トラック運行管理業務「点呼」2


点呼にはさまざまな種類があります。

そしてその種類により、確認事項などが異なります。

 

点呼の種類と確認・指示事項

点呼は、運転者や自動車が安全に運行できる状態かどうかを確認するとともに、安全運行のために必要な指示を与え、報告を聴取するため、次の内容を確実に実施しなければなりません。

 

乗務前点呼における確認・指示事項

運転者の健康状態、疲労の度合、酒気帯びの有無、異常な感情の高ぶり、睡眠不足等について確認し、安全な運転ができる状態か否かを判断しましょう。

日常点検の実施結果に基づき、整備管理者が自動車の運行の可否を決定したことを確認します。

服装を端正に着用しているかの確認をしましょう。

運転免許証、非常信号用具、業務上必要な帳票類等、携行品の確認をしましょう。

休憩時間・場所、積載物、気象、道路状況等、運行の安全を確保するための注意事項の指示をしましょう。

個々の運転者について、運転行動に現れやすい問題点についての注意をしましょう。

 

乗務後点呼における確認・指示事項

車両、積載物の異常の有無、乗務記録、運行記録計等の記録により運転者の運転状況等の確認をしましょう。

工事箇所等道路状況に関する最新情報及びヒヤリ・ハット経験の有無等安全情報の確認をしましょう。

酒気帯びの有無を確認しましょう。

運転者に翌日の勤務を確認させてください。

 

中間点呼

乗務前及び乗務後のいずれの点呼も対面で実施できない乗務を行う運転者に対し、運行管理者は、当該点呼のほかに、当該乗務の途中において少なくとも 1回電話等により、運転者と直接対話できる方法で酒気帯びの有無、疾病、疲労等の状況を確認するため点呼を実施しなければなりません。

 

アルコール検知器の使用

乗務前点呼、乗務後点呼及び中間点呼における酒気帯びの有無は、目視等で確認するほか、アルコール検知器を用いて行わなければなりません。

アルコール検知器が1つも備えられていない場合、アルコール検知器備え義務違反となり、初違反「60日車」、再違反「120日車」となります。また、正常に作動しないアルコール検知器により酒気帯びの有無の確認を行った場合や、正常に作動しないアルコール検知器であることを理由に酒気帯びの有無の確認を怠った場合、アルコール検知器の常時有効保持義務違反となり、初違反「20日車」、再違反「40日車」となります。

点呼の記録

乗務前点呼の記録の内容

乗務前点呼の記録内容は、次のとおりです。

1、点呼執行者名

・運転者名

・運転者の乗務に係る事業用自動車の自動車登録番号または識別できる記号、番号等

・点呼日時

・点呼方法(アルコール検知器の使用の有無、対面でない場合は具体的方法)

・酒気帯びの有無

・運転者の疾病、疲労等の状況

・日常点検の状況

・指示事項

・その他必要な事項

 

運行管理者は、乗務前の点呼において、以下の点に注意して過労運転の防止を図らなければなりません。

・酒気帯びの状態にある乗務員を車両に乗務させてはなりません。

・疾病、疲労、その他の理由により安全な運転をすることができない、またはその補助をすることができないおそれがあると判断した乗務員を車両に乗務させてはなりません。

・「その他の理由」とは、覚せい剤や禁止薬物等の薬物の服用、異常な感情の高ぶり、睡眠不足等を指します。

 

乗務後点呼の記録の内容

乗務後点呼の記録内容は、次のとおりです。

・点呼執行者名

・運転者名

・運転者の乗務に係る事業用自動車の自動車登録番号または識別できる記号、番号等

・点呼日時

・点呼方法(アルコール検知器の使用の有無、対面でない場合は具体的方法)

・自動車、道路及び運行の状況

・交替運転者に対する通告

・酒気帯びの有無

・その他必要な事項

 

尚、「交替する運転者に対する通告」とは、例えば、車両の乗り継ぎによって運転者が交替する場合、前任者が交替する運転者に対し、これまで運転していた車両や道路、運行の状況について知らせることをいいます。

 

中間点呼の実施及び記録の内容

乗務前、乗務後のいずれも対面で点呼ができない場合は、乗務の途中に少なくとも一回電話やその他の運転者と直接対話できる方法で点呼を行い、酒気帯びの有無、健康状態について報告を求め、及び確認を行い安全を確保するために必要な指示をしなければなりません。

また、中間点呼を必要とする運行については、運行指示書を作成して運転者に携行させなければなりません。

中間点呼の実施内容は、次のとおりです。

・点呼執行者名

・運転者名

・運転者の乗務に係る事業用自動車の自動車登録番号または識別できる記号、番号等

・点呼日時

・点呼方法(アルコール検知器の使用の有無、対面でない場合は具体的方法)

・酒気帯びの有無

・運転者の疾病、疲労等の状況

・指示事項

・その他必要な事項

 

以上のように、点呼の際には、管理者がさまざまなことを確認していきます。

きちんと返答できるようにしておきましょう。

 

引用参考:「運行管理業務と安全」マニュアル

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トラック運行管理業務「点呼」


トラックやトレーラドライバーの皆さんは、点呼の重要性をご存知でしょうか?

点呼は、基本的に対面式で行いますから、安全のための諸連絡のほかにも皆さんの体調など、さまざまなことが確認できます。

 

交替運転者の配置

運転者が長距離運転または夜間の運転に従事する場合に、疲労等により安全な運転を継続することができないおそれがあるときは、あらかじめ、交替するための運転者を配置しておかなければなりません。

 

交替運転者

「貨物自動車運送事業の事業用自動車の運転者の勤務時間及び乗務時間に係る基準(平成13 年国土交通省告示第 1365 号)」で定められた条件を超えて引き続き運行する場合は、交替運転者の配置が必要になります。

具体的には、次のような場合が該当します。

・拘束時間が 16 時間を超える場合

・運転時間が 2 日を平均して 1日当たり 9 時間を超える場合

・連続運転時間が 4 時間を超える場合

 

交替運転者の配置とは

交替運転者をあらかじめ同乗させる(1台の自動車に 2 人以上乗務させる)、または交替箇所に予め待機させることをいいます。

 

点呼の実施

点呼は、運行上やむを得ない場合を除き、対面で実施することが基本です。

点呼には、乗務前点呼、乗務後点呼及び乗務途中点呼(以下「中間点呼」という。)があり、各々その実施内容が定められています。

点呼時は、運転者に対し報告を求め、安全確保に必要な指示を出すだけでなく、酒気帯びの有無を確認しなければなりません。その際、事業者は、酒気帯びの有無を目視等で確認するだけでなく、アルコール検知器を用いて酒気帯びの有無の確認をしなければなりません。

対面による点呼(乗務前、乗務後の両方)を行うことができない場合は、乗務前、乗務後のほか、乗務の途中に少なくとも 1 回の点呼を行うことが義務付けられている(2 泊 3 日以上の運行の場合)。この場合は、「運行指示書(正)(副)」を作成し、運転者に「運行指示書(正)」を携行させなければなりません。

運行計画に変更が生じた場合、運行管理者は変更内容を「運行指示書(副)」に記入するとともに運転者に指示を行います。同時に運転者は、変更内容を「運行指示書(正)」に記入するとともに「運行指示書(正)」を携行しましょう。

事業者は、酒気を帯びた運転者を事業用自動車に乗務させてはなりません。また、運転者も、酒気を帯びた状態にある時は、会社に申し出なければなりません。

点呼とは

運行管理者は、乗務前点呼を実施し、運転者から本人の健康状態や酒気帯びの有無、日常点検等の報告を求め、それに対して安全を確保するために必要な指示をしなければなりません。

乗務終了後には乗務後点呼を実施し、乗務した自動車、道路、運行の状況、酒気帯びの有無、ほかの運転者と交替した場合には、交替運転者との通告について報告を受けなければなりません。しかし、乗務前、乗務後のどちらかが、やむを得ず対面で点呼ができない場合は、電話その他の方法で点呼を行います。

また、長距離運行等により乗務前・乗務後のいずれの点呼も対面で行うことができない場合は、乗務の途中で少なくとも1回電話その他の方法により点呼を実施しなければなりません。

「運行上やむを得えない場合」とは、遠隔地で乗務が開始または終了するため、乗務前または乗務後の点呼が営業所において対面で出来ない場合のことを指し、車庫と営業所が離れているとか、早朝、深夜等のため点呼執行者が営業所に出勤していない場合等は該当しません。

「その他の方法」とは、携帯電話、業務無線等運転者と直接対話できる方法を指し、電子メール、FAX 等一方的な連絡方法は、該当しません。また、電話その他の方法による点呼は、運転中に行ってはいけません。

 

点呼場所

点呼場所をどのような所に定めるかは、決まった定義はありませんが、重要な点呼を騒々しい所で実施するのは好ましいことではありません。事務員やほかの運転者から見えず、運転者の点呼がスムーズにいくような独立した所が理想です。

そして、点呼場所には、点呼要領を表した掲示、指導の重点事項、時計、鏡、運転者の立つ位置の表示及び必要な帳簿類の備え付け等環境作りが必要です。

 

普段、点呼を行う場所はどうでしょうか。

運行管理者の方は、改めて見直してみても良いかもしれません。

 

引用参考:「運行管理業務と安全」マニュアル

岩瀬運輸機工なら大型精密機器も安心の運搬です。詳しくは《こちら》から

トラック運行管理業務「過労運転の防止」2


ドライバーの皆さん、きちんと休息をとっていますか?

トラックやトレーラ含め、車に乗ったまま長時間過ごすのはよくないことです。

 

乗務割にあたって

運行管理者は、乗務員の過労を防止するため、深夜勤務の時間の長さ並びに深夜勤務、早朝勤務及び夜間勤務の連続等について十分に考慮し、法令で定める基準に従って事業者が定めた勤務時間及び乗務時間に係る基準に則って乗務時間の設定及び乗務調整を行う必要があります。

 

乗務割の作成上の一般的な留意事項(例)

1、前日の作業終了時からの休息期間の確認

2、深夜勤務時間の確認

3、連続運転時間(深夜連続運転時間、高速道路連続運転時間を含む。)と中間における休憩時間の確認

4、2 週間を通じ、必ず 1回休日を付与する

5、公休割当の作成と、周知の徹底(公休割当は、やむを得ない事由以外は変更禁止。)

6、長距離運行や夜間運行に際し、疲労等により安全な運転をすることができない場合の交替運転者の配置

7、乗務前点呼で、運転者の酒気帯び及び健康状態を把握し、酒気帯び、疾病及び疲労等による乗務の禁止

 

乗務員の健康状態の把握

事業者は、乗務員の酒気帯びの有無及び健康状態の把握に努めなくてはなりません。

事業者は、酒気帯びの状態にある乗務員の乗務の禁止の他、常に乗務員の健康状態の把握に努め、疾病、疲労、その他の理由により安全な運転をし、またはその補助をすることができない乗務員を事業用自動車に乗務させてはなりません。

事業者の役割

1、事業者は、乗務員の健康状態を把握し、疾病、疲労その他の理由により安全な運転、またはその補助をすることができないおそれがある乗務員を事業用自動車に乗務させてはなりません。

2、事業者は、常時使用している乗務員に対して、医師による健康診断を 1 年以内ごとに1回(深夜業務を含むときは、深夜業務への配置換えの際及び 6 ヵ月に1回)定期的に受診させ、健康状態を把握しなければなりません。

3、事業者は、労働者の週 40 時間を超える労働が1月当たり100 時間を超え、かつ、疲労の蓄積が認められるときは、労働者の申出を受けて、医師による面接指導を行なわなければなりません(ただし、1ヵ月以内に面接指導を受けた労働者等で、面接指導を受ける必要がないと医師が認めた者を除きます)。

4、事業者は、次の①または②に該当する労働者にも、面接指導を実施する、または面接指導に準ずる措置を講じなければなりません。

・長時間の労働(週 40 時間を超える労働が1月当たり 80 時間を超えた場合)により疲労の蓄積が認められ、または健康上の不安を有している労働者(申出を受けて実施)。

・事業場で定める基準に該当する労働者。

5、事業者は、要注意や要観察の所見がある運転者に対しては、当該運転者の日常生活に注意し、次回の健康診断まで様子を見なければなりません。さらに、必要に応じて、健康維持のために医師等の意見を参考にして、生活習慣の改善について、当該運転者に努めさせる必要があります。また、気になることや症状等が見受けられれば、医師の診断を受けさせる必要があります。

 

運行管理者の役割

1、運行管理者は、酒気帯びの状態にある乗務員を事業用自動車に乗務させてはなりません。

2、運行管理者は、乗務員の健康状態を常に把握し、健康な状態で乗務できるように、健康診断等を通じて管理、監督する義務があります。また、診断の結果、要注意者に対しては、自主的な管理に努めさせるほか、適宜、医師の診断を受けさせるよう適切に指導を行う必要があります。そのためには、衛生管理者、産業医等と密に連絡体制を築いておかなければなりません。

3、運行管理者は、乗務前点呼に際し、酒気帯び、疾病、過労及び睡眠不足等の有無について、対面で本人からの申告を受けるだけでなく、運行管理者自らが確認を行わなければなりません。特に、酒気帯びの確認については、目視等のほか、アルコール検知器を用いて酒気帯びの有無の確認をしなければなりません。

 

その他の理由とは

覚せい剤や危険ドラッグ等の薬物の服用、異常な感情の高ぶり、睡眠不足等をいいます。

国土交通省では、運転者の健康状態を良好に維持することを目的とした「事業用自動車の運転者の健康管理に係るマニュアル」を作成・公表しています。事業者は、内容をよく把握した上で、運行管理者及び運転者に周知徹底してください。

 

ドライバーの皆さんも、ドライバーでない方も、体調管理をきちんと行いましょう。

また、やむを得ない場合はきちんと申告するようにしましょう。

 

引用参考:「運行管理業務と安全」マニュアル

岩瀬運輸機工なら大型精密機器も安心の運搬です。詳しくは《こちら》から

2019年迎春


新年あけましておめでとうございます。皆様のご健勝をご祈念申し上げます。本年も何卒ご支援頂きます様お願い申し上げます。2019年元旦。