台風の日の注意点-自転車・バイク編-


皆さま、こんにちは。

夏が終わり、秋分の日を境に秋の涼しさが訪れはじめました。

来週、10月1日はお月見「十五夜」です。
満月の夜を見て楽しむのは、日本の秋の風物詩ですよね。

10月といえばGo To トラベルに東京も加わることで注目されています。観光地に賑わいが戻るでしょう。

感染予防や渋滞など気を付けなければならない点は多々ありますが、少しずつ今までの街の活気が戻ろうとしているのは良いことです。

感染対策ととも気を付けてほしいのが、気象変動です。

そこで今回は、台風が多いこの季節の注意点
~自転車・バイク編~ をご紹介いたします。

 

 

〈暴風時・大雨時の運転は控えましょう〉

・自転車

台風接近中の自転車走行はかなり危険です。突然風向きが変わることもあります。

向かい風だと全然進まないし、追い風になると自転車が暴走します。大雨により白線や側溝は大変滑りやすくなり大けがに繋がることもあります。

もちろん傘を差しての自転車運転は危険ですし道路交通法で違反になりますので絶対にやめましょう。

 

・バイク

大雨時は雨足が強いため視界がかなり悪くなります。

フルフェイス型ヘルメットを着用していても、ヘルメットのシールドの外側は雨粒が付き、内側は呼吸や温度差で曇ります。並走している車もまた、バイク以上に視界が悪く安全確認が難しいため、事故に巻き込まれる可能性が高くなってしまいます。

自転車とバイクの重量は軽いため風の影響をもろに受けやすく、運転はとても危険です。

 

 

〈台風に備える〉

・自転車

室内に入れるのが一番安全です。

外に置いとく場合は自転車置き場のフェンスに固定します。自転車を倒しておくスペースがある場合には、倒しておくのも効果的です。

サイクルブロックを設置するのも良いでしょう。サイクルブロックは、30キロ前後の重さがあり、自転車の前輪を挟んで自転車を固定するものです。台風時以外でも自転車整理に使えるのであると便利でしょう。

 

 

・バイク

ガレージの中や屋内に移せられると良いのですがなかなかそうはいきません。

外で保管する際はバイクカバーをつけないことをおすすめします。帆の役割をしい風を受け倒れてしまうからです。

できるだけ壁にバイクを寄せ、柱などにロープやタイダウンベルト等で固定します。

 

 

〈もしもの時の行動〉

・保険に加入する

損害保険会社によって、取り扱っている車両保険のタイプは異なりますがバイクはそれなりに高額な乗り物であるため任意の災害補償に備えることもおすすめです。

台風による損害をカバーしてくれる保険は、多くの人が加入している火災保険です。火災保険は、火災だけでなくさまざまな災害による損害をカバーしてくれます。

暴風雨で窓ガラスが割れて大量の雨水が建物内に吹き込み、水浸しになったような場合は、風災です。

水災は、集中豪雨や川の氾濫のため、建物が浸水した場合をさします。

自転車も家財に該当するため、補償を受けられます。しかし台風による被害が生じたとしても、保険会社によって設定された補償の条件を満たしていないと補償が受けられません。そこには注意してください。

 

 

自然災害の威力が強まる近年、火災保険に加入するときに火災や地震だけでなく、台風に対する補償が充実しているかも合わせて確認してみるのはいかがでしょうか。
何よりも、台風が来ている時は自転車やバイクでの通勤は極力控え自分自身を守る行動をしましょう。台風の発生が特に多い9月はいつも以上に心がけることが大事になってきます。

 

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新型コロナの影響~バス


 明日からシルバーウィークに突入しますね。
今年は例年と異なり、国内、県内や都内、近場で過ごそうとされる方も少なくないでしょう。
 
シルバーウィーク中の20日は 「バスの日」です
 
「バスの日」とは
1903年9月20日、日本初の営業バスが京都・堀川中立売~七条・祇園の間を走り始めたことから
1987年に日本バス協会が「バスの日」と定めたそうです。
明治時代のこのバスは 蒸気自動車を改造した幌なしの車両だったそうで
わずか6人乗りのコンパクトなものだったようです。
 
現在 観光業界が大打撃を受け 観光バスのドライバーが
路線バスのみならず
トラック、トレーラー業界への転職を希望する動きがあるとも言われています。
新型コロナの影響が及ぼす現在のバス業界を見ていきたいと思います。
 

●バス業界の努力●

 
今年1月 中国の武漢からのツアー客を乗せた奈良県在住のバス運転手が
日本国内で日本人第1号の新型コロナ感染者となったニュースに
日本中が衝撃を受けたかと思います。
 
それからわずか数か月で 日本各地に感染は拡大し
様々な業界に 経済的にも打撃をもたらしています。
 
公共交通機関として、観光旅行や団体移動の手段として欠かす事のできない「バス」も
この新型コロナの影響により 大きな打撃を受けつつも
新たなコロナ禍における各社の様々な取り組みに驚きや敬意を抱いてしまいます。
 
公益社団法人日本バス協会による
バスにおける 新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」では
具体的な感染予防対策についてや従業員の健康管理について明記されていますが、
これをベースとしたうえで 各社はさらなる柔軟な創意工夫ある対策を生み出しています。
 
やはりバスの車内における3密対策には 各社軒並み総力をあげて対策を講じています。
 
例えば
観光バスや貸切大型バスでは
各座席の間に設置されている仕切りの高さを、大幅に高くして顔の位置ほどまでにしたり、
医療用抗菌カーテンを導入したりと
周囲との飛沫接触を避けるとともに、
乗車中のプライベート感も向上しているバス会社もあります。
 
また バスのエアコンは常時「外気モード」にして運行し
車内の空気は常に約5分ですべて入れ替わるよう工夫している会社もありました。
 
さらに
コロナウイルス追跡システム」という
もしも自分が乗車したバスの同乗者にコロナウイルス感染が発覚した場合に
知らせてくれるシステムを取り入れた会社もあります。
車内に掲示されたQRコードを読み取り、
登録することで簡単に通知が受け取れるといった機能で
乗客のアフターサービスにも工夫を凝らしています。
 
九州の西日本鉄道が運営する「西鉄バス」では
交通系ICカードの利用履歴データを用いて、
おおよその乗車人数と混雑度を算出することにより
利用者の時差出勤や混雑回避を促し、
利用時間帯を分散させてバス内の「密」を防ぐサービスを始めました。
 
それは
朝の通勤ラッシュ時間帯の30分ごとの混雑状況を
ホームページで配信するというもので
乗客数に応じて
「混雑している」「やや混雑している」「やや空いている」「空いている」の4段階
わかりやすく表示しています。
 
ただ人によって「混雑」の感じ方は違うため、
試行錯誤しながら混雑状況の表示方法を設定したそうです。
 
「密」になる傾向だった路線バス、観光バスや高速バスですが、
各社それぞれの衛生管理や感染防止対策が 非常に柔軟に行われているのがわかります。
 
また 都内観光でお馴染みの「はとバス」では
昨年の8月の観光バス事業の売り上げが10億5000万円だったものが
今年の8月には2000万円となり 大変厳しい状況の中でも
様々な創意工夫を凝らしています。
 
屋根のない二階建てのオープンカーならぬオープンバスを運行。
座席も接触リスクを考慮した配置となっています。
 

 
また 巨大な車庫にて 従来運行していたバスを大量に活用した
「バスでつくる巨大迷路体験」
というイベントも今月19日から21日に開催されることも大変な話題となっています。
 
例年と異なるシルバーウィークになりそうですが
私たちひとりひとりも安全対策に努めながら
バスに乗ってみてはいかがでしょうか
 
 

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台風の日の運転の注意点


皆さま、こんにちは。

9月になってもなお暑い日々は続きますが、体調を崩していないでしょうか。

異常気象により広い範囲で熱帯となり台風が生まれやすくなっています。

年間を通して様々な名前の台風を目にしますが、実はすべての台風には名前があることをご存知ですか?

台風の命名形式には、大きくわけて二通りの方式があります。番号方式リスト形式があり、日本では番号形式を採用しています。気象庁では毎年1月1日以後、最も早く発生した台風を第1号とし、以後台風の発生順に番号をつけています。

リスト方式とは、世界の気象機関が設置する委員会であらかじめ決定しておいた台風名のリストから、台風が発生するたびに順々に名前を選んでいく方式です。このような名前リストは発生地域ごとに定められていて、名前リストを管理する中心的な機関も決まっています。

そこで今回は「台風の日の運転の注意点」について解説いたします。

台風は8月~10月に多発し特に9月がピークになります。先週末、九州で猛威を奮った台風10号の爪痕が残っていますが、今後も十分に注意が必要です。

 

〈台風10号の被害〉


ウェザーニュースの調査によると、回答した約55%は「毎年経験するレベル」と回答しましたが、約15%の人が「経験したことのない暴風」と回答していることから倒木や停電、家屋の屋根の一部や大きなものが飛ぶといった風による被害が出ました。危惧された一級河川の氾濫や大規模な浸水被害等の報告はありませんでしたが、社会全体が対策および事前の避難等の準備をしっかりと行えていたことも大きな要因と考えられています。

 

〈台風が来る前にできること〉

 

・ワイパーやフロントガラスを確認する
ワイパーがきちんと動作するか、ブレード(ゴム)が切れていないか、古くなって硬化していないかも確認を怠らずに。


・安全な場所へ車を駐車

台風による浸水や土砂災害の被害を回避するために、車を高台や立体駐車場に移動させる方法があります。安全な高台や立体駐車場を前もって探しておくと、いざ台風が接近したときに、速やかに移動できます。台風接近に伴う強風によって飛来物が車にぶつかり損傷を受けるケースがあります。駐車場が吹きさらしになっている場合は、飛来物の防ぎようがないので車用のカバーを利用して、ぶつかったときの衝撃をできるだけ和らげる対策を取りましょう。

・迂回ルートの確認
カーナビはリアルタイムな気象情報や道路情報を反映していないため、危険な場所に導かれてしまうことがあります。強風の場合は高速道路が通行止めとなることもあります。ガード下など冠水の恐れがある道、水害に遭いやすい場所を把握し、迂回するルートを確認しておくと良いでしょう。

 

〈運転中に台風が来たら〉

 

・速度を抑えた運転

雨天の中を走行中、急にハンドルが軽くなるような感触を覚えたらハイドロプレーニング現象の可能性があります。これは激しい雨によってタイヤと路面の間に水膜ができ、タイヤが水の上を滑走している状態です。予期せぬ事態に備えるためにも、いつも以上にスピードを落として運転をすることを心がけましょう。

・突然の強風に注意

台風時の運転では、突然の強風に煽られることも多くなります。
風が強くなってきたら、運転は控え、安全な近くの避難所を探し避難をしましょう。

車高の高いトラックなどの車は風を受ける面積も大きくなるため、強風に煽られて横転する可能性があります。スピードは充分に落とし焦らずに運転しましょう。

 

台風時、できれば外出しないことが一番いいですが、仕事によりどうしても運転しないといけないということもあります。気象状況により台風の勢力が衰えることもありますが、万が一に備えて早め早めの対策を行うことはとても大切になってきます。

 

 

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新型コロナの影響~マスクと熱中症


 
9月になりましたが
まだまだ暑い日差しが照りつける日が続いていますね。
 
今年の夏は 各地で記録的な猛暑となり
二十四節気で夏の終わり頃を表す「処暑」を過ぎてもなお
各地で暑さへの注意を促す天気予報が毎日のように流れています。
 
近年の猛暑での生活様式と明らかに異なることは
新型コロナウイルスの感染防止策の為の「マスクの着用」ではないでしょうか
 
感染拡大を防ぐ為に
 

1.3密(密集・密接・密閉)を避ける
2.ソーシャルディスタンス(身体的距離)の確保
3.手洗い、うがい
4.マスクの着用

 
こういった基本的な対策を日常にした「新しい生活様式」の実践が
私たちひとりひとりに求められています。
 
しかし
暑い日の「マスクの着用」は なかなかつらいですよね。
 
 

●マスク着用のリスク●

 
以前ですと マスクは 風邪気味の時や
花粉症の方が 冬から春先に着用する機会が多かったものですが、
夏季にもマスクを着用することにより
肌荒れ、赤み、ニキビ、痒みや湿疹といった
「肌トラブル」も増えてきているそうです。
マスクの素材選び等も慎重になりますが、
症状が改善しない場合は皮膚科を受診することが推奨されています。
 
最近では マスクも様々な種類のものが販売され
色物も柄物も様々で、涼感素材や耳掛けの工夫がされているものなど
バリエーション豊かになってきました。
しかし、ここで注意しなければならないのが
夏場の屋外での「黒系」のマスクの着用です。
 
ファッション性も大切ですが
「黒」は太陽光の吸収性が極めて高く
光を反射する「白」に比べ表面温度が5度~10度高まるとも言われています。
 
とはいえ「白」のマスクをしていても
「熱中症」のリスクが高まることが非常に問題となっています。
 

●新型コロナと熱中症●

 
厚生労働省の「令和2年度に必要な熱中症予防行動」というリーフレットによると
 
新型コロナウイルスの感染予防と、熱中症の予防を両立させることを主眼とし、
3密対策などをしっかりと行った上で、熱中症を防ぐためにマスクをはずすことを推奨しています。
 
マスクを着用して呼吸すると熱気や湿気が内側にこもりやすく、
息苦しさも加わり心拍数や体感温度が上がります。
それにより、知らないうちに体温が上昇し、
熱中症や脱水症状を引きおこす恐れがあるのです。
 
また
呼気に含まれる水蒸気や二酸化炭素がマスク内にこもり
息苦しくなると、酸欠状態となり、それが原因で頭痛を引きおこすことがあります。
 
ただし、頭痛の原因が熱中症ということもあるため、
熱中症が疑われる場合は身体を冷やして休むようにしましょう。
もし症状が改善しない場合は、すぐに病院を受診するようにしてください。
 

●車内での熱中症●

家の中や屋内に比べ 車の中という空間は狭い為
エアコンさえつければ すぐにひんやりと快適に過ごせるものです。
 
ただし それはエンジンがついているからこそで
停止後は驚くほど早く車内温度は高温化します。
 
JAFによる検証実験によると
気温35℃の炎天下に駐車した車内の暑さ指数は、
窓を閉め切った密室状態で
エンジンを停止してわずか15分後には 人体に危険なレベルに到達するそうです。
 
また、日陰に車両を駐車していたとしても、
その車内温度の差はわずか約7℃で、
駐車場所に関わらず外気温が高温である場合は注意が必要とのことです。
 
また 太陽から来る遠赤外線である輻射熱は車内を通過し、
目に見えない熱がどんどんドライバーの身体を温めます。
これによりドライバーが想像しているよりはるかに水分を奪います。
加えて、エアコンによる車内の乾燥により
「隠れ脱水」という 知らず知らずのうちに
極めて深刻な脱水症状に陥ってしまう危険性もあります。
 
屋外に比べ 車内では直射日光を受けない、
そして感染のリスクは少ないという安心感もあるかもしれませんが
「熱中症」の予防も忘れずに
こまめな水分補給と休憩、身体を冷やすこと、
そして 周囲の状況に注意をはらいながら マスクを外すようにしましょう。
 

 

●車内でのマスク着用●

 
3密を避けるには 公共交通機関よりも車の方が安心!
と思う方も少なくないでしょう。
確かに不特定多数の人と乗り合うことがない点では
乗用車の使用はリスクが少ないかもしれません。
 
しかし 車の中は 密閉空間であり
密接が生じやすい環境ですので
車内で1分会話するだけで、せき1回分に相当する
およそ1万個のウイルスが飛散するといいます。
また
仮に感染者が車の中でマスクをせずに会話を続けると、
およそ30分で車内全体にウイルスが拡散する恐れがあるそうです。
 
そこで やはり車内の換気が非常に重要だということがわかります。
時速50kmで走っている場合、
窓を全開にすれば 一般的な車の体積からいって
1秒もあれば十分 空気の入れ替えができますので
こまめに換気を心掛けましょう。
 
一人きりで乗車している際には マスクを着用する必要性が低いかもしれませんが
同じ車両を複数のドライバーで交代して運転する場合は
ドライバーが触れるハンドル、ウインカー、サイドブレーキ、カーナビ等のこまめな消毒
ドライバー自身も手洗いを欠かさず行いましょう。
 
まだまだ暑い日は続くかと思います。
マスク着用における熱中症にはくれぐれもお気を付けください。
 
 

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