12トン、マーガリン8トンを積載した運搬トラックの燃料が漏れ
出火し、消火器を使う間もなく爆発してしまった。
 
フランス側の監視装置 は事故トラックがトンネルに入った直後に煙を検知していたのに、直ちにトンネルを閉鎖しなかったことやフランス側は、火災発生の3分後に換気装置を最大排気レベルにしたが、イタリア側は20分以上、排気ではなく給気レベルを 最大にしていたことで火災に悪い影響を与えたとされています。
 
フランスに向かうトラック8台と、イタリアに向かうトラック12台、乗用車10~11台に 延焼し
死者39名、負傷者27名の大惨事となってしまった。
 
どちらの事故も災害史に残る大惨事であり この事故を教訓として学ぶべきことは非常に多くあります。
 
車間距離を保っていれば、トンネルに進入しなければ、と「たられば」を並べればキリがないかもしれません。
しかし
こういった事故によって さらなる防火設備や人的な注意喚起の向上が進みました。
 
 

●トンネル火災の対処法●

 
 
トンネルに入る前に火災発生に気が付いた場合は、
後続車両に注意しながら トンネル入口の手前で 速やかに停止し
絶対に進入しないことが重要です。
 
長いトンネルや規模の大きなトンネルの入り口には、
トンネル入り口用信号機が設置されていて、進入禁止の場合は赤信号となり
入口表示板には「進入禁止火災」などと表示されます。
 
万が一 トンネル火災に巻き込まれてしまったら、
まずは 落ち着くことが大切です。
トンネル内のスピーカー、ラジオ放送を通じて情報や指示が流される場合があるので、
それが聞こえた場合は その指示に従いましょう。
 
車を停止される際は、ハザードランプを点灯させ、非常駐車帯か
状況に応じて左右に寄せてサイドブレーキを引きます。
停車させた後はキーを付けたままにしてドアロックもせずにしておきます。
 
煙に巻き込まれないよう注意しながら非常口を見つけるか
煙の流れる方向を確認し 煙の出ていく方向が 脱出に適した方向です
 

 
安全が確保でき、無理のない範囲で
火災の発生を外部に連絡したり
消火活動をしましょう。
 
トンネル内には
押しボタン式通報装置が50mごとに
非常電話は200mごとに設置されています。
消火器は50m間隔で2本ずつ設置されており、初期消火に有効です。
 
 

岩瀬運輸機工なら大型精密機器も安心の運搬です。詳しくは《こちら》から

緊急時の対策 ~火災3


 
防火防災に関する意識や防災行動力を高め、火災の発生を防ぎ、

万一発生した場合にも被害を最小限にとどめ、火災から尊い命と貴重な財産を守ることを目的として

「119」の電話番号にちなんで

11月9日から 本日11月15日まで 「秋の火災予防運動」が実施されていることをご存知でしょうか
 
1930年3月 近畿地方で 当時の大日本消防協会により「防火運動」として実施された以降

防火意識を高める運動は各地で行われ

1949年以降は国家消防庁の設置を受けて「大火撲滅運動」として全国規模へ統一されました。
 
そして 1953年より

現在の「全国火災予防運動」の名称が使用されるようになりました。
 
市町村はこの期間に関係団体と協力・連携のもと各種広報活動を行うとともに、消防訓練等を実施するものとされています。

そして 1989年からは現在の「消防記念日を最終日とする一週間」を「春の全国火災予防運動」として

秋と春と年2回実施されています。
 
「秋の全国火災予防運動」は 本日までとなりますが、

この機会に ご家庭や職場の防火対策などを見直すとともに

車両火災についても理解を深めましょう。

●車両火災の原因●

 

誰しもニュースなどで車両やトラックが黒い煙とともに炎上している映像を見ると

「どうしてこんなことに。。。」と思ってしまうのではないでしょうか

車両がそのように炎上してしまうのには様々な原因が考えられます。
 
例えば
 

*燃料やオイル漏れによるもの
 
*エンジンルーム内へのウエスの置き忘れによるもの
 
*バッテリーのターミナルの緩みによるショート

 
 
車両は 忘れがちですが精密機械です。大量のガソリンも積んでおり、常に発火の危険性があることを忘れてはなりません。
日頃のメンテナンスや車両の取扱いに十分注意を払う必要があります。
 
国土交通省自動車局がまとめた「平成30年の事故・火災情報の集計結果」というデータがあります。
 
これは、ドライバーの操作ミスとは考えられず、
自動車・部品等の不具合で発生した惧れのある事故・火災の原因等について、
自動車メーカーが国交省に報告したものを同省がまとめたものです。
 
これによると、

平成30年の事故・火災総数は 1430件(前年比145件減、9.2%減)

車両火災は1161件(前年比7.1%減)で 車両火災情報のの81.2%でした。
 
原因別にみると、
 
火災等で原因個所付近が焦げつくすなどで
原因や現車が確認できなかったもの・・・・・608件
 
原因判明分のうち
 トップが「点検・整備のミス」・・・・・271件
次いで「外部要因」、「社外品・後付装置」等でした。
 
また、火災の起きた車種別では
 
 
乗用車・・・・399 件(34.4%)
トラック・貨物車・・・・384 件(33.1%)
 
となっています。
 
平成 30 年 11 月末における乗用車の保有台数は(39,591 千台)は
全保有台 数(82,181 千台)の 48.2%であるのに対して
トラック・貨物車の保有台数の割合はわずか7.4%。
にもかかわらず、トラック・貨物車の事故・火災情報件数の割 合は 32.0%と非常に高くなっています。
 

 
また、被災した車両の走行距離によっても火災を起こしやすい車両がみてとれます。
 
総走行距離別の事故・火災情報件数は、
 

1 万 km 超 5 万 km 以下・・・180 件(12.6%)

5 万 km 超 10 万 km 以下・・・197 件(13.8%)

10 万 km 超・・・490 件(34.3%)

 
事故情報件数は、走行距離による傾向性は見られないものの、
火災情報件数は、総走行距離 5 万 km を超えた車両が全体の約50%を占めています。
 
つまり、火災情報は総走行距離が 増えるにつれ増加する傾向があり、
特に総走行距離が 10 万 km を超えた車両は、 急激に増加し
走行距離が増えるにつれ、電気装置、原動機の火災原因の割合が高くなっていることがわかりました。
 
長きにわたり働いたトラック・貨物者ほど
火災発生のリスクが高いので
よりいっそう日頃からのメンテナンスや点検を強化していきましょう。
 
 

岩瀬運輸機工なら大型精密機器も安心の運搬です。詳しくは《こちら》から