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トラックドライバー実用知識編「規制と特例」


トラックやトレーラドライバーの皆さん、そしてそのサポートを行っている運行管理の皆さんは、トラックやトレーラが道路を走るときの条件はご存知でしょうか。

大型車が道路を安全に走行するために、いくつかの規制があります。

 

トレーラ連結車の総重量の特例の引上げ

平成15年10月より、安全性を確保しつつ物流を効率化するため、分割可能な貨物(いわゆるバラ積み)の輸送に関して、特殊車両通行許可の許可限度重量の引き上げと基準緩和の認定が受けられるようになりました。

平成15年の規制緩和の内容とは、

 

A.通行条件の規制緩和として

「特殊車両通行許可の許可限度」が引き上げられ、バラ積み輸送する基準緩和セミトレーラについても、連結車両総重量44トンを上限とし、必要な条件(B条件等)を附して通行が許可されるようになりました。

 

B.車両本体の規制緩和として

「基準緩和自動車の認定要領」が変更になり、バラ積み輸送する基準緩和セミトレーラについて、輸送物品の重量に応じ、車両の構造・装置の限界および車両総重量36トンを超えない範囲で、基準緩和の認定が受けられるようになりました。(幅および長さの基準緩和車両は規制緩和の対象になりません。)

 

C.この規制緩和は、バラ積み輸送する特殊車両(特例8車種)に限られます。

 

D.上記の条件を満たし、特殊車両通行許可証の交付を受けることが前提となります。

 

バラ積み輸送に関し特に留意すべき事項

A.最高速度制限を遵守するとともに、カーブ、坂道等道路状況に適応した安全な速度により運行しましょう。

 

B.過積載運行および過労運転の防止の徹底を図りしましょう。

 

C.特に、積載物品の個別の重量、個数、発送伝票を携行すること等により、積載重量を把握できるようにしましょう。

 

D.荷崩れを起こしたり、事故の際に積載物品が散乱することのないよう、貨物の種類に応じ、偏荷重が生じないような積載を行うほか、積載物品の確実な固縛、シート掛け等飛散防止措置を行いましょう。

 

E.日常点検整備および定期点検を確実に実施しましょう。

とくに高速道路を運行する場合には、高速運行を考慮した点検・整備を入念に行うようにしましょう。

 

F.基準緩和の認定に際して付された保安上の制限を遵守するとともに、道路交通法および道路法等関係法令の規定を遵守し、違法な状態で運行することがないようにしましょう。

セミトレーラ連結車には、車両制限令で長さの特例が認められている

・高速自動車国道…………………………………16. 5m

(積載する貨物が被けん引車の車体の前方又は後方にはみ出していないもの)

 

・指定道路、その他の道路………………………… 12m

(これを超える車両は、特殊車両通行許可が必要です。)

 

フルトレーラ連結車の取扱い

平成5年11月の車両制限令の改正で、フルトレーラ連結車についても、積載物の如何にかかわらず、総重量の特例(適用車種)がセミトレーラ連結車と同様に適用されることとなりました。

フルトレーラ連結車についても、平成5年11月の車両制限令の改正で、長さの特例が新設されました。

 

・高速自動車国道…………………………………… 18m

・指定道路、その他の道路………………………… 12m

(これを超える車両は、特殊車両通行許可が必要です。)

 

公共の道路をトラックやトレーラで安全に運送するには、この他にも注意しなければならないことがあります。

規制だけでなく、トラックやトレーラそのものの整備でしたり、ドライバーの皆さんの安全意識でしたり、あるいは荷物の積み付け方なども、「安全運転」を行う際に必要なことのひとつです。

 

引用参考:安全輸送のための積付け・固縛方法

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トラックドライバー実用知識編「高速道路での注意」


トラックやトレーラドライバーの皆さんは、高速道路を使用しますか?

長距離を運送する方ですと、毎日のように高速道路を走っているのでしょうか。

今回は、そんな高速道路での注意事項です。

どのように荷物を積み付けすれば良いのでしょうか?

あるいは走行中にどのような点に気を付けなければならないのでしょうか。

 

高速道路走行での注意事項

荷台の前部に隙間をつくらないようにしてください。

荷台前部にシートやロープ、当て板などの用具を無造作に置いて積荷すると、急ブレーキをかけた場合、積荷は慣性に押されてキャビンの方に崩れてきます。

鋼材、木材等の重量物の場合は緩衝材をしっかり当てるか、または、衝撃に耐えるスタンションや補強枠を準備し、かつ、ロープでしっかり固縛することが必要です。

・平ボデー車では、シート掛けの前または後にロープ等で必ず積荷を固縛しましょう。

幌型やバン・ウイングでも、ラッシングレール等を用いて荷崩れ防止措置をしましょう。

・高速道路等での車間距離は、自動車の速度の数字をメ−トルで表した値が望ましいです。(例えば80km/h のときは80m)

・無理な追越しや割り込みをしないようにしましょう。

・車線変更をするときは、右後方の自動車の動きに十分注意をするとともに、追越し車線へ徐々に移行してください。

 

・横転事故は、カーブの連続で右カーブから左カーブになるS字において、左カーブでの転倒が多いです。

これは、重心の高い荷物を積載した車が、前の車を追い越しする時、右カーブで“追い越し車線”に出て追い越し、左カ−ブで“走行車線”に入ろうとした場合に多く発生しているので、速度のコントロールに注意することが大切です。

二次事故の防止措置

後続事故の防止のため、他の交通の妨げとならないような場所(路肩、空地等)に車両や落下物を移動させましょう。

車両や落下物の移動が困難な場合は、停止表示器材や発煙筒を用いて後続車に事故発生を知らせます。

停車したら、まず停止表示器材を取り出し、車の後方の路上に置きます。

高速道路の場合は、スピードと制動距離の関係を考えて、少なくとも車両の後方50m以上が望ましいです。

車両の直後に置くとハザードの点滅灯に打ち消され、かえって発見されにくいのです。

 

負傷者の救護

出血しているときは、ガーゼやハンカチ、また薄手のゴム手袋などで止血するなど応急手当をしましょう。

むやみに負傷者を動かさないでください(とくに頭部に傷がある場合)。

ただし、後続事故のおそれがある場合、または、高速道路では安全な場所に移動します。

 

現場の警察官への報告

110番等(高速道路等では非常電話1km おきに設置)で次のことを報告し指示を受けます。

とくに、最近携帯電話による事故通報が多いのですが、事故発生場所が確認できず困る場合が増えているので、携帯電話を用いる場合、高速道路ではキロポストを確認し、一般道路では付近の目標物を確認し、その内容を現場の警察官等に通報するようにしましょう。

 

・事故が発生した日時、及び場所

・車種と事故状況

・死傷者の数及び負傷者の負傷の程度(状況)

・物の損壊の程度、積荷の落下、バラマキ等の状況

・事故防止のため講じた措置

 

道路管理者及び運行管理者または事業者への報告

・事故が発生した日時、及び場所

・死傷者の数及び負傷者の負傷の程度(被害者の住所、氏名、年齢)

・車両や積荷の損壊、バラマキの状況

 

事故にあってしまったとき、あるいは事故を目撃した時、トラックやトレーラドライバーの皆さんは適切に対処できるようにしておきましょう。

とくに、通常の車と違い、トラックやトレーラで運ぶ中身は、もしかしたらガスなど取扱いに注意しなければならないものかもしれません。

自身を含め、周囲の安全性を確保できるようにしましょう。

 

引用参考:安全輸送のための積付け・固縛方法

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トラックドライバー実用知識編「走行中の注意」


トラックやトレーラドライバーの皆さんは、多くの荷物を積んで運転していますよね。

その運転時、気を付けていることはありますか?

安全運転はもちろん、トラックやトレーラに積んでいる荷物のことも考えて運転しましょう。

荷締機等の手入れと使用方法

・荷締機(レバーブロック、プーラー、ヒッパラー等)は、フックの回転部分や鎖(チェーン)、ワイヤロープ等に錆が出ないようによごれを落とし、塗油しましょう。

・荷締めをするときレバーにパイプを差し込んだり、足で踏むのは危険なので、絶対にしないでください。

・鎖はねじれたままで使用してはいけません。

固縛した後の荷締機のレバー及び鎖に、振れ止めをしましょう。

 

当て物(クッション材)

ワイヤロープが滑ったり、角に当たって切断するのを防ぐため、また積荷が損傷したり接触したりするのを防ぐため、次の当て物等を使用するようにしましょう。

 

ヤワラ(麻袋、当てゴム、ゴム帯、毛布、布団、すのこ等)、当て金(パイプの半割)、当て板(薄板 )、キャンバー(矢板、くさび)

 

走行中の注意

過大なハンドル操作を避ける

トラックの運転中、ハンドルを切る場合、そのときの走行速度、道路の状態、貨物の積載状態などの条件の変化により、ハンドルの切り方によっては、事故の原因となるので注意が必要です。

 

走行中に過大にハンドルを切ると、積荷は自動車が曲がろうとする方向とは反対の方向に飛び出そうとすします。

自動車の速度が速くなればなるほど、また、ハンドルの切り角が大きくなればなるほど積荷の飛び出そうとする力(=質量×加速度)は大きくなるのです。

車速によってハンドルの切り角に限界があるので、車速が速くなるほど切り角を少なくするなど、十分気をつけましょう。とくに車種を乗り換えた場合には注意が必要です。

 

空車、積車状態によって、過大にハンドルを切ったとき異常走行することがあるので、道路、積荷に応じた速度で走行しましょう。

荷の重心が荷台後方になればなるほど条件が悪くなるので慎重なハンドル操作を必要とします。

車線を変更するに当たっては、後続車や側方車、対向車などの状況をよく確認して過大なハンドルを切らないようにしてください。

とくに高速走行中は、過大にハンドルの切り返しをしないようにしましょう。

急ブレ−キをかけないようにする

積荷を積載し、急ブレーキをかけると、積荷はそのまま前の方に移動しようとします。

その結果、積付け・固縛が不良の場合は、荷崩れを起こし、運転席をつぶしたり、積荷を落下させたりすることがあります。

 

ハンドルを切りながら急ブレーキをかけた場合

・車種が小型になるほど不安定となる。

・同じハンドル切り角であっても、空車の方が回転半径は大きくなり易い。

・車線を変更する際は、後続車や側方車、対向車などの状況を十分に確認し、みだりに急ブレ−キをかけるような運転はしないようにする。

 

空車時、濡れた路面でハンドルを切りながら 急ブレーキをかける場合

・雨などの降り始めは、とくに摩擦抵抗が低下しスピンし易いので、急ブレーキをかけると危険である。

・車種が小型になるほどスピンし易い。標準積載の場合はスピンしにくいが、旋回しきれず回転半径が過大になることがある。

・とくに4トン以上のトラックは空車走行時に急ブレ−キをかけると後輪がロックし易く、路面との接触を断続的に失うため、それだけ制動距離が長くなる。

 

走行途中で固縛状態を必ず点検する

走行中、道路の状況、運転操作などにより積荷は常に移動するので固縛ロ−プや当て物等がゆるむことがあります。

このため荷崩れを起こしたり、落下事故を発生させたりするので、十分注意しましょう。

 

注意事項

・荷崩れしやすい積荷は、積載して出発後わずかな走行でロ−プがゆるむ場合があるので点検する。

・高速道路では2時間(以内)走行ごとに、安全な場所(サ−ビスエリア、パ−キングエリア等)に車を停めて、固縛状況をよく点検する。

・一般道路では4時間(以内)走行ごとに、安全な場所に停車して固縛状態を点検する。

 

荷崩れしやすい荷物はもちろん、そうでない荷物も、なんらかの衝撃を受けないように、安全運転で運搬するようにしましょう。

 

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トラックドライバー実用知識編「積み付け方法2」


荷崩れをしない方法のひとつに、固縛の仕方が挙げられます。

固縛にはいくつかの機器を使用します。

皆さんはどのような固縛機器を使っていますか?

よく使用する機器があれば、初心に帰って確認しておきましょう。

 

固縛に関する禁止事項

固縛機器の破損・はずれ等を防止するため荷台のロープフックや外枠の下部に荷締機のフック等を直接かけないでください。

必ず補助ワイヤロープまたは環を使用しましょう。

 

積荷を保護するため、当て物を使用し、積荷には直接ロープや荷締機を当ててはいけません。

また、積荷の角張った箇所には直接ロープを当てないでください。

また、積荷に取付けられた金具が角張っている場合は、ワイヤロープを直接掛けないでください。必ずシャックルを介して固縛しましょう。

積荷とワイヤロープとの張り角度を大きくしないでください。なるべく45°以内にしましょう。

ワイヤロープは、出来る限り結んで使用しないようにしましょう。ワイヤロープを結んだり、引っ掛けて使用すると強度は約半分になります。

固縛箇所で積荷とあおりとの間に隙間のある場合は、これをそのままにして固縛しないでください。必ず木材で隙間をうめましょう。

 

積付け・固縛機器取扱いの注意

積荷を積載して固縛する場合は、使用する機器の能力や安全性を十分に知って正しく使用しましょう。

特に、合繊ロープ、ワイヤロープや荷締機(商品名:レバーブロック、プーラー、ヒッパラー、ラッシングべルト等)は、とがったものに直接当てたり、よじれたまま使用しないでください。

 

合繊ロープの種類・太さ別安全荷重

合繊ロープの強度は、太さ(径)だけでは判断できません。

同じ径であっても柔らかでボリュームだけあって強度の低い合繊ロープもあるので、単位あたり重量が規格以上あるかを確認することが重要です。

 

走行時の振動によるロープの張力低下

貨物を積載して走行すると車体の振動により、積荷自体も振動して、

・ロ−プの結び目が固くなる。

・積込み時にあった積荷と積荷の隙間が詰められたり、逆に開いたりする。

等のことから、ロ−プの張力は約40〜50%減少します。

 

合繊ロープ使用時の注意

合繊ロープはワイヤロープに比べて科学的、物理的に影響を受け易く、また『ヨリ』がもどった場合の強度低下が大きいから注意しましょう。

ゆっくり引っ張っても切れぬ合繊ロープもゆるめて置いて急に引っ張るとたやすく切れ易いです。

鋭い角のある物体に合繊ロープを掛けて力を加えると、外側の繊維は大きな伸びを必要とし切れ易くなります。できれば鈍角になるような物を当てがうようにしましょう。

雑貨などに合繊ロープを掛ける場合は、足元に注意し、ロープが重なったりよじれたり、または外れないように注意します。

合繊ロープを外す時は、荷物の安定を確かめてからゆるめましょう。引き抜く時は、無理をしないようにしましょう。よじれはすぐなおしておきましょう。

 

合繊ロープ使用後の手入れ

常に乾燥しておき、次の作業に最良の状態で使用できるようにしましょう。

濡れた合繊ロープは日陰で乾かします。もし濡れたままだと『カビ』等を生じて早く腐食します。

汚れた合繊ロープはきれいにしてください。

真水で洗いよく陰干しして保管しましょう。汚れたままだと撚り糸(ストランド)や繊維を傷めます。

酸性、アルカリ性のものは合繊ロープには禁物です。

バッテリ液、洗剤、ペイント等も同様です。

 

固縛のための機器は、取扱いに十分注意しなくてはなりません。

使い方を誤れば、その効果は半分以下、もしくはマイナスになるということも考えられます。

正しい使い方ができるようにひとつひとつ作業していきましょう。

 

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トラックドライバー実用知識編「積み付け方法」


荷崩れをしない、させないためにはどのような方法が有効でしょうか。

ひとつは積み付け方が大切であると言えます。

では、どのような積み付け方が良いのでしょうか?

荷崩れしにくい積付け方法

積付けをきちんとやらないと、走行中の車両に加わる振動・衝撃により、積荷が移動・変形し、積荷とロープ掛けの間で隙間が生じます。

その結果、ロープ掛けがゆるみ、あるいはロープ掛けをしていない場合と同じ状態になり、荷崩れの範囲がさらに拡がることになります。

したがって、積付けの仕方は、ロープ掛けの効果を保持するために、ぜひ知っておくと同時に必ず実行しなければなりません。

 

カートン・木箱等の数物の雑貨の場合

・前後左右の隙間をなるべく小さくするように、前方から整然と緊密に積付けましょう。

 

・“天地無用”等の荷扱い指示マークに従って積付け、その貨物に適した荷扱器具を使用し、手鉤等は使用しないようにしましょう。

 

・積み重ねる場合は、その貨物の外部包装が上積みする貨物の重量に十分耐えるものであることを確認(留意)しましょう。

また、上積貨物の重量により変形するおそれのある場合は、中間にベニヤ板をはさんで重量の分散を図ると良いです。

 

・同一寸法のカートン・木箱貨物を積付けるときは、積重ねる段ごとに配列のパターンを変えて積付けるようにしましょう。

最近は倉庫保管とトラック積卸しの効率化のために、数物雑貨については大部分パレット積みされていますが、パレット積みの場合の荷崩れしにくい積付け方として、ピンホール積みやレンガ積みの方法が一般化しています。

 

・カートン箱を積み重ねた場合の上下間の摩擦係数は、実験結果によると0.2〜0.4の範囲でやや滑り易いので、高く積上げる(多段積)場合は、中段にダンボール紙をはさみ込むと、カートンの圧損や変形も減り、横滑りに対する抵抗力も増えて荷崩れしにくくなります。

各種の貨物を混載する場合

・軽い貨物の上に重い貨物を積み重ねないようにしましょう。

・鋭い角や突出物を持つ貨物は、他の貨物を損傷しないように当て物をして保護してください。

 

1個当たり重量の大きい各種機械、鉄鋼製品や長尺物の場合

・重量貨物は集中荷重・偏心荷重になりがちなので、積付けに当っては重量配分について十分考慮することが必要です。

・積荷全体を総合した総合重心の位置は、トラックの荷台の前後・左右の両者の中心位置になるべく近いことが望ましいので、とくに、重量の重い機械製品や不整形の加工物等を数個積合せる場合は、荷台中心に積荷の総合重心が近づくように積付けましょう。

 

・積載重量や貨物の寸法から、前後(とくに前方向)や左右に隙間が生じるタイプもあるので、その隙間は木材等を使用して、走行中にズレを生じないような対策を施しましょう。

 

コイル・コンクリートパイル・大口径管等円形断面の貨物については、積付けに当っては転動防止のために歯止めを用いなければいけませんが、歯止めの高さは直径の1/10 以上とすることが望ましいです。

 

積付けにあたっての注意

・積付け作業は指揮者と十分打合せをし、その指示に従いましょう。

・とくに帰り荷を積む場合には、積荷の確認が大切です。

・積付け・固縛には必要な機器を十分に活用し、絶対に手抜きをしてはいけません。

・荷台上での積付け・固縛作業中は、常に荷崩れや不慮の事態に備えるとともに、可能な限りクレーン運転士の視野内(積荷の影に入らない。)で、かつ安全な姿勢で行いましょう。

・高所(地上高2m以上)で作業をするときは、梯子・踏台等を用いて安全な位置・姿勢で行いましょう。

・転がり易い積荷には、歯(輪)止め、スタンションを用います。

・前後、左右に空間が生じる場合は、止め木等を用い、荷ずれを防止します。

・積荷の長さが5m以上の場合は、少なくとも前後と中間の3点(6箇所)を固縛しましょう。

・積荷によっては雨水にぬれるのを防ぐためにシートを掛け、雨水が吹き込まないように注意します。

・走行中にシートがふくらんだり、はがれないように十分固縛します。

なお、シート掛けのみでは固縛効果は小さいので、必ずシート掛けの前またはシート掛け後に荷崩れ防止のためロープ掛け等の固縛をしてください。

 

荷崩れを経験したトラックドライバー、トレーラドライバーの方はいらっしゃるでしょうか。

原因はさまざまかもしれませんが、今後、荷崩れを経験しないよう、積み付け方にも気を配っていきましょう。

 

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トラックドライバー実用知識編「荷崩れの原因2」


前回、荷崩れを起こさないためには、安全運転を心がけることが大切、というおはなしをしました。

では荷崩れはどのような状況で起こってしまうのでしょうか。

具体的に確認していきましょう。

 

荷崩れの発生状況

走行中に荷崩れの発生する原因は、道路走行中に路面の凹凸からくる振動・衝撃、急制動や急発進などの急激な運転操作からくる衝撃、およびカーブや曲り角における急旋回時の遠心加速度です。

 

一方、このような振動・衝撃を受けて生ずる荷崩れの発生状況を分類すると、

・横滑りによる荷崩れの発生

・積付けの形が崩れることによる荷崩れの発生

・転倒による荷崩れの発生

の三つに大別されます。

 

横滑り(前後または左右)による荷崩れの発生

数物のカートン貨物では、積載効率を上げるために当然積み重ね段数を多くしなければなりません。

中身の重量がある程度重い場合は、カートンのたてよこの配列を各段ごとに変えることによって、上下のカートンが僅かにくいこんで横滑りに対する抵抗力が増し滑りにくくなりますが、軽いカートンどうしや、正方形のカートンの場合は、摩擦係数が低いため、側面あおりやロープ掛けなどにより横滑りを防ぐ対策が施されていないと、長いS字カーブや曲り角での旋回時に遠心力により横滑りして荷崩れを発生し易いのです。

 

また、コイル等の鋼製品・鉄板類・工作機械などの裸貨物の場合も、十分な強度を持った固縛を施していないと、急制動時の衝撃やカーブ走行時の遠心力により横滑りを発生し、運転席を押しつぶしたり、車体外へ積荷が落下し、交通渋滞のみならず通行人や他の車両を巻き込んだ大きな事故に結びつくことになります。

とくに、カーブ走行中や曲り角で不意に人・自転車・車などが飛び出してきたので、旋回しながら急ブレーキを掛けたときに、固縛強度の不足でワイヤロープが切れ、積荷が路上に落下した事故例は多いです。

積付けの形が崩れることによる荷崩れの発生

これは、生野菜、果物などをカートンではなく、合成樹脂や竹製のカゴに入れて積付けた場合や、まれに生野菜を裸のまま積重ねて積付ける場合等ですが、このように積荷そのものが積付け(積重ね)に対する外装強度を持っていない場合は、積荷の荷崩れを積付けの仕方とロープ掛けで防ぐことは不可能に近く、積載場所全体を外装容器とすること、すなわち、深あおり車や密閉バン車を使用するか、ボックスパレット等を利用せざるを得ません。

 

また、カートンや木箱などは中身の貨物の破損を含めて、下段の貨物が重圧により変形し、荷崩れを生じることがまれに起きるので、積付け時にカートンの変形・木箱の損傷状況に注意することが必要です。

 

別の例としては、木材、コンクリートパイルや円管等で径の大きい貨物の場合は、ロープ等による固縛強度(固縛個所数×ロープ強度)が不足していると、カーブ走行や曲り角での旋回時等に遠心力によりロープのゆるみが大きくなり、積付けが崩れることにより、ロープが切断されることがあるので、このような貨物については、三角形の歯止めとワイヤロープによる固縛あるいは荷台両側面でのスタンションの使用が有効です。

 

転倒による荷崩れの発生

背の高い積荷の場合は、当然重心位置が高いので、急ブレーキの場合やカーブ走行・曲り角での急旋回時等において、積荷が転倒するおそれがあります。

転倒を防止する方法としては、ロープ掛けの強度(固縛個所数×ロープの太さ)を一般的な貨物の場合より大きくする方法と、転倒しにくいように転倒するときの回転の支点を台木、スタンション等を用いて上方にずらす方法があります。

 

以上のように、荷崩れが起こってしまうのには原因があります。

原因をよく考え、荷崩れしないように対応していきましょう。

 

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トラックドライバー実用知識編「荷崩れの原因1」


トラックドライバー、トレーラドライバーの皆さんは、荷物を運ぶ時にどのような積み付けを行っていますか?

しっかりとした積み付けは、荷崩れを防止しますが、ではどうして荷崩れは起こってしまうのでしょうか。

 

荷崩れはなぜ起きるのでしょうか。

トラック(以下、トレ−ラを含む)の走行は、“地震の連続発生”のようなものです。

トラックの積荷に加わる振動・衝撃を“地震の震度”に例えると、

「出発。前後左右の安全を確認し、静かにアクセルを踏み込む。」

それでも積荷の立場からみると、“震度2の軽震”にあったようなものであり、これが乱暴に急発進した場合は、“震度7の激震”におそわれたことになります。

 

トラックが走り出すと、積荷は絶えず大小の地震に見舞われることになります。

舗装の良い道路であれば“震度2の軽震”程度の上下動。

道路工事中の段差、橋と両岸の土床との継ぎ目、マンホールのふたの乗り越え等の道路の凹凸は、積荷には“震度4の中震〜震度7の激震”となって上下方向にゆさぶられるのです。

次に、左から右にカーブしているS字型の長い下り坂。

カーブはきついが見通しは良いのでついスピードが出てしまいますよね。

たとえば、曲線半径100mの左に曲がるカーブを速度50km/h で走った場合、積荷は右側方向に引張られる力(遠心力)を受け、その力の強さは“震度5の強震”に相当します。

また、同じ100mのカーブを速度60km/h で走った場合に積荷に加わる遠心力は、“震度6の烈震”に相当します。

市街地に入って、信号待ちで停車。通常のブレーキ動作であれば“震度2の軽震”程度。ちょっと、ぼやっとしてブレーキを踏む時期がおくれると、“震度4の中震”となります。

そして、曲り角、駐車車両の陰から子どもや自転車の飛出しで“危ないっ!”と、急ブレーキを踏んだ時に積荷の受ける衝撃は、“震度7の激震”以上であり、積荷は車の前方に強く押し出されるのです。

 

以上述べたように、積荷の身になると、トラックの走行中には大小の地震が連続して押し寄せてくるのと同じ状況に置かれています。

地震とトラック走行中の振動・衝撃との違い

地震と走行中の振動・衝撃とを同一視することは難しく、事実、両者の違いをあげると、振動の周期と振動の方向性の二点で異なっています。

 

トラックの走行中に発生する振動・衝撃の方向は、路面の凹凸からくる上下動と、加速・減速・ブレーキによる前後動、それにカーブ走行時の遠心力による左右動と、これらがすべて重複して積荷に加わってきます。

とくに、走行中の上下方向の振動は、積荷とトラックの床面の間や、積荷どうしの滑りに対する抵抗力を低下させるので、走行中の積荷は静止時にくらべて非常に荷崩れし易くなります。

 

積荷の荷崩れ防止は、地震時の家具類の転倒防止と共通

一般的に、いつどのくらいの大きさの地震が発生するのかを予知することは、非常にむずかしいですよね。

しかし、トラックの積荷の立場で考えてみれば、走行中に連続して地震に遭遇することは、明白な事実であり、その大きさも予測できています。

したがって、走行中は必ず大小の地震に遭遇するのであるから、それによって生じるであろう荷崩れを防止する対策は絶対に必要なのです。

 

荷崩れを防ぐには

・貨物の積付け

・貨物の固縛

・運転方法

の三つが組み合わされて実行されなければ効果は上がりません。

 

前述したように、トラック走行中には、いつも震度4以上の地震におそわれることになるので、積付けをきちんとしただけでは荷崩れを防止できません。

また、出発前にいかにしっかりロープ等で固縛しても、積付けのやり方が悪いと、走行中の振動・衝撃で積荷の移動・変形により隙間を生じ、ロープにゆるみが出て、これがさらに荷崩れを誘発することになります。

したがって、積付けも固縛も荷崩れ防止の重要ポイントです。

 

次に、運転方法も重要な要素です。

走行中に大小の地震に遭遇することは避けられないとしても、急ブレーキ、急発進、急旋回走行等の回数が多ければ多いほど、それによって積荷の変形、固縛のゆるみ等も増大され、荷崩れ発生につながってきます。

 

荷崩れを起こさないためには、安全運転を心がけることが大切ですね。

積み付けをしっかり行い、余裕をもってトラックやトレーラを運転しましょう。

 

引用参考:安全輸送のための積付け・固縛方法

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トラックドライバー基礎編「健康」


トラックやトレーラドライバーの皆さんは、健康のために行っていることはありますか?

健康管理は、日常生活だけでなく、仕事を問題なく遂行するためにも必要なことです。

今の日常生活を見直しながら、より健康になるよう努めていきましょう。

 

健康保持と増進

安全運転を実施する上で、心身の状態はきわめて影響の大きい要素です。

なぜなら、トラックの運転業務においては、とっさの判断への対応や業務の遂行を行わなければならない時があるからです。

 

ドライバーにとって重要な健康保持

認知、判断、行動などが、すべてドライバー1人に委ねられます。(単独作業)

走行中は気を休めることができず、たとえ難しい状況下にあっても継続して対処することが必要となります。(連続作業)

とっさの判断が必要となる場面や緊急時などに、 即時に冷静かつ適切な判断をすることが必要となります。(即時対応が必要)

運転中は常に運転席に座り、消費カロリーの少ない作業が多い反面、姿勢を変えることができない状態が続きます。(定姿勢作業)

規則的な日常生活

心身の健全を保つと同時に、プロドライバーとして規則的な生活を心掛けることは大切なことです。

 

心掛けておきたいこと

・夜更かしなどはしない。

・食事は規則正しくとる。

・安らぎの場を持つ。

・悩みごとは早めに解決する。

・疲労が残らない適度な運動をする。

・気分転換できる趣味を持つ。

・気持ちにゆとりを持つ。

・イライラした感情を持たない。

 

健康診断の受診

プロドライバーにとって、健康状態を健全に保持することは極めて大切ですが、本人が知らないうちに不調になっていくケースもあります。

これを予防するために、普段から健康に関心を持ち、定期的な健康診断や健康相談などに積極的に参加すると同時に、診断結果を参考に健康に留意することは重要です。

 

運転適性診断の受診

「車に乗ると性格が変わる」など、運転にはその人の人柄が表れるといわれます。

運転適性診断を受けて、その診断結果を活用することは大切です。

心身機能は年齢とともに低下するものなので、運転適性診断は、3年に一度は受診することが望ましいです。

疲労が与える影響

疲れた状態でハンドルを握ると、運転に悪影響を与え、事故の大きな原因になります。

 

疲労が運転に与える影響

意識水準が低下して漫然とした状態となり、注意力や判断力が低下し、見落としや見誤りが増えます。

ハンドルやブレーキ操作などが雑になり、正確さが欠けるようになります。

また、反応も鈍くなるため、動作が遅れがちになります。

疲れると意識がぼんやりとしたり眠くなったりします。

イライラしたり怒りっぽくなり、荒っぽい運転になりやすくなります。

 

疲労防止のための運転中の留意点

疲れを感じる前に休みましょう。

運転中に疲れを感じあわてて休憩をとるよりも、 疲れが出ないような運転を心がけ、疲れを感じる前に、早めに休憩をとるようにすることが大切です。

休憩時には、軽い体操や車両の点検などを行い、体を動かすようにしましょう。

 

長時間の連続運転をしないでください。

長時間の連続運転は、疲労や過労の大きな原因になります。

4時間を超えて連続運転をしないでください。

安全のためには、2時間に1回、10分以上の休憩をとることが大切です。

 

無謀な運転をしてはいけません。

スピードの出し過ぎや無理な追越しなどの無謀な運転をしないでください。

イライラ運転は疲労を早める原因になります。

常に余裕のある気持ちで運転することが大切です。

 

疲労防止のための日常生活での留意点

疲労の原因は、運転作業だけでなく、日常生活にあるケースも少なくありません。

プロドライバーであれば、常に次回の乗務を考えて、疲労を持ち越さないような生活を心がけなければなりません。

 

日常生活での留意点

・できるだけ一定の時間に床につき、十分な睡眠(最低7時間~8時間)をとる。

・バランスの良い食事を規則正しくとり、夜ふかしをしない。

・ふだんから、できるだけ体を動かすようにする。ただし、過度な運動は疲労の原因となるのでしない。

・休日などには、仕事を離れ、趣味などを積極的に活かし、ストレス解消を図る。

・定期健康診断を必ず受け、疾病など早期発見に努める。

・中高年ドライバーは、加齢による視力などの心身機能の低下に注意する。

 

日常生活で見直すべき点は見つかりましたか?

健康は、仕事のみならずプライベートにも影響します。

できることから少しずつ健康促進に努めましょう。

 

引用参考:トラックドライバーとしての心構え

 

トラックドライバー基礎編「日常点検」


プロのトラックやトレーラドライバーの皆さんは、適切な日常点検を行っているかと思います。

その実際の行動を、ぜひ新人のドライバーの方へも教えてあげてくださいね。

しかしまずは、知識面を確認しておきましょう。

 

日常点検の励行

安全な運行と確実な輸送を行うためには、車両が万全な状態にあることが基本条件で、そのためには運行前の日常点検は欠かせません。

もしそれを怠れば、車両故障ばかりでなく、それを引き金とした事故の発生や火災による車両や積荷の焼失を招くことがあるのです。

このことをしっかり認識し、運行開始前には必ず日常点検を実施することが大切です。

 

点検整備を怠るとこうなります

①路上故障の発生や思わぬ事故を引き起こします。

②臨時整備費の発生、燃費低下などのコスト面の負担を増やします。

③納期遅れ、積荷の破損など取引先への業務の信用失墜につながります。

④排ガス濃度の上昇、黒煙排出など環境悪化を招き、トラック運送業界の社会的評価を低下させます。

⑤トラックのイメージや運送業界の社会的評価を低下させます。

 

日常点検の順序

日常点検は、効率の良い方法で行えば、決して面倒なものではありません。

次の順序で実施するようにしましょう。

 

・前日までの異状箇所をチェック

・タイヤの空気圧をチェック

・タイヤの亀裂・損傷・異状摩耗をチェック

・タイヤの溝の深さをチェック

・ディスク・ホイールの取付状態をチェック(車両総重量8トン以上の大型トラックのみ)

・冷却水量をチェック

・ブレーキ液量をチェック

・エンジン・オイル量をチェック

・バッテリ液量をチェック

・エア・タンクの凝水をチェック

・ファン・ベルトの張り・損傷をチェック

・パーキング・ブレーキ・レバーの引きしろをチェック

・ウインド・ウォッシャの液量、噴射状態をチェック

・ワイパーの拭き取り状態をチェック

・エンジンのかかり具合・異音をチェック

・エンジンの低速・加速の状態をチェック

・空気圧の上昇具合をチェック

・ランプ類の点灯・点滅、汚れ、損傷状態をチェック

・ブレーキ・ペダルの踏みしろ・効き具合をチェック

・ブレーキ・バルブからの異音をチェック

・ブレーキ・チャンバのロッドのストロークをチェック

・ブレーキ・ドラムとライニングとのすき間をチェック

交通ルールの遵守

「信頼性の原則」の基礎は交通ルールにあります。

「信号が赤になれば停止する。左の合図を出せば左折または左への進路変更をする。」

そういった信頼があるからこそ、安全で円滑な走行が可能なのです。

交通ルールを守ることは、自分の安全を守ることなのです。

 

交通ルールは最小限の規則

道路を安全・円滑に通行するための最小限の規則が交通ルールであり、これを守ることは、事故を起こさず安全な運転をするための基本です。

 

交通ルールを守るのがプロドライバー

プロドライバーは交通ルールを正確に理解し、率先してルールを守った運転をしなければなりません。

 

その他乗務員の遵守事項

酒気を帯びて乗務してはいけません。

偏荷重が生じないように積載するとともに、荷崩れなどを防止するためロープやシート掛けなどの措置をとるようにしましょう。

過積載をした車両に乗務しないでください。

踏切内で運行不能となったときは、速やかに適切な防護措置をとりましょう。

 

交通ルールは、誰もが守らなくてはならないルールです。

ちょっとした気の緩みが事故に繋がることもあります。

しっかりと交通ルールを守って運転しましょう。

 

引用参考:トラックドライバーとしての心構え

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トラックドライバー基礎編3


トラックやトレーラドライバーの皆さんは、荷主や配送先の方と直接顔を合わせますよね。

さらに、トラックやトレーラに乗車しているときは、一般の歩行者やドライバーなどともすれ違います。

これはドライバーの皆さんだけでなく、社会で働くほとんどの方に当てはまるかと思います。

だからこそ、お互いに相手を不快にさせないようマナーを守らなくてはなりません。

 

輸送の品質アップにつながる接遇マナー

輸送の基本は、「安全・確実・迅速」に荷物を運ぶことですが、最近は輸送の高品質化が一層求められています。

相手先に好感を与え、信頼と安心を得るような「接遇マナー」を身につけ輸送の品質アップをはかることは、プロドライバーの大切な条件の一つです。

 

ドライバーは会社の顔

ドライバーは、直接荷主や配送先の人と個人としてだけではなく、自分の勤務する「○○運送」を代表する「顔」として接しているのです。

 

ドライバーは荷主の代理人

配送先に対するドライバーの応対や態度が悪いと、荷主の信用も失い、取引が中止になることさえあります。

ドライバーは荷主に代わって配送していることをしっかりと認識し、誠意をもって配送先と接し好印象を与えることが大切です。

 

接遇マナーの基本

必ず「あいさつ」をしましょう。

ドライバーと荷主や配送先の人との「かかわり」は、あいさつから始まります。

あいさつは、良い人間関係を築く上での基本です。

相手と接した時には、明るい声で必ずあいさつをするのを忘れないようにしましょう。

 

感じの良い話し方をする

言葉を飾り立て敬語を多用することが、必ずしも好感をもたれるとは限りません。

明るさを第一に心がけ、誠実で心の通った言い方であれば、相手の心を動かし、言葉や表現が足りなくても相手に理解され、物事はスムーズに進むのです。

 

清潔感のあるキチンとした服装をする

服装はその人の人柄や仕事に対する気力、心構えを表すものです。

だらしのない服装は、「この人に荷物をまかせて大丈夫?」と不安感を与え、ドライバーだけでなく輸送そのものにも大きなマイナスとなります。

常に清潔感のあるキチンとした服装を心がけることが必要です。

乗務前後の点呼

乗務の開始前と終了後には必ず点呼を受け、報告事項を正確に点呼執行者に伝えましょう。

また、乗務開始前及び乗務終了後の点呼のいずれもが対面で実施できない場合は、運行途中で電話等により点呼(中間点呼)を受けてください。

 

乗務開始前の点呼

疾病、疲労その他の理由により安全な運転ができないおそれの有無の申告をしましょう。

運行前の点検の実施又はその確認を行いましょう。

 

乗務終了後の点呼

乗務に係る自動車や道路状況の通告をしましょう。

他の運転者と交替した場合には、それまでの自動車や道路状況の通告をしましょう。

 

運行途中での中間点呼

疾病、疲労その他の理由により、安全な運転ができないおそれの有無を申告しましょう。

 

乗務等の記録

ドライバーは乗務のつど、氏名や自動車のナンバー、乗務の開始や終了の地点や場所などについて記録をしなければなりません。

 

・氏名

・運転交替地点と日時

・自動車のナンバー

・休憩や睡眠をした地点と日時

・乗務開始や終了地点と日時

・大型車の場合は貨物の積載状況

・主な経過地点

・事故、著しい運行の遅延等の有無とその概要、原因

・乗務距離

・運行途中に、運行指示書の携行が必要な乗務を行うことになった場合には、その指示内容

 

運行記録計による記録

車両によっては、運行記録計の取付けを義務付けられている車両もあり、その場合には、運行記録計によって運行データを記録することが必要になります。

運行記録計は、自動車の瞬間速度、運行距離及び時間などを記録するものです。

 

マナーもルールも、点呼も、皆さんがお互いにきちんと仕事をするために必要なことですよね。

社会の一員としてしっかりと対応できるようにしていきましょう。

 

引用参考:トラックドライバーとしての心構え

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