自動運転のいま


皆さま、こんにちは。

今年の夏も厳しい暑さが続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

夏は暑さ以外に、ゲリラ豪雨など雷に遭遇する機会が多くなる季節です。

激しい雨が降ると視界が悪くなるので車のスピードを緩めたり、頑丈な建物に避難してください。

今週は朝方や夕方は段々と涼しくなってきています。
早く秋が来てほしいものですね。

 

さて今回は普段とは異なる視点から「運転」のあり方を見ていきたいと思います。

 

2020年4月1日、自動車分野で最も重要な2つの法律が改正されました。公道での交通ルールを定めた「道路交通法」と、公道を走行する車両が満たさなくてはならない条件を定めた「道路運送車両法」。今回の改正で最も注目されているのが、公道上で「レベル3」自動運転が解禁になったことです。

 

 

〈自動運転の今〉

レベル2の運転の主体はドライバーであり、ステアリング操作と加減速の両方が連携して運転をサポートするものです。制御の範囲はシステムにより差があり、完全な制御を行うわけではないため運転手がシステムを常に監視する必要がありました。

しかし今回解禁されたレベル3では、“ある条件下”ではドライバーがシステムや周辺状況を監視する義務から開放されます。車両が走行中にスマートフォンを操作したり、カーナビゲーションシステムの画面を見続けたりすることが可能になるのです。

 

〈成長戦略フォローアップ案〉

今月27日、国の成長戦略を議論する未来投資会議において、2020年度策定の成長戦略に基づく「成長戦略フォローアップ案」が示され、閣議決定されました。

「成長戦略フォローアップ案」には〈Society5.0の実現〉というデジタル・プラットフォーム企業を巡る取引 環境の整備、イノベーションの促進を目的としたデジタル市場における取り組み方針が書かれています。

モビリティ分野では6つのKPI(成果目標)が掲げられています。

  • 2022年度目途での鉄道廃線跡等における遠隔監視のみの自動運転移動サービスが開始 
  • 2025年目途に、高速道路上でレベル4の自動運転が実現 
  • 2030年までに、地域限定型の無人自動運転移動サービスが全国100か所以上で展開 
  • 2030年に、安全運転支援装置・システムが、国内販売新車に全車標準装備、ストックベースでもほぼ全車に普及 
  • 2022年度を目途に、ドローンの有人地帯での目視外飛行による荷物配送などのサービスを実現 
  • 2023年に、「空飛ぶクルマ」の事業を開始 

この中で特に注目したいのは、「2025年目途に、高速道路上でレベル4の自動運転が実現」です。政府は自家用車は高速道路上で2025年目途での実現を目指すほか、その状況を踏まえ2025年度以降にトラックにおいても実現を目指す方針とのことです。

レベル4となると、故障時対応もシステムに任せてしまい、運転者はなにもしないほぼ完全自動運転となります。運輸・物流産業の人手不足解消にもつながるでしょう。

〈自動運転の未来〉

自動運転レベルの最高は、ハンドル不要の完全自動運転です。

完全自動運転は「安全性」を高めたり、「運転負荷」を軽減するための機能は高齢者社会が進む日本において
特にニーズはあります。

ドライバーレスで走る未来もそう遠くはないのでしょう。

こうなったとき問題となるのはサーバーやシステムの故障による事故です。自動運転車が交通事故を起こしたときの責任の曖昧さ、悪天候などにシステムが対応できるのかなどの不安があります。

 

自動運転の為には「AI技術」の進歩が不可欠です。IT技術の進歩により、5Gやビッグデータの活用ができるようになり今までよりもさらに便利な世の中になってきています。

しかし安全かつ快適な運転を任せる為には、
今よりも豊富なデータを蓄積することができる技術開発の必要があるでしょう。

今後どんな自動運転が実現されていくのか、未来技術が登場するのか楽しみですね。

 

 

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新型コロナの影響~バイク


 
長い梅雨が明けるや 猛暑の夏が到来していますね。
 
熱中症対策やゲリラ豪雨対策といった真夏特有の懸念が例年通りある中で

今年は 新型コロナの感染対策もせねばなりません。
 
長きにわたる自粛生活の影響を受け

お盆休みや夏休みの短縮を強いられる人も少なくないでしょう。

感染防止対策と社会活動、経済活動を両立させるべく

人々は従来の日常に創意工夫して健康と生活を保守しようとしているかと思います。
 
前々回の「運搬ブログ」でご紹介したように

感染防止策として 通勤通学時の「密」を避ける為に

電車バスではなく、自転車の利用者が増加していることを記しました。

今回は 二輪車、バイクについて見ていきたいと思います。
 
 

●二輪車バイクと新型コロナ●

 

「バイクの日」

2日前の8月19日、この日は「バイクの日」でした。
 
1989年、当時の政府総務庁(現 内閣府)交通安全対策本部は
交通事故撲滅を目的に この8月19日を「バイクの日」と制定しました。
語呂合わせの日付で 記憶に残りやすいですね。
 
全国自治体の交通安全担当課や地元警察は、この日を中心に、
二輪車の安全運転講習会等を展開しています。
また、二輪車業界は二輪車の楽しさ、利便性、有用性など
バイクの素晴らしさを周知するため、
毎年7〜9月の3ヶ月間をバイク月間として、2000年7月にスタートしました。
以来、全国各地で安全講習会やパレード、試乗会や展示会といったイベントや
数多くの活動を展開しています。
 
今年は新型コロナの影響を受け、
従来のようなイベント開催ではなくなっているようですが
「密」にならない二輪車ならではの工夫を凝らして
今年も様々な催しがあるようですので 興味のある方は参加されてみてはいかがでしょうか
 

バイクの需要

近年 運転免許証を持っていない若者が増え
市場では「自動車離れ」「バイク離れ」と言われてきていました。
 
ところが 新型コロナの影響で
国内のバイク市場に変化がおきています。
 
もともと 二輪車の市場は
世界需要に対して日本メーカーの世界販売台数は約51%
日本車は世界市場の大半を占拠しています。
 
1982年には327万台と販売台数のピークを迎えた以降は
二輪車の取り締まりの厳格化や通行料金等や維持費のコストアップ等から
2018年には約37万台まで落ち込んでいました。
 
全国軽自動車協会連合会のまとめによると
126cc~250ccの軽二輪車の今年4月の新車販売台数は、
前年同月比2.0%増の7772台と4カ月連続で前年を上回っているとのことです。
その背景に 新型コロナの影響で「密」になる公共交通機関での通勤を避け
二輪車で通勤する需要が拡大していることや、
外出自粛でデリバリーサービスの需要拡大に伴う配送用
ニーズが伸びていることが考えられます。
 
価格など手軽さでは「原付バイク」が販売台数が伸びそうなところですが、
125cc~のサイズのバイクが人気なのは
法定最高速度の差にあるようです。
 
50cc以下の「原付バイク」では30㎞
50cc超えですと60㎞の速度で走行が可能となり
街乗りで小回りの利くサイズが利用者のニーズにフィットしているようです。
 

バイク事故

警察庁が8月18日に発表した交通事故発生状況によると、
7月交通事故発生件数は 2万4951件(前年同月比19.1%減)
交通事故死者数は 191人(前年同月比38人減)
負傷者数は 2万9926人(前年同月比7394人減)
 
全体的に減少傾向にあるものの
高齢運転者以外の二輪車の単独事故は90件
前年よりも27件も増加しています。
 
また、2020年上半期の
二輪車運転手による単独事故の交通死亡事故通行目的別件数
前年の約3倍になっているのが「通勤」
約1.5倍になっているのは「ドライブ」となっています。
 
それぞれの通行目的の増加傾向を鑑みると
新型コロナの影響と言っても過言ではなさそうと感じてしまいます。
 

バイクとトラック

大型トラックは、普通乗用車に比べ
遠方の見通しが良い一方で、近くて低い位置にある存在の
意識が希薄になる傾向があるといいます。
 
最近では バイクでも荷物が沢山運べるように
リアボックス、トップケース、サイドバッグといったキャリアケースが人気だそうです。
その取り付け位置によっては ストップ、テールランプ等の灯火類が
視点の高いトラックから見えにくくなっている場合も
少なくないため注意が必要となります。
 
バイク通勤をはじめたばかりの人や
自粛の気晴らしツーリングのライダーさんが増加していることを
念頭に 四輪ドライバーはいっそうの注意をもって
ハンドルを握らなければなりません。
 
 

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夏の運転と注意点


8月に入り梅雨が明け、暑さがヒートアップしたような気がします。夏には様々な夏を表す表現がありますが[夏雲奇峰(かうんきほう)]はご存じでしょうか。夏の青空に現れる入道雲のめずらしい峰の形のことで、夏の気象にはこうした文学的な表現が多くとても面白いです。

今週も内陸部を中心に35℃を超え、体温並みの暑さになるところがあるので、熱中症への警戒が必要です。

暑さで車もダメージを受けやすくなっていますので、
普段以上に車の点検をこまめに行い、安全運転を行う必要があるでしょう。

今回は夏だからこそ起こりやすい運転時のトラブルと注意点を解説いたします。

 

〈強い日差しに注意〉

厳しい暑さにより車内の室温も高温になります。スプレー缶や炭酸飲料の缶、ライターなどが破裂・発火、メガネレンズか破損することもあります。また、熱く灼けた車体やシート、ハンドルなどにふれて、火傷することもあります。
ウィンドウガラスに吸盤でアクセサリーを取付けていると、吸盤がレンズの役割をして光を1点に集めて自然発火を起こす恐れがあります。夏は不要なアクセサリーの取り付けは控えましょう。

 

〈タイヤの空気圧〉

夏はタイヤバーストが起こりやすくなります。バーストとは走行中に突然タイヤが破損することをいいます。
パンクとの違いですが、「パンク」は空気が徐々に抜けていくことで起こるのに対して、「バースト」は破裂なので、一気に空気が抜けます。
バーストが起きる要因としては経年劣化の他に太陽光に含まれる紫外線にどれだけ当たっているか、温度、雨水に溶け込んだ化学物質の影響など原因が種々あります。日常生活ではめったに起こるものではありませんが、万が一発生すると車両のコントロールができず、周囲を巻き込む大事故につながる可能性もある危険な現象です。

今年は梅雨に記録的な豪雨、長雨があり記憶に新しいですよね。それに加えて今夏の気温は平年を上回る暑さになると予想されています。異常気象がある今年は特に気を付けなければなりません。

 

〈オーバーヒート〉

夏の自動車トラブルで最も多いのがオーバーヒートです。
オーバーヒートとはエンジンの異常加熱のことです。
大きく分けて、冷却水のトラブルによるものと、オイルのトラブルによるものがあります。オーバーヒートを防ぐには、自動車に乗る前に事前点検することが重要です。
初期の段階の症状としては、水温計の指針がH(Hi)近くまでじわじわ振れだし、パワーが徐々に低下してきてアクセルのつきが悪くなり、吹け上がりにくくなる。冷却水が漏れていれば、焦げたような甘い臭いが漂ってきます。オーバーヒートを防ぐためにまずは冷却水の量が不足していないかこまめに点検しましょう。

 

他にも夏はエアコンの車内乾燥による「かくれ脱水状態」を引き起こしやすいという危険性があります。疲労感が溜まっていると、より熱中症になりやすくなるので、こまめに給水することが大切です。暑さは人間だけでなく車にも大きな影響を与えます。いつも以上に車の点検、運転疲労に注意しましょう。

 

 

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