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トラック安全運転


夏休みに入り、道路がたいへん混み合っていますね。

これからお盆休みになりますから、更なる混雑が予想されます。

普段運転をされない方も多くいらっしゃいますから、プロのドライバーである皆さんもより気を引き締めて安全運転するようにしましょう。

 

物流の主役であるトラックドライバーに課せられた社会的責任、すなわち安全運転を継続的に遂行するための基礎知識を取りまとめました。

内容は、

①トラックの基礎知識

②トラックの特性と運転

③積み荷と運転

④危険を回避する運転方法

の4つの基本を中心に構成しています。

トラック輸送に従事されているドライバーの皆さんは、交通事故の防止に役立てていただくようお願いします。

 

トラックの運転資格

運転免許の種類

①運転免許の種類によって運転可能な自動車、自動二輪車、原動機付自転車は道路交通法で決められています。

②トラックを運転する場合、大型自動車免許を受けていれば、大型・中型・普通・小型・軽トラックと多様な用途に応じたトラックの運転が可能です。

③大型免許の受験資格は21歳以上かつ運転経験3年以上、中型免許の受験資格は20歳以上かつ運転経験2年以上と道路交通法で定められています。

 

けん引免許

①大型自動車、中型自動車、普通自動車、大型特殊自動車のいずれかで他の車をけん引する時は、けん引する自動車の種類に応じた免許の他にけん引免許が必要です。

②ただし、車両総重量が750kg以下の車をけん引する時や、故障車をロープでけん引する時は、けん引免許は必要としません。

 

特殊車両の通行について

車両制限令による最高限度

①道路法第47条で「車両制限令に定める車両の幅、重量、高さ、長さ又は最小回転半径の最高限度を超えるものは、道路を通行させてはならない」と定められています。

②最高限度を超える特殊車両の通行は道路管理者に申請しましょう。

 

特殊車両通行の際の確認事項

①特殊車両通行許可証が車両に備えられていることを確認します。

②車両総重量が20トンを超えるトラックを運行する際には、車体の前面に標識が表示されていることを確認しましょう。

 

道路による法定最高速度

道路標識や標示で最高速度が示されている場合

標識や標示で最高速度が示されている場合はその速度が最高速度であり、その速度を超えて運転してはいけません。

 

道路標識や道路標示で最高速度が示されていない場合

①標識や標示で最高速度が示されていない一般道路では、トラックの種別に拘わらず全て速度は60km/hです。

②自動車専用道路及び中央分離帯のない高速自動車国道でも、トラックの種別に拘わらず速度は60km/hです。

③高速自動車国道の最高速度は、車両総重量8トン以上のトラック及びトレーラは速度80km/h、車両総重量8トン未満のトラック及び軽トラックは速度100km/hです。

トラックの車高と運転

運転席の高さと視界との関係

①トラックは運転席が乗用車に比べて高い位置にあり視界が広いです。反面、運転者は前方を上方から見下すような視野での運転となります。

②前車との車間距離は長く感じやすく、実際の車間距離が短くなります。

③そのためトラックが起こす事故のなかで、とくに追突事故が多くなっているのです。

追突事故を防止する運転追突事故防止のため、以下のチェックを行いましょう。

・前車に接近し過ぎていないか?

・スピードを出し過ぎていないか?

・交差点では前車の減速や停止に注意しているか?

・周囲の車の動静に注意しているか?

 

トラックの車長と運転

トラックは内輪差が大きい

①車長の長いトラックは、乗用車よりもホイールベースが長く内輪差も大きいです。

②内輪差が大きいため「左折時に左側方の歩行者やバイクを巻き込む事故」を起こしやすいのです。左折時には歩行者やバイクの動静をよく注意して運転しましょう。

 

狭い道路への左折時車体がふくらむ

①トラックは内輪差が大きいため、狭い道路へ左折する時、大きくハンドルを右に切り、センターラインをはみ出して左折することがあります。

②これは道路交通法違反であり、予め道路の左端に寄り左折しましょう。

 

右折時は車体後部がオーバーハングする

トラックは右折時にオーバーハングし、車体後部が外側に振られ後続車に接触する恐れがあります。この点を十分注意して運転しましょう。

 

高速道路も含め、混雑は続くでしょうから、道路だけでなくパーキングエリア内での事故にも気を付けましょう。

皆さんにとって安全な輸送になることを願っております。

 

引用参考:トラックドライバーのための安全運転の基礎知識

岩瀬運輸機工なら大型精密機器も安心の運搬です。詳しくは《こちら》から!

 

車両とその仕様の選定について


あなたが車を選ぶとき、どのようなことを考えますか?

プライベートの車であれば、見た目のカッコよさや、好み、普段使用している駐車場とのサイズ感など、色々なことを考えますよね。

トラックやトレーラも、燃費の良さや地域によるタイヤの最適化など、色々と考えて選ばれています。

とくに、車両の軽量化には、トラックやトレーラの様々な部品などにも密接に関わっています。

 

車両の軽量化による効果

車両を軽量化するとその分燃費は良くなります。

特に、空車や積載量が少ないときは、さらに燃費の向上が大きくなります。

空車時は実車時に比べて30〜40%程度燃費が向上します。

実車時より空車時の方がエコドライブの燃費改善効果が大きいということです。

 

トラックに使われている部材の軽量化

荷台の縦根太、横根太のアルミ材使用、荷台の軽量板材の使用、荷台への鉄板敷きの排除、タイヤホイールやサイドバンパーのアルミ材使用、幌ウイングの採用など車両の用途を踏まえた軽量化部材や仕様を検討しましょう。

 

燃料タンク・タイヤ・工具類の軽量化

過大な容量の燃料タンクは、燃料やタンク自体の重量により車両が重くなりその分燃費が悪くなります。

従って、燃料タンクは使用する車両の特性を考慮して、過大なものとならないようにしましょう。

タイヤのパンク発生率、タイヤパンク時におけるドライバーのタイヤ交換の実績、チューブレスタイヤ装着によるパンク発生率の減少などを考慮して、スペアタイヤ及びタイヤキャリアを装着しない検討をしましょう。

車両技術の向上などにより、近年では故障も少なくなっており、工具を使用する機会も少なく、工具箱についても取り付けの必要性の有無を検討しましょう。

また、作業内容によっては不必要な諸機材(荷締機、ローラコンベア、タイヤチェーンなど)についても、こまめに取り卸しをすることが必要です。

 

タイヤの種類

タイヤには、バイアスタイヤとラジアルタイヤの2種類があります。

ラジアルタイヤはベルトにより補強されているため回転時の変形が少なく、バイアスタイヤよりころがり抵抗が小さいので燃費が良くなるのです。

さらに同じラジアルタイヤでもチューブレスタイヤは、チューブ付タイヤに比べて軽くて、偏平率が小さいため変形量が少なく、その分燃費が良くなります。

又、チューブ部分が無いためパンクやエア漏れに対する安全性も高いといえるでしょう。

タイヤのパターン

使用する車両の用途を考えてタイヤのパターンを選定します。

例えば、一般の舗装路や高速道路を主に走行する車両には、リブ型のチューブレスタイヤを装着することで燃費の向上が図れます。

 

リブ

1、操縦性、安定性が良い。

2、転がり抵抗が少ない。

3、タイヤ音が小さい。

※高速道、舗装路走行用

 

リブラグ

1、リブとラグの凡用パターンで、両方の特徴を備えている。

※ダンプ、ミキサ、地場カーゴ用

 

ラグ

1、駆動力、制動力に優れている。

2、非舗装道路に向いている。

※中低速ダンプ、ミキサ用

 

ブロック

1、積雪、泥濘地用。

2、駆動力、制動力に優れている。

※オールシーズン(ダンプ除く)

 

エアロパーツ

エアディフレクタ(ウインドディフレクタともいう。)

エアディフレクタは、キャブとバン型荷台との高さの違いにより生じる空気抵抗を低減する装置です。

荷台がキャブより高い車両(バン型車)やキャブバックの広い車両に対してエアディフレクタを取り付けると、5〜10%の省燃費効果があります。

 

エアダム

車両の床下は、エンジンやサスペンションなどの突起があるため、強い空気抵抗を生じることになります。

この空気抵抗を低減する装置にエアダムがあります。

エアダムは、平ボデー車や特装車両に取り付けても効果があり、2〜4%の省燃費効果があります。

 

デジタル式タコグラフ

デジタル式タコグラフなど EMS 機器を導入すると、平均速度、急発進・急加速、急減速割合、エンジン過回転割合、燃費など運転状況をより細かく把握することができ、得られたデータをパソコンなどでエコドライブ管理用ソフトを使ってさまざまな形に分析して活用することができます。

 

車両の軽量化は、燃費の良さを考えますと、どのような車にも大切なことですね。

トラックやトレーラにはたくさんの荷物が積まれますから、本体が少しでも軽くなることが必要です。

燃費よく走ることは、エコドライブにもつながりますから、ぜひ車両の軽量化を目指しましょう。

 

引用参考:環境と安全に配慮した運転に向けたトラックドライバーのためのエコドライブ推進手帳

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『お客様の声』を2件更新しました。


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車両の維持管理について


トラックやトレーラドライバーの皆さんは、車両を普段どのように管理していますか?

トラックやトレーラ、あるいは普通の乗用車もそうですが、車を維持するにはきちんとした管理が必要です。

一緒に確認していきましょう。

 

エア・クリーナの目詰まり

エア・クリーナが目詰まりすると、吸入空気量が少なくなり、燃費が悪くなり出力が低下するだけでなく、黒煙の量が増加することになります。

 

〔ポイント〕

エア・クリーナの目詰まりの状態をダストインジケーターなどによりチェックし、必要に応じて清掃又は交換しましょう。

 

噴射ポンプのノズル交換

噴射ノズルは、噴射ポンプによって高圧の燃料を高温、高圧の燃焼室内へ微細な霧状にして吹き込む装置です。

しかし、ノズルの噴射状態は、使用中に悪くなることがあり、燃費や環境に影響を与えるので定期的に調整したり交換する必要があります。

たとえば、エンジンを始動させた後しばらくしても黒煙がおさまらなかったり、積荷を載せて走行している際、エンジンに力がないと感じたら、専門の工場で噴射ノズルの点検を勧めます。

 

エンジンオイルの定期的な交換

走行距離などに応じて適切なエンジンオイルの交換が必要となります。

エンジンオイルを寿命以上に長く使うと、エンジンオイルの粘度が高くなり、エンジンを痛めるだけでなく燃費も3〜5%悪くなります。

 

〔ポイント〕

交換予定距離や交換予定日を運転席にテープなどを貼って明示するとともに、その交換時期に達した時点で確実に整備管理者などに報告しましょう。

 

エンジンオイルの選択

エンジンオイルは粘度が低いほど燃費が良くなり、粘度が高い程燃費は悪くなります。

また、粘度の低いエンジンオイルほどリング摩耗、メタル焼付、摩耗損失が早く始まるといわれています。

この相反するオイルの性能を同時に満足させるのが“マルチグレードエンジンオイル”で、低温では粘度が低く、高温では粘度が高いという特性を持っています。

マルチグレードエンジンオイルは、広い温度範囲で使用が可能です。

したがって、季節で使い分ける必要はなく、さらに始動性に優れており燃費改善効果も期待できるのです。

 

タイヤの空気圧と燃費

タイヤの空気圧が低いと、燃費は悪くなるといわれています。

空気圧が高いと燃費は良くなるが、バーストなどが起きやすくなり、安全上の問題が生じることになります。

したがって、タイヤの空気圧は常に適正な範囲にしておかなければならないのです。

 

〔ポイント〕

タイヤの空気圧が適正な範囲にあるかをチェックしましょう。

チェックはタイヤが冷えた状態で必ずエアゲージを使って行うようにしましょう。

 

タイヤの摩耗と燃費

摩耗したタイヤは、トレッドの動きが少なく、ころがり抵抗が小さくなるので、燃費自体は良くなります。

しかし、摩耗したタイヤは、濡れた路面などで滑り易く危険なため、摩耗の具合によって、適切に交換する必要があります。

エコドライブのためのタコグラフのチェック項目

速度記録

・車速が速すぎないか

・車速の変化が大きくないか

・一定速度で走行できるルートで、車速変動は±5㎞/h幅以内に納まっているか。

なお、交通の状況、時間帯等での変動があることや車速を無理に合わせようとするとアクセルペダルのバタツキを生じる場合があります。

 

回転記録

瞬間エンジン回転 数(r.p.m.)を記録します。

・エンジン回転が高くないか

・エンジン回転の変化が多すぎないか

・長時間アイドリングしていないか

 

走行距離記録

・ 走行距離を山形の線で記録する。1 山 10km

 

車速の変動

一定速度での運転が可能な区間の走行と思われる範囲で、加減速の巾が大きくないか(概ね5km/h の範囲)を見ます。

 

エンジン回転数の変動

車速に対するエンジン回転数の高さや回転数の変動の巾を見ます。

又、エンジン回転を「グリーンゾーン」を中心に使っているかどうかもエコドライブの目安になります。

 

長時間のアイドリング

出発前の暖機運転や、昼食、休憩などの長時間停車時などで、アイドリングが長くなっていないかをチェックし、不要なアイドリングと判断できるものは抑制するように心がけましょう。

 

(参考)

車両がアイドリング状態(大型車の場合450から550r.p.m)にあるときの時間あたりの燃料消費量は、そのエンジン排気量の約10%程度です。つまり、排気量10ℓのエンジンならば1時間アイドリングをすると1ℓの燃料を消費することになるのです。

 

いかがでしたか?

きちんと管理できているでしょうか?

とくにトラックやトレーラドライバーの皆さんは、お仕事で毎日使用しますから、念を入れて確認していくようにしましょう。

 

引用参考:環境と安全に配慮した運転に向けたトラックドライバーのためのエコドライブ推進手帳

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『お客様の声』を更新しました。


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こちら

エコドライブとその効果2


トラックやトレーラドライバーの皆さんがご存知の通り、エコドライブこそ、安全運転の要です。

エコドライブは、その名前の通り、エコロジーに繋がる運転のことです。

エコドライブは環境に優しい運転ですよね。

そしてそのエコロジーに繋がる運転は、なぜ安全運転になるのでしょうか。

ひとつひとつ具体的に確認していきましょう。

 

経済速度の厳守

経済速度とは、交通の円滑な交通流を乱すことなくできるだけ低いエンジン回転数で効率良く走れるスピードのことをいいます。

たとえば、周囲の交通状況などから経済速度が50km/h というとき、あえて60km/h に速度を上げた例でみると、燃料消費量は約10%も多くなってしまうのです。

高速道路などでも、必ず制限速度を厳守するようにしましょう。

 

予知運転による停止・発進(ストップアンドゴー)回数の抑制

停止した車両は、再度発進するときに加速しますが、加速するときは、登り坂を走行するのと同じくらい多くの燃料を消費します。

この停止・発進(ストップアンドゴー)の回数を減らす運転をすることがエコドライブにつながるのです。

 

〔ポイント〕

信号や交通状況の変化など先を見越した運転(予知運転)を実践して、できるだけ停止・発進(ストップアンドゴー)の回数そのものが減る運転に心掛けるようにしましょう。

 

無駄な空ぶかしの抑制

トラックは、1回の空ぶかしで、次のように燃料を無駄づかいしています。

・大型車:10〜12cc

・中型車: 5〜 7cc

・小型車: 3〜 5cc

たとえば、大型トラックの燃費が3km /ℓ(1ccで3m 走行できる)とすると、1回空ぶかしをするだけで、30〜36m 走行できる燃料を無駄にしていることになります。

空ぶかしは、ドライバー個々人のクセとも言われていますが、日常的に空ぶかしをしないよう、注意を繰り返すことが大切です。

必要最小限のアイドリング

荷物の積み卸しや休憩時間にエンジンをかけたまま車両を放置しておくと、燃料を無駄に消費するばかりでなく NOx や PM などの大気汚染物質をより多く排出することになります。

こうした無駄なアイドリングをとめることが社会的な要請になっています。

特に、市街地におけるアイドリングは、近隣住民の方々の苦情が多いため、さらに徹底する必要があるのです。

 

〔ポイント〕

サービスエリア、パーキングエリアでのアイドリングは、騒音、臭気などで社会問題となっており、必要最小限のものとしなければなりません。

住宅などが隣接しているような場所では、アイドリングストップだけでなく、騒音や駐車マナーなど地域環境への配慮も心掛けるようにしましょう。

荷物の積卸し、集配待ち、休憩などでは、確実にエンジンをストップさせましょう。

暖機運転は、必要最小限の時間に抑えてください。なお、冬期でも10分以下に抑えましょう。

 

エコドライブは、運転スピードを緩やかにし、丁寧な操作を行うことで安全運転につながります。

あるいは安全運転を行うことで、いくつかのエコドライブは達成されると考えても良いのかもしれません。

また、アイドリングは思っている以上に、周囲に騒音が響きます。

暑い夏が続きますから、熱中症に注意して、なるべく車内ではなく室内で休息を取るようにしましょう。

 

引用参考:環境と安全に配慮した運転に向けたトラックドライバーのためのエコドライブ推進手帳

岩瀬運輸機工なら大型精密機器も安心の運搬です。詳しくは《こちら》から!

 

 

エコドライブとその効果


「エコドライブ」はご存知でしょうか?

プロのトラック、トレーラドライバーの皆さんはもちろん知っていらっしゃるかと思います。

エコドライブとその効果について、基本の部分を復習していきましょう。

 

エコドライブの効果

エコドライブとは、

・環境にやさしい運転による環境保護、資源保護、経済的利益の追求

・穏やかな運転を心掛けることによる安全性の追求

をしようとする運動に由来しています。

すなわち、排出ガスの抑制、事故防止、経営コスト削減など「環境」、「安全」、「経営」の3つの効果を期待するもので、環境対策の中でも重要な取り組み課題として位置づけられているのです。

 

大気汚染問題

自動車から排出される主な大気汚染物質のうち、

・窒素酸化物(NOx)→ 約8割

・粒子状物質(PM)→ すべて

がディーゼル車から排出されています。

こうした大気汚染物質は、大都市や主要幹線の周辺住民に、呼吸器系疾患などの形で健康に影響を及ぼすとされていて、今や大きな社会問題となっています。

 

事故防止

エコドライブの基本は、穏やかな運転に徹することです。

すなわち、

・急発進、急加速を避ける

だけでなく、

・発進・停止回数そのものを抑えるため、先を見越した予知運転をする

ことで、これが事故防止、とりわけ追突事故の防止に大きく役立つことがわかっています。

エコドライブにより事故を未然に防止できれば、事故そのものだけでなくその処理にかかる損失や費用の削減にもつながります。

 

大きなウェイトを占める燃料費

燃料費は、人件費に次いで占める割合の大きな経費です。

エコドライブの徹底により環境対策の貢献だけでなく、コスト削減などの経営上のメリットも期待できます。

 

おだやかな発進と加速

車両をスタートするときの急発進、急加速は、通常の走行に比べきわめて燃費が悪くなります。ゆっくり加速し早め早めにシフトアップしていくことが大切です。

 

〔ポイント〕

ディーゼル車は、低回転域により大きいトルクを設定できるため、重い荷物を積んでもエンジンの回転数を上げずにスムーズな発進、加速が可能です。こうしたディーゼル車の特性をよく理解して、できるだけグリーンゾーン下限の回転域を使って運転しましょう。

シフトアップは早めの一段上のギアが常識

低速ギアのままスピードを上げると、エンジンの回転数がどんどん高くなり、その分燃費が悪くなります。もし、大型車が5速でなく4速で、中・小型車が4速でなく3速でというように、一段下のギアに落として走行したとすると、燃費はそれぞれ20%〜40%も悪くなるのです。

 

〔ポイント〕

シフトアップポイントをエンジン回転計のグリーンゾーンにおき、エンジン回転数をおさえて、早め早めの操作により、できるだけ高速段のギアを使用して走行しましょう。

 

定速走行の励行

アクセルペダルとブレーキペダルをパタパタさせるような波状運転(加減速運転)は、定速走行と比べて燃費が非常に悪くなります。走行中は無駄な加減速をやめ、できるだけ速度を一定に保つような運転をするように心掛けましょう。

 

〔ポイント〕

先をよく見通して加速・減速を繰り返さないで済むように、安全な車間距離を保ち、定速走行に心掛けます。

 

エンジンブレーキの多用

ディーゼル車は、走行中にアクセルペダルを離しエンジンブレーキの状態とすると、エンジンに燃料が行かなくなる(燃料は無噴射)ので、燃料は消費されず車は惰力だけで走行することになります。

このエンジンブレーキの状態での惰力走行をうまく取り入れて走行することが、エコドライブにつながります。

 

〔ポイント〕

下り坂や信号の手前では、早めにエンジンブレーキを使って、惰力運転で減速しながら必要最小限度のフットブレーキをかけることが、エコドライブのコツです。

なお、クラッチを切ったり、ギアをニュートラルにして惰力走行すると、アイドリング状態(燃料は噴射)となるうえ、エンジンブレーキもきかない状態になってしまうことになります。ギアをニュートラルにしたり、クラッチを踏み込むのは、停止する直前まで待つようにしましょう。

 

前回の省エネ運転は、エコドライブに繋がります。

そして、エコドライブは丁寧な運転をすることですから、安全運転に繋がります。

トラックやトレーラドライバーの皆さんは、エコドライブ、そして安全運転を行いましょう。

 

引用参考:環境と安全に配慮した運転に向けたトラックドライバーのためのエコドライブ推進手帳

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省エネ運転とは


ドライバーの皆さんは、省エネ運転を行っていますか?

省エネ運転にはさまざまなメリットがあります。

 

省エネ運転

省エネ運転に努めることにより、窒素酸化物(NOX)や二酸化炭素(CO2)などの排出量の減少、安全運行、経費の節減へ寄与します。

 

車両の仕様

エンジン出力は、使用道路の勾配、高速道路の利用割合等の条件を考慮して、適正な大きさを選びましょう。

車体の軽量化、装備の簡素化、不要装備の排除により車両の軽量化を図ります。

 

保守、整備

エアクリーナの清掃、エンジンオイルの定期交換、タイヤの空気圧力への調整等を含め、定期点検整備を確実に実施しましょう。

 

燃費の管理

個別車両の燃料消費率の変化を把握することにより、その車のエンジン、動力伝達装置、走行装置等の車両の健康状態の判断に役立てます。

 

保守、整備

エアクリーナの目詰まりを除きましょう

エアクリーナが詰まっていると、空気不足になって燃焼が悪化し、燃費が悪くなります。

目詰まりインジケータが点灯したら、エレメントを清掃または交換してください。

目詰まり状態で使用すると、燃費が約3%悪化します。

エンジンオイルは定期的に交換しましょう

オイルの寿命以上に長く使うとオイルの粘度が固くなり、燃費が1~2%悪化します。

それ以上にエンジンの寿命が短くなるので、定期的にオイル交換をしましょう。

 

タイヤの空気は適正な圧力に保持しましょう

タイヤの適正空気圧はサイズ、強度記号によって変わりますので正しい空気圧で管理しましょう

 

不要なアイドリングはやめよう

アイドリングストップ運動を進めよう

・荷待ち、休憩等でアイドリングしていませんか?

・アイドリングの必要な時は、始動、停止直後の数分だけです。

・アイドリングでの燃料消費量は、1時間当たりおおよそエンジンの排気量の1/10です。

・夜間のアイドリング運転は、近所に騒音で迷惑をかけますので止めましょう。

 

発進、加速はゆっくりと

急加速発進すると燃費の悪い高回転部分を多く使うため燃費が悪くなります。

・省エネ運転のポイントはアクセルを踏みすぎないでください。

・アクセルの踏み込みは大型車80%ぐらいです。中型車は50%ぐらいです。

・シフトアップは回転計のグリーンゾーン内で行いましょう。要はゆっくり加速することです。

グリーンゾーンとは、エンジン回転計の目盛り部分に示された緑の帯を言い、適正なエンジン回転数の使用範囲を示しています。

 

空ぶかしはしない

騒音や大気汚染の原因にもなる空ぶかしは、燃費にとっても大敵です。

意識的でなくても長年のクセでつい、などという場合もありますので注意しましょう。

 

<大型トラックの空ぶかし>

大型トラックでは、1回につき約12ccの燃料を余計に消費します。

定速運転を心掛ける

ギアの選択は適切にしましょう。ギアチェンジは早めに行うことが大切です。

 

定速走行で気を付けることは、

・エンジン回転はグリーンゾーンで運転すること

・波状運転をしないこと

の2点です。

 

同じ速度でもできるだけ上のギアを使って走る。

ギア位置による燃費の差1速変わると約10%燃費が変わります

アクセルペダルを踏んだり戻したりする波状運転は燃費を悪くします。

アクセルペダルを一定にして走りましょう。

 

減速には惰行運転を利用する

ブレーキのかけ方にもいろいろあります。

・通常のフットブレーキを使用

・エキゾーストブレーキを使用

・リターダーを使用

 

これらのブレーキを使用した時、エンジンはタイヤ、クラッチを通して回されていますが(エンジンブレーキの状態)ディーゼルエンジンでは、燃費を消費しません。

 

・早めにエンジンブレーキを使って惰行運転で減速しながら、最小限のフットブレーキをかけることが、省エネのコツです。

・リターダーはブレーキが良く効くので、スイッチを入れ放しにすることが多くなりがちですが、この場合ギアチェンジごとにリターダーが作動しブレーキをかけてしまい、燃費を悪くしますので、スイッチは減速する時に入れて下さい。

 

高速走行では車速を抑える高速で走るということは風の抵抗に打ち勝って走ることです

例えば80km/hの所を120km/hで走ると約120psの力を余計に使うことになります。

 

この分燃費が悪くなるわけです。

その結果車速を10km/hアップすると燃費は約7~8%悪化しましょう。

車速を抑えて走りましょう。

 

省エネ運転は、安全運転やエコドライブに繋がります。

また、自然と車体に優しい運転になるので、車を大切にしているドライバーの皆さんにはぴったりの運転方法ですね。

 

引用参考:省エネ運転マニュアル

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トラックドライバー実用知識編「規制と特例」


トラックやトレーラドライバーの皆さん、そしてそのサポートを行っている運行管理の皆さんは、トラックやトレーラが道路を走るときの条件はご存知でしょうか。

大型車が道路を安全に走行するために、いくつかの規制があります。

 

トレーラ連結車の総重量の特例の引上げ

平成15年10月より、安全性を確保しつつ物流を効率化するため、分割可能な貨物(いわゆるバラ積み)の輸送に関して、特殊車両通行許可の許可限度重量の引き上げと基準緩和の認定が受けられるようになりました。

平成15年の規制緩和の内容とは、

 

A.通行条件の規制緩和として

「特殊車両通行許可の許可限度」が引き上げられ、バラ積み輸送する基準緩和セミトレーラについても、連結車両総重量44トンを上限とし、必要な条件(B条件等)を附して通行が許可されるようになりました。

 

B.車両本体の規制緩和として

「基準緩和自動車の認定要領」が変更になり、バラ積み輸送する基準緩和セミトレーラについて、輸送物品の重量に応じ、車両の構造・装置の限界および車両総重量36トンを超えない範囲で、基準緩和の認定が受けられるようになりました。(幅および長さの基準緩和車両は規制緩和の対象になりません。)

 

C.この規制緩和は、バラ積み輸送する特殊車両(特例8車種)に限られます。

 

D.上記の条件を満たし、特殊車両通行許可証の交付を受けることが前提となります。

 

バラ積み輸送に関し特に留意すべき事項

A.最高速度制限を遵守するとともに、カーブ、坂道等道路状況に適応した安全な速度により運行しましょう。

 

B.過積載運行および過労運転の防止の徹底を図りしましょう。

 

C.特に、積載物品の個別の重量、個数、発送伝票を携行すること等により、積載重量を把握できるようにしましょう。

 

D.荷崩れを起こしたり、事故の際に積載物品が散乱することのないよう、貨物の種類に応じ、偏荷重が生じないような積載を行うほか、積載物品の確実な固縛、シート掛け等飛散防止措置を行いましょう。

 

E.日常点検整備および定期点検を確実に実施しましょう。

とくに高速道路を運行する場合には、高速運行を考慮した点検・整備を入念に行うようにしましょう。

 

F.基準緩和の認定に際して付された保安上の制限を遵守するとともに、道路交通法および道路法等関係法令の規定を遵守し、違法な状態で運行することがないようにしましょう。

セミトレーラ連結車には、車両制限令で長さの特例が認められている

・高速自動車国道…………………………………16. 5m

(積載する貨物が被けん引車の車体の前方又は後方にはみ出していないもの)

 

・指定道路、その他の道路………………………… 12m

(これを超える車両は、特殊車両通行許可が必要です。)

 

フルトレーラ連結車の取扱い

平成5年11月の車両制限令の改正で、フルトレーラ連結車についても、積載物の如何にかかわらず、総重量の特例(適用車種)がセミトレーラ連結車と同様に適用されることとなりました。

フルトレーラ連結車についても、平成5年11月の車両制限令の改正で、長さの特例が新設されました。

 

・高速自動車国道…………………………………… 18m

・指定道路、その他の道路………………………… 12m

(これを超える車両は、特殊車両通行許可が必要です。)

 

公共の道路をトラックやトレーラで安全に運送するには、この他にも注意しなければならないことがあります。

規制だけでなく、トラックやトレーラそのものの整備でしたり、ドライバーの皆さんの安全意識でしたり、あるいは荷物の積み付け方なども、「安全運転」を行う際に必要なことのひとつです。

 

引用参考:安全輸送のための積付け・固縛方法

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トラックドライバー実用知識編「高速道路での注意」


トラックやトレーラドライバーの皆さんは、高速道路を使用しますか?

長距離を運送する方ですと、毎日のように高速道路を走っているのでしょうか。

今回は、そんな高速道路での注意事項です。

どのように荷物を積み付けすれば良いのでしょうか?

あるいは走行中にどのような点に気を付けなければならないのでしょうか。

 

高速道路走行での注意事項

荷台の前部に隙間をつくらないようにしてください。

荷台前部にシートやロープ、当て板などの用具を無造作に置いて積荷すると、急ブレーキをかけた場合、積荷は慣性に押されてキャビンの方に崩れてきます。

鋼材、木材等の重量物の場合は緩衝材をしっかり当てるか、または、衝撃に耐えるスタンションや補強枠を準備し、かつ、ロープでしっかり固縛することが必要です。

・平ボデー車では、シート掛けの前または後にロープ等で必ず積荷を固縛しましょう。

幌型やバン・ウイングでも、ラッシングレール等を用いて荷崩れ防止措置をしましょう。

・高速道路等での車間距離は、自動車の速度の数字をメ−トルで表した値が望ましいです。(例えば80km/h のときは80m)

・無理な追越しや割り込みをしないようにしましょう。

・車線変更をするときは、右後方の自動車の動きに十分注意をするとともに、追越し車線へ徐々に移行してください。

 

・横転事故は、カーブの連続で右カーブから左カーブになるS字において、左カーブでの転倒が多いです。

これは、重心の高い荷物を積載した車が、前の車を追い越しする時、右カーブで“追い越し車線”に出て追い越し、左カ−ブで“走行車線”に入ろうとした場合に多く発生しているので、速度のコントロールに注意することが大切です。

二次事故の防止措置

後続事故の防止のため、他の交通の妨げとならないような場所(路肩、空地等)に車両や落下物を移動させましょう。

車両や落下物の移動が困難な場合は、停止表示器材や発煙筒を用いて後続車に事故発生を知らせます。

停車したら、まず停止表示器材を取り出し、車の後方の路上に置きます。

高速道路の場合は、スピードと制動距離の関係を考えて、少なくとも車両の後方50m以上が望ましいです。

車両の直後に置くとハザードの点滅灯に打ち消され、かえって発見されにくいのです。

 

負傷者の救護

出血しているときは、ガーゼやハンカチ、また薄手のゴム手袋などで止血するなど応急手当をしましょう。

むやみに負傷者を動かさないでください(とくに頭部に傷がある場合)。

ただし、後続事故のおそれがある場合、または、高速道路では安全な場所に移動します。

 

現場の警察官への報告

110番等(高速道路等では非常電話1km おきに設置)で次のことを報告し指示を受けます。

とくに、最近携帯電話による事故通報が多いのですが、事故発生場所が確認できず困る場合が増えているので、携帯電話を用いる場合、高速道路ではキロポストを確認し、一般道路では付近の目標物を確認し、その内容を現場の警察官等に通報するようにしましょう。

 

・事故が発生した日時、及び場所

・車種と事故状況

・死傷者の数及び負傷者の負傷の程度(状況)

・物の損壊の程度、積荷の落下、バラマキ等の状況

・事故防止のため講じた措置

 

道路管理者及び運行管理者または事業者への報告

・事故が発生した日時、及び場所

・死傷者の数及び負傷者の負傷の程度(被害者の住所、氏名、年齢)

・車両や積荷の損壊、バラマキの状況

 

事故にあってしまったとき、あるいは事故を目撃した時、トラックやトレーラドライバーの皆さんは適切に対処できるようにしておきましょう。

とくに、通常の車と違い、トラックやトレーラで運ぶ中身は、もしかしたらガスなど取扱いに注意しなければならないものかもしれません。

自身を含め、周囲の安全性を確保できるようにしましょう。

 

引用参考:安全輸送のための積付け・固縛方法

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