省エネ運転ポイント


近年、エコロジーという言葉が随分浸透しました。

トラックやトレーラーを運転するドライバーの皆さんなら、エコドライブや省エネ運転という言葉をよく耳にするのではないでしょうか。

今回は省エネ運転のポイントについてまとめました。

 

省エネ運転概要

(社)全日本トラック協会は、平成10年度事業計画の環境対策の一環として「省エネ運転講習会及び省エネ運転実態調査の実施」を掲げ、都道府県トラック協会にその推進を要請しました。

これに基づき、地方トラック協会は省エネ運転講習会や省エネ運転走行調査を実施し、会員事業者に省エネ対策を推進しております。

(社)全日本トラック協会としても「省エネ運転モデル走行調査」の実施を計画し、9ブロック協会ごとに2県(2事業者)計18事業者を選定の上、関係トラック協会、トラックメーカー(ディーラー)、会員事業者の協力を得て、事前講習会及び省エネ運転走行調査を平成11年3月から5月に順次実施しました。

 

環境面からも省エネの推進

1994年に発行した「気候変動に関する国際連合枠組条約」や、その締約国により1977年に開催された気候変動枠組条約第三回締約国会議(COP3)において「京都議定書」が採択されており、日本政府は、2002年6月4付の閣議決定により「京都議定書」への批准を決め、2005年2月16日にはロシアが批准したことにより「京都議定書」が発行されました。

削減の対象となる温暖化ガスは、二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、一酸化二窒素(N2O)の3種と、冷蔵庫の冷媒などに代替フロン類のハイドロフルオロカーボン(HFC)、パーフルオロカーボン(PFC)、六ふっ化硫黄(SF6)の3種を合わせた6種であり、特に運輸部門では、二酸化炭素(CO2)の削減が要請されており、このことが直接省エネの推進につながっています。

 

地球温暖化による将来への影響

石油消費量が特に急増した最近の100年間で、すでに地表面の平均気温は、0.3~0.6度上昇しています。

このまま行くと、これから先100年間で平均気温は2~4度上昇し、さまざまな悪影響があると言われています。

 

(1)地球の平均気温が2~4度上昇すると、海面が50cmも上昇し、その分陸地が水没し、高潮などの被害に遭いやすくなり、低地に住む人たちに重大な影響が出ます。

(2)気温が上昇することで気候が不安定になり、異常高温や豪雨による洪水、異常渇水など、災害の多発が予想されます。

(3)急激な温度変化は生態系に大きな影響を与え、農作物や畜産物の収量が不安定となり、食料事情に重大な影響を与えると予想されます。

 

世界の二酸化炭素排出量(国別)2007年度

日本は、世界第5位の4.3%となっています。

 

国内の二酸化炭素排出量(部門別)2008年度

運輸部門は、約19%を占めています

 

運輸部門の二酸化炭素排出量(輸送機関別)2008年度

営業用貨物車は、約17%を占めています

 

経営面でも燃料費は大きなウエイトを占めています。

トラック運送事業の経営面で燃料費は人件費に次いで第2位の経費ですが、自助努力により節約できるものであり、また、環境面からも二酸化炭素(CO2)の削除につながることから、省エネを推進する運送事業者が増えています。

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省エネのポイント

4つの省エネのポイントがありますが、特にドライバーによる省エネ運転の実施が効果を上げます。

 

省エネ運転

省エネ運転に努めることにより、窒素酸化物(NOX)や二酸化炭素(CO2)などの排出量の減少、安全運行、経費の節減へ寄与します。

 

車両の仕様

エンジン出力は、使用道路の勾配、高速道路の利用割合等の条件を考慮して、適正な大きさを選びましょう。

車体の軽量化、装備の簡素化、不要装備の排除により車両の軽量化を図ります。

 

保守、整備

エアクリーナの清掃、エンジンオイルの定期交換、タイヤの空気圧力への調整等を含め、定期点検整備を確実に実施します。

 

燃費の管理

個別車両の燃料消費率の変化を把握することにより、その車のエンジン、動力伝達装置、走行装置等の車両の健康状態の判断に役立てます。

経営面でも燃料費は大きなウエイトを占めているのです。

 

保守、整備

  • エアクリーナの目詰まりを除きましょう

エアクリーナが詰まっていると、空気不足になって燃焼が悪化し、燃費が悪くなります。

目詰まりインジケータが点灯したら、エレメントを清掃または交換してください。

目詰まり状態で使用すると、燃費が約3%悪化します。

 

  • エンジンオイルは定期的に交換しましょう

オイルの寿命以上に長く使うとオイルの粘度が固くなり、燃費が1~2%悪化します。

それ以上にエンジンの寿命が短くなるので、定期的にオイル交換をしましょう。

 

  • タイヤの空気は適正な圧力に保持しましょう

タイヤの適正空気圧はサイズ、強度記号によって変わりますので、正しい空気圧で管理しましょう。

 

省エネ運転は、トラックやトレーラーの安全対策にも繋がります。

車内の掃除など小さなことから日々点検し、スムーズに省エネ運転を行えるようにしましょう。

 

引用参考 省エネ運転マニュアル

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安全認定Gマーク


トラックやトレーラーなどを使用して安全に運送を行う[安全性優良事業所]についてご存知でしょうか?

皆様に安心してお荷物がお届けできるよう、国土交通省は[Gマーク認定]を推奨しています。

 

国土交通省が推進するGマーク認定制度

「安全性優良事業所」は全日本トラック協会が認定する安全・安心な運送事業所です。

平成26年12月末現在、全国で21,125事業所(全事業所の25.3%)のトラックがGマークを付けて走っています。

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安全性優良事業所とは

公益社団法人全日本トラック協会(全国貨物自動車運送適正化事業実施機関)では、国土交通省の指導の下、利用者がより安全性の高いトラック運送事業者を選びやすくするために、学識経験者、荷主団体、消費者団体等から構成される安全性評価委員会において、事業者の安全性を評価し、認定し、公表する「安全性優良事業所」(G マーク)認定制度を平成 15 年 7 月からスタートさせました。

平成 26 年 12 月末現在、全国で 21,125 事業所(全事業所の 25.3%)が安全性優良事業所に認定され、全事業用トラックの 40.4% のトラックが G マークを付けて走っています。

 

3 テーマ 38 項目の厳しい評価項目

1.「安全性に対する法令の遵守状況」

適正化指導員による事業所の巡回指導結果、運輸安全マネジメントの取組状況を評価

 

2.「事故や違反の状況」

事故や行政処分の状況を評価

 

3.「安全性に対する取組の積極性」

安全対策会議の実施、運転者への教育などの取組を評価

 

上記 3 つのテーマに、計 38 の評価項目が設けられています。

100 点満点中 80 点以上の評価など全ての認定要件をクリアした事業所だけが「安全性優良事業所」として認定されます。

また、認定された後も 2 ~ 4 年ごとに更新審査があるため、認定事業所は安全性を維持し続ける必要があります。

 

 

  • 申請について

申請は会社単位ではなく、事業所単位です。

都道府県トラック協会(地方貨物自動車運送適正化事業実施機関)で申請書類等の受付を行っています。

 

  • 評価結果の活用で更なる安全向上へ

審査を行った全ての事業所に対して、評価する38項目の各項目の評価結果を通知します。これにより事業所の各項目の状況が確認できますので、今後重点を置く項目など更なる安全への取り組みを行う上で活用することができます。

 

認定事業所数の推移

運送事業所の 4 分の 1 以上が認定されています。

 

「安全性優良事業所認定制度」は産業界も注目しています。

 

安全運送に関する荷主としての行動指針(抜粋)

一般社団法人日本経済団体連合会(平成 15 年 10 月 21 日策定)

 

1 法令を遵守し、運送事業者に対して、過積載や高さ制限違反等の法令違反となるような要求はしない。

 

2 運送事業者の選定にあたっては、ISO9001基準や安全性優良事業所認定制度などの客観的な基準を積極的に活用する。

 

3 法令違反を繰り返す運送事業者に対しては、取引の停止などを含め、毅然とした態度で臨む。

 

4 運送事業者との協力のもと、安全運送に関する定期的な協議・会合の実施、安全パンフレットの配布など安全運送の確保と啓蒙活動に努める。

 

参考  総合物流施策大綱(2013 ~ 2017)(抜粋)(平成 25 年 6 月 25 日閣議決定)

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今後の物流施策の方向性と取組

(1)産業活動と国民生活を支える効率的な物流の実現に向けた取組【荷主・物流事業者の連携による物流の効率化と事業の構造改善】

8)(中略)安全性優良事業所(Gマーク)の認定取得を促進する。

 

利用者の皆様にとって、大切な荷物を安全に届けてもらいたいという思いは同じでしょうが、荷物を運んでもらう運送事業者の安全への取り組みというのは、なかなか目に見えて分からないのではないでしょうか。

運送を依頼される際には、安全に対する一定の基準をクリアしたGマークの安全性優良事業所をご利用下さい。

Gマーク取得事業所は、未取得事業所に比べて、事故の割合が半分以下になっていることもポイントのひとつですね。

 

「安全性優良事業所」の認定事業所を知るには?

安全性優良事業所(G マーク事業所)は、全日本トラック協会のホームページにて、事業所名、住所、電話番号を公表しています。

また、平成 27 年からは、希望する認定事業所のホームページへのリンク及び主な輸送品目を掲載しています。

 

安全性優良事業所トップページ

http://www.jta.or.jp/gmark/gmark.html

 

安全性優良事業所(Gマーク事業所)都道府県別一覧表

http://www.jta.or.jp/tekiseika/teki_list/gmark/index.html

 

わたしたちの身近なトラックやトレーラーでの運送は、こうした仕組みできちんと守られているのです。

是非、安全・安心なGマークの安全性優良事業所をご利用下さいね。

 

引用参考 全日本トラック協会

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トラックドライバーとトレーラードライバー雪道ガイド 3


ようやくすこし暖かくなり、雪もそろそろ溶けてきたでしょうか?

溶けた雪は、雨のあとの水たまりのようになりますから、滑らないように気をつけてください。

また、地域によってはまだまだ路肩などに残っている場合も多いのではないでしょうか。

トラックやトレーラで走行するときは、路面の状況に注意して安全に運転しましょう。

 

冬道の注意ポイントとしては、場所や時間によって変わる路面の状況が外せません。

冬の道路の状況は、走行する時間帯や場所など、様々な要素によって変化します。

高速道路上で特にタイヤが滑りやすい要注意ポイントをしっかりチェックしておきましょう。

 

橋の上やトンネルの出入り口

橋の上やトンネルの出入り口などは他の場所よりも気温が低くなり、路面が滑りやすい危険な場所です。

こういった場所に差し掛かりそうな時は、手前で十分にスピードを落としておき、いつも以上に注意して走行しましょう。

朝晩の時間帯

昼間は路面が濡れているだけの状態でも、夜になって気温が下がると滑りやすくなります。

気温が下がる朝晩の走行は昼間とはまったく状況が違うと考え、十分に用心しましょう。

 

出発時は積雪が見られなくても、場所や時間などの条件が変われば路面状況も刻々と変化していきます。

今は晴れているから、気温が低くないからと油断せず、路面の状態に注意しながら走行してください。

 

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冬道走行の要注意箇所を事前にチェック

どんなことに注意すればいいのでしょうか。

路面の状態を知って、状況に応じた運転をしましょう。

 

冬の高速道路の路面にはいくつかの種類があり、気をつけるべきポイントもそれぞれ違います。

路面の状態を正しく把握して、状況に応じた運転を心がけましょう。

 

固まった雪やシャーベットに注意

積もった新雪が踏み固められて出来る「圧雪」路面は、冬用タイヤを装着していれば走行できますが、普通の路面より滑りやすいため注意が必要です。

一方、比較的温度が高い時に雪が降った場合は圧雪にならず、水分を多く含んだシャーベット状の路面ができます。

この場合はとけかけた雪にハンドルが取られて滑りやすくなるため、慎重な走行が必要になります。

 

路面が黒くても安心してはダメ

さらに、雪がとけてその水分が再び凍ると、積雪路よりさらに滑りやすく危険な「アイスバーン」という凍結路が出来ます。

なかでも最も注意すべきなのが、道路表面が凍って黒く見える「ブラックアイスバーン」。

積雪や通常のアイスバーンの場合は路面が白く見えますが、ブラックアイスバーンの場合は単に路面が濡れているように見えるため、凍結に気付かないことが多いので非常に危険です。

路面が黒く見えても決して安心せず、細心の注意を払ってください。

ワンポイント

冬の安全走行のための対策を行いましょう。

例えば、滑りやすい箇所への警戒標識、雪で視界が遮られた時に光で視線を誘導する自発光スノーポール、寒冷地域におけるロードヒーティングなどがあります。

 

雪道には対策が必要です。

人にとっての長靴のように、トラックやトレーラのタイヤにも工夫が必要なのです。

路面の影響などをきちんと把握し、しっかりと安全運転を行いましょう。

 

引用参考 雪道ドライブガイド

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トラックドライバーとトレーラードライバー雪道ガイド 2


その後都心の雪は回避されていますが、長距離ドライバーの皆さんはトラックやトレーラに乗っているとだんだんと景色が雪模様になっていくかもしれませんね。

突然の雪道に慌てないようにしましょう。

事前情報の収集はとても大切です。ドライブ前にしっかり計画を立てましょう。

より安全なルートを選択する

冬道のドライブには、積雪や視界不良など危険な要素がたくさん潜んでいます。

高速道路の走行ルートを選ぶ時は、たとえ近道でも雪が積もりそうなルートは避け、路面状態が良好で安全なルートを選んでください。

また、高速道路に入るまでの間も、道路幅が広い幹線道路を中心に走行しましょう。

カーナビで表示されるのは、あくまで道路が平常な状態でのルートであり、その時々の道路状況まで考慮されたものではないので注意が必要です。

冬道走行の要注意箇所を事前にチェックしておきましょう。

走行時間は多めに見積もっておく

冬の道路は雪や路面の凍結などで、通常時よりスピードを抑えて走る必要があり、思った以上に時間がかかるものです。

焦らず安全に走行できるように、早めに出発するなど、時間に充分な余裕を持ったプランを立てることが大切です。

 

事前の情報収集が大切

天気予報、交通情報などで、道路状況についての情報をチェックしておきましょう。思わぬ渋滞に巻き込まれたりすることを防ぐためにも、当日だけでなく数日前からの情報収集は必須です。

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大雪予報の場合は走行計画の見直しも

大雪の気象予報がでた場合には不要不急の外出を避けるなど、無理のない走行計画に見直すことも大切です。

最新情報

最新の交通情報や雪の情報、どのようにして手に入れるのでしょうか。

やっぱりインターネットが便利ですよね。

インターネットなら通行止めや渋滞・事故などの交通情報を見やすい「MAP」でチェックできます。

冬道走行時には欠かせない降雪予測や、本線上やサービスエリア・パーキングエリアの降雪状況を映像で確認することができます。

パソコンの他、スマートフォンや携帯電話でも、ご利用できます。

国土交通省でも冬の道路情報を取得可能です。

除雪車

雪の降る日は作業中の車を見かけますよね。

凍結防止剤の散布や除雪作業を行っているのです。

気温が下がって凍結の恐れがある時や雪が降った時は、雪氷作業車が2~3台編成で走っていることがあります。

このような冬季の氷雪作業についてご紹介します。

 

凍結防止剤散布作業

路面の凍結を防ぐために、凍結防止剤(固形の塩や塩水などの塩分)を道路に散布しています。

凍結防止剤散布作業車は、気温が下がり始める前に出動します。

 

除雪作業

安全な路面状態を確保するため、前面にスノープラウ(板状の除雪装置)がついた作業車で除雪作業を行っています。

また、モーターグレーダという除雪装置で、スノープラウでは取り除けない固い圧雪を除去することもあります。

豪雪地帯として知られる名神高速道路 関ヶ原付近では、各インターチェンジやサービスエリアに約80台の除雪車を配備し、降雪時には15分~20分間隔の除雪作業を行います。

 

排雪作業

高速道路の路肩にたまった雪は、ロータリー除雪車により本線外に排雪します。

ダンプトラックなどで本線外に排雪することもあります。

 

雪氷作業車にご注意ください。

見つけたら追い越さないようにしましょう。

高速道路上で雪氷作業車を見つけた場合は、安全のために十分な車間距離をとり、作業車を追い抜かずに走行していただくようお願いします。

作業車の後ろは路面が整備されていますので、雪道・凍結路に比べて安全に走行できます。

 

車間距離を十分に取りましょう。

凍結防止剤散布作業車に近づきすぎると、凍結防止剤がお車にあたることがありますので、車間距離を十分にとって走行してください。

また、凍結防止剤が散布された路面や、雪氷作業車の後ろを走行したあとには、お車に塩分が付着することがありますので、ご利用後は洗車をお願いします。

 

雪は降っていなくとも、寒さで道が凍っているかもしれません。

冬場はとくに車間距離に気をつけて、トラックやトレーラで走行しましょう。

 

引用参考 雪道ドライブガイド

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