医療機器物流プロジェクト


6月28日 インターフェックス展 東京ビッグサイトで開催中のインターフェックスジャパンに出展中の企業様から医療機器、医薬品機器、理化学機器の搬入設置業務を受託しました。当社は医療、医薬、理化学、検査装置の信頼ある輸送、搬入、設置、移設等の業務を拡大しています。また今期から医療機器物流プロジェクトを立ち上げました。ご支援の程よろしくお願いいたします。

固縛器具の種類 その2


前回ご紹介した合繊ロープ以外にも、荷崩れを防ぐために正しい固縛を行うための専門の道具があります。

ワイヤロープの取り扱い

合繊ロープと同様、ワイヤロープも固縛のために頻繁に利用されるロープのひとつです。合繊ロープと同様、キンクの生じるおそれのある箇所や著しく曲がりグセのある箇所はすぐに直しておくようにしてください。雨水にさらされたり、サビやホコリの多いところで使用したときは、サビや油切れの内容に綺麗に拭き取り、手入れを怠らないようにしましょう。ワイヤロープの掛け方も合繊ロープと同様に、結んだり引っ掛けたりして使用すると強度が低下するため、「合繊ロープを使用する時の注意事項」をご参照になって同様の対応を施してください。
使用前、使用後と常に点検をし、以上のあるものは取り替えましょう。例えば、ワイヤロープの径が公称径の7%を超えて減少したものについては使用してはなりません。ワイヤロープのヨリの間で、素線数の10%以上の素線が切断したものを使用してはなりません。よりが戻った状態や変形、型崩れが著しく心鋼が露出してしまったものは使用してはなりません。編組み部分の不完全なものは取り替え、アイスブライズの環部の変形の著しいものは使用してはいけません。キンクしたもの、錆び、腐食、油切れの著しいものは使用してはなりません。

ロープ類の取り扱い

基本的に、合繊ロープとワイヤロープは同じように、結び方や掛け方によって強度が低下してしまうので注意が必要です。こま結び、本結び、引しめなどの結び方をすると、ロープを2本使用するにも関わらず強度が0.5本分まで下がります。引掛け、十字結びの場合はロープ1本分まで強度が下がるので注意してください。また、積荷の鋭い角にロープを直接掛けると切断する可能性があるので、必ずクッション材を用いて固縛します。特に、90度の角度を有する積荷に引っ掛けられたロープの強度は、通常の50%〜60%まで落ちるので、特に注意が必要です。ロープの種類により、張力を加えた時の伸び方に差があるので、これも注意が必要です。たとえば、新品の12mmの太さの繊維ロープを50kgfの力で引っ張った場合、約3〜5cm伸びます。これが100kgfになると約5〜7cm、200kgfになると約8〜12cmも伸びることになります。これが、8mmの太さのワイヤロープの場合、50kgfの力で引っ張ると約0.04cm、100kgfだと約0.07cm、200kgfだと約0.13cm伸びる計算になります。このような伸び率を加味した上で、正しくロープを選んで固縛しましょう。

荷締機の取り扱い

荷締機には、キトーレバーブロックやフジプーラー、富士式荷締機など様々な種類がありますが、一貫して、レバーブロック、プーラー、ヒッパラーなど、フックの回転部分や鎖、ワイヤロープなどに錆が出ないように汚れを落とし、塗油します。荷締目をする時にレバーにパイプを挟んだり、足で踏むことは大変危険なので絶対に避けてください。鎖部分は、破損を防ぐためにねじれたままでは使用しないよう注意してください。固縛した後の荷締機のレバー及び鎖には、振れ止めを施します。

当て物(クッション材)

ワイヤロープや合繊ロープが滑ったり、過度に当たって切断してしまうのを防ぐため、また、積荷が損傷したり接触したりするのを防ぐために、様々なクッション材を使用します。麻袋、当てゴム、ゴム帯、毛布、布団、すのこなどの「ヤワラ」、パイプの半割りなどの「当て金」、薄い板などの「当て板」、矢板、くさびなどの「キャンパー」などがあります。用途に合わせて正しいクッション材を使用し、積荷を安全に固縛しましょう。

 
引用参照 鋼材等重量物輸送に携わるプロ運転者・管理者用ガイドブック 改訂版

固縛器具の種類 その1


以前、荷崩れの発生する原因として「積み付けの形が崩れることによる荷崩れ」が挙げられることや、荷崩れしにくい固縛方法と注意事項などをご紹介しましたが、今回は具体的な固縛器具のご紹介をいたします。

固縛に関する禁止事項

固縛機器の破損や外れなどを帽子するために、荷台のロープフックや外枠の株に荷締機のフックなどを直接かけてはいけません。必ず、補助ワイヤロープまたは環を使用してください。積荷を保護するために当て物を使用し、積荷には直接ロープや荷締機を当てないように気をつけましょう。また、積荷に取り付けられた金具が角張っている場合は、ワイヤロープを直接かけずに、必ずシャックルを介して固縛してください。
積荷とワイヤロープとの張り角度はなるべく45度以内に収め、角度を大きくしないよう注意します。ワイヤロープを結んだり引っ掛けて使用すると強度が半分以下になるため、そのまま使用してください。固縛箇所で積荷とあおりの間に隙間がある場合は、そのままにして固縛せずに必ず木材を埋めるよう注意してください。

合繊ロープの種類

積荷を積載して固縛するためには、合繊ロープなどの専門道具を使います。
合繊ロープの強度は、太さだけでは判断できません。同じ径であっても柔らかでボリュームだけがあり強度の低い合繊ロープもあるので、単位あたりの重量が規格以上あるかどうかを確認することが重要です。

合繊ロープの張力

ナンキン一段締めの場合、人力でロープをかけた場合の張力は、熟練のドライバーが全力を集中してロープを締めた場合には約110kgf、熟練のドライバーが普通に締めた場合には約70から80kgf、ドライバー以外の不慣れな人が締めた場合には、体重75kgの人で約60kgf、体重50kgの人では約35kgfまで張力が減ってしまいます。貨物を積載して走行したとき、車体の振動によって積荷自体も振動します。それによってロープの結び目が固くなったり、積み込んだ時にあった積荷と積荷の隙間が詰まったり開いたりすることで、ロープの張力は約40〜50%減少します。加えて、合繊ロープに張力を加えると本来の長さより伸びたり、使用期間によってその伸びが変化したりすることも加味して使用してください。

合繊ロープを使用する時の注意事項

合繊ロープはワイヤロープに比べて化学的、物理的に影響を受けやすく、ヨリが戻った時強度が極端に低下するので注意が必要です。また、ゆっくり引っ張っても切れませんが、緩めておいた物を急に引っ張るとたやすく切れてしまいます。鋭い角のある物体に合繊ロープを掛けて力を加えると、外側の繊維は大きな伸びが必要になって切れやすくなってし舞うので、できれば間に角材やあおりなどをあてがって鈍角になるように固縛してください。雑貨などに合繊ロープを掛ける場合は、足元に注意しながらロープが重なったりよじれたり、外れないように注意して作業しましょう。
合繊ロープを外す時は、荷物の安定を確かめてから緩めてください。また、合繊ロープを引き抜く時は無理をしないように注意してください。もしも合繊ロープに捩れが生じた場合はすぐに直しましょう。ロープを、ロープのヨリと同じ方向に何度もヨルとキンクができてしまい切れやすくなるので、絶対に避けてください。

合繊ロープ使用後のお手入れ

合繊ロープは常に乾燥した状態で保管し、次の作業の時に最良の状態で使用できるようにしておきます。濡れた合繊ロープは日陰で陰干しをします。汚れたままだと、繊維が痛みやすくなってしまいますので、常に清潔な状態を保ちましょう。酸性、アルカリ性の積荷には合繊ロープは使用してはいけません。バッテリ液、洗剤、ペイントなども同様に、合繊ロープの使用は禁止されています。
引用参照 鋼材等重量物輸送に携わるプロ運転者・管理者用ガイドブック 改訂版

JPCA展


6月7日 JPCA第47回国際電子回路産業展 東京ビッグサイトで開催されるJPCA展で当社ユーザー様の搬出入業務を実施いたします。当社は各種展示会での搬入、設置、搬出作業の実績があります。

荷崩れしにくい固縛方法と注意事項


積み付けをきちんと行わないと、走行中の車両に加わる振動や衝撃により、積み付けが移動したり変形し積荷とロープ掛けの間で隙間が生じてしまいます。その結果ロープ掛けが緩み、積荷にロープ掛けをしていない場合と同じ状態になり、荷崩れの範囲がさらに広がることになります。したがって、ロープ掛けの効果を保持するために、積みつけの仕方をよく知るとともに必ず実行しなければなりません。

カートン、木箱などの数物雑貨の場合

まず、前後左右の隙間をなるべく小さくするように、前方から整然と緊密に積みつけることから始めます。「天地無用」などの荷扱い指示マークにしたがって積みつけ、その貨物に適した荷扱器具を使用し、手かぎなどは使用しないようにしましょう。積み重ねる場合には、その貨物の外部包装が上積みする貨物の重量に十分耐えうるものであることを確認してください。万が一、上積貨物の重量により変形する恐れがある場合には、中間にベニヤ板を挟んで重量の分散を図りましょう。
同一寸法のカートンや木箱貨物を積み付ける時は、積み重ねる段ごとに配列のパターンを変えて積み付けると安全です。最近は、倉庫保管とトラックの積み卸しの効率化のために数物雑貨の大部分がパレット積みされています。一般的には、パレット積みの中でもピンホール積みやレンガ積みの方法がもっとも荷崩れしにく方法として採用されています。
カートン箱を積み重ねた場合の上下間の摩擦係数は、実験によると0.2〜0.4の範囲でやや滑りやすい結果が出ています。ですから、高く積み上げる(多段積)場合には、中断にダンボール紙を挟み込むとカートンの圧損や変形も減り、横滑りに対する抵抗力も増えて荷崩れしにくくなります。

各種の貨物を混載する場合

決して軽い貨物の上に重い貨物を積み重ねないようにしてください。軽い貨物が重量に負けて破損し、バランスが崩れて荷崩れの原因となります。貨物に鋭い角や突起物がある場合は、他の貨物を損傷しないように当て物をして保護します。

鉄鋼製品や長尺物などの場合

重量貨物は、集中荷重、偏心荷重になりがちなので、積み付ける時は重量配分に十分考慮することが大切です。
積荷全体を総合した総合重心の位置は、トラックの荷台の前後左右の両者の中心いちになるべく近いことが望ましいです。特に、重量の重い機械製品や不整形の加工物などを数個積み合わせる場合は、荷台中心に積荷の総合重心が近づくように積み付けることが必要です。
サイズの違う、大きい機械などの複数の積荷の場合には、積載重量や貨物の寸法から前後(特に前方向)や左右に隙間が生じるので、その隙間は木材などを使用して、走行中にズレを生じないような対策を施しましょう。コイル・コンクリートパイル・大口径菅などの円形断面の貨物の積み付けについては、積み付けに当たって転動防止のために歯止めを用いないといけません。歯止めの高さは直径の10分の1以上であることが望ましいです。

積み付け、固縛にあたっての注意

積み付け作業は指揮者と十分に打ち合わせし、その指示に従います。特に帰り荷を積む場合には、積荷の確認が大切です。積み付けと固縛に必要な機器を十分に活用し、絶対に作業に手抜きをしないよう心がけてください。荷台上での積み付けと固縛作業中は、常に荷崩れや不慮の自体に備えるとともに、可能な限りクレーンドライバーの視野から外れないよう、積荷と鳥居の間に入ったり、積荷の下に入らないよう注意して作業します。安全帽、安全靴を着用し、安全な姿勢で作業を行なってください。

 
引用参照 鋼材等重量物輸送に携わるプロ運転者・管理者用ガイドブック 改訂版